砂川市にある岩田書店さんの社長さんがやっている「一万円選書」というのをご存じだろうか?
カルテと呼ばれるアンケートに答えると、社長さんが一人で、
依頼者のために一万円分の本を選んでくれるというサービスです。
私、歳をとってから、読書をするのに挑戦というものをしなくなった。
自分の好奇心をくすぐってくれる、読みやすそうな、そんな本を選んでいる。
学生時代なら、勉強のためいやいやでも興味の薄い本を読み切ることをしたが、
この頃ではそんなこともない。
好きそうな本を好きなだけ読んでいる。
本屋さんの棚には、本当にたくさんの本が並んでいるのに、自分が向かう先はいつも同じで、
いつも似たような本を選んでいると感じている。
私なら絶対選ばないであろう本の中にも、きっと面白いと感じる本があるはずなのだ。
そこを手伝ってくれるという!!
もうわくわくした。
ワクワクしたが、私が知りえたということは全国の人が注目しているということで、
どうやって申し込むのかわかったときには、もう年に何回かの応募の時期に抽選でという状況でありまして、
年配の社長さんはその後も何度かテレビでお見かけし、
一人一人の本を丁寧に丁寧に選んで、とても大変な日々を過ごしていらっしゃるようだ。
重労働だという本屋仕事、体が続く限りと言われているのを聞いて、
あきらめずに応募してみることにしたのが2年ほど前のことだと思う。
気にかけて、気にかけて、応募がかかると申し込んで、
一度の募集に2000~3000人の申し込みがあるようだ。
簡単にはいかないけれど、選んでもらいたいと思いながら、何度か応募したが
より良い返事はもらえなかった!
それでもあきらめずに、このたびの募集にも応募した!
じゃああああああん!当選!!の連絡が来ました!!
当たった!と大喜びしたら、クールな旦那さんは「もらえるの?」などと、
とんでもないこと言って、ほんと!ここら辺の価値観が微妙に違うのよねえ…と
思っているが、あいつは置いといて、本当にワクワクしている。
カルテと言っても、簡単な問いかけだった。
これまで読んだ本の中から、印象に残っているベスト20冊をこたえてください。
それだけなのです。
それだけなのですが、いざ選ぼうと思うと、なかなかこれが難しい。
10冊ならすぐなのですが、20冊…ああ、どうしよう?あれもよかった!これもよかった!
これを選ぶのならあれも…あれ、漫画や、童話もいいんだよな?
この頃読んだ本と、若いころの読んだ本では印象が全然違う…
と、今あれやこれやと思い悩んでいる。
それでもとても、とっても楽しみにしている。
どんな本を選んでくれるのだろう?
本を選んでもらえたらまたお知らせしたい!