読んだ本の整理のために使っている「読書メーター」の機能の中に、
相性というのがある。
沢山いる読書家さんの中で、私が読み終わって登録したものと比べて相性のよさそうな人を選び出してくれる。
この機能は結構楽しみで、書店や図書館では目に留まらない本に出会ったりするので、
相性アップのお知らせでどれどれと飛んで見に行く。
ところがだ。
10人選んでくれるのだが、私との相性1位の人が気に食わない状況が起こった。
それはどうしてか。
徐々に上がっていった相性の割合が、100パーセントを軽く超えて200パーセントも越え、
お知らせが届くたびに上がっていくのだ。
200パーセントを超える相性って何?
もしかしたら、私は旦那と別れてこの人と再婚した方がいいのではなかろうか?
まあ、それはそれでご縁だからそういうわけにもいかないが、
気になったのが、この人の本の読み方。
とにかくいろいろな本を横に並べて、毎日それぞれ少しずつ読み進んでいくようで、
その数が5冊10冊の数ではないという事。
その読み方は、私には読書とはおもえない物だった。
1か月ほど我慢したが、開けるたびに自分と新しい本との出会いを奪っているこの200パーセントの人に
だんだん腹が立ってきてしまった。
やんわりとお願いメールを読書メーターに送ったが、
状況が変わらなかったので、今度は「こいつをどかしてくれ」と強い口調で送った。
メールを送って2日。一番上に居た200パーセントの相性の人が消えた。
ホッとした。
ホッとしたので。愚痴っている。
読書というのは、量を競うものではないと私は考えている。
結果として量がたまるものであって、読んだことによって自分の中にあふれる思いが大切なのではないだろうか。