先延ばしにしていた「お仕事再開」に、変化が訪れた。
ぐずぐずと事務所に連絡を入れられないでいた私。
お仕事・・・・・ヘルパーという仕事は「気遣い」が商品。
技能も必要だが、何より心配りが一番必要なもの。
人に寄り添う・・・これがなんとも難しい仕事だ。
昨年お休みをいただく前は、私はどれほど通っても“緊張の嵐”だった。
きりきりぴりぴり、終わって玄関のドアを閉めると、本当にほっとした。
その緊張がつらくて、でもここでやめるという決断もできずにずるずるとしていた。
そんな子どもっぽい状況にいた私に事務所から先月半ばに
「どんな具合だい?」 と電話をもらった。
申し訳なくて火が出るほどだった。
自分から連絡しなかったことに、もうこれはやめたほうがいいと決め、話をしに飛んで行った。
春先に受けた人間ドッグで、あっちこっち要検、精検がつき、
いろいろ思うように体が動かない“感じ”がしていたことも大きかった。
それも含めて話をした。
いろいろ経緯を話したら、話を聞いてくれた主任が呑み込むように
「週に三日くらいでいいから、仕事しないかい?
家に引っ込んでいるから、いけないと思うよ。
あなたが帰ってきたかい?と言っている人もいるんだから、ぼちぼちやってみようよ。
ダメだったら、その時やめればいいじゃない?」
経験もそれほどあるわけでなく、それほど能力にたけているわけでなく、
何よりもまず年齢で落とされる年ごろになって、
そんな働き方でも許されるありがたさに感謝しかない・・と思った。
再開できないと思った気持ちと同じくらい、
ここでやめたら、来年の今頃はなんでやめただろうと絶対に後悔するとも思っていた。
なのでその言葉に甘えて、ゆっくり、少しずつ、休み休み仕事を再開した。
そして、改めて再開したら・・・・・ちょっと自分の変化に驚いている。
そのことは、また別に更新しようと思う。