日々のこと

可もなく不可もなく

『ミーナの行進』-小川 洋子-

2010-11-29 11:01:16 | 映画DVD&本

主人公「朋子」の従姉妹「美奈子(ミーナ)」が、喘息の持病があるため、カバ(こびとカバ)に乗って小学校へ通学している。これがタイトルの所以なんですね。

母親と二人暮しの朋子が、中学1年生の4月から一年間伯母の家で暮らすことになる。ミーナのお祖母さんはドイツからお嫁に来ており、お父さんはハーフでミーナはクォーター。
会社経営をしているその家は、素敵な洋館でドイツ風な暮らしぶり。そこでの朋子は、ちょっと現実離れしたステキな生活を体験する。

ドイツ人のローザお祖母さん→ミュンヘンオリンピック→「ミュンヘンオリンピック事件」が起き、イスラエル選手9人が人質、そして犠牲に→ローザお祖母さんの両親姉妹が全員ヒトラーの犠牲になっている・・・という繋がり。
また、伯父さんが大事な時は在宅しているが、普段は帰宅してこない?それが、何でもないことから朋子が、伯父さんが会社から帰っていく場所を突き止めてしまう。

日常的に様々な事が起こるが(どこの家庭にもある事)、それによって誰を責める訳でもなく、それぞれの役割や心模様が淡々と描写されている。
俗に『喧嘩するほど仲が良い』と言うけど、この家族のようであれば、いじめや虐待など避けていける大人の社会が実現するのではないかな!


小川洋子さんの本は、暴力や意地悪などがなくて安心して読めるし、大人の絵本のような世界に連れて行ってくれる。
読み終わって、楽しい気分の余韻と同時に読み終わってしまってさみしくなる。次は『博士の数式・・』を読みたいな。
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養老渓谷もみじ狩り

2010-11-28 15:05:14 | お出かけ
またまた、日帰りバスツアー
アクアライン→海ほたる→海鮮バーベキュー→養老渓谷(もみじ狩り)→東京ドイツ村(イルミネーション)
帰宅が22時でした(疲れた)



















写真日記でした
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秋の落ち葉

2010-11-25 22:53:34 | 自習作品
Fー6 透明水彩

昨日、ゴルフ場で拾った落ち葉(もみじが無い事に気付いた・・)

新聞に広げたので、新聞の文字も描き込もうと思ったけれど、今のところちょっと手に負えません。

葉が完全に乾いたら、コラージュしてみようかな・・・と考えている。
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ゴルフ場も秋盛り

2010-11-24 20:42:09 | ゴルフと仲間のこと
メンバーコースのOKCCへ
Uさんと2人でのプレイ。祭日明けの平日のためかコースは空いていて、移動のバスも二人だけのタクシー状態。
それでも200数名の入場者数だそうです。

ハーフ(ときコース)が10時過ぎに終わってしまい、そのまま次の9ホール(ひばりコース)をスタートした。


素敵な秋の空・・・


紅葉真っ盛りです

Uさんとショットについて意見を交わしながら、お互い低いレベルなりに気付かされる事があり、中々良い練習になった。
Uさんのスウィングはゆったりとしていて、コンパクトでめったにボールは曲がらない
トップで左手は肘が曲がらない所で良いから、肩がしっかりターンしてるように!
物足りない感じだけれども、担がないからアドレスの位置にクラブが戻ってくる、そして曲がらない。レッスンプロが力説していた事でもある。

前回、甲府のコースでも一緒の組でプレイしたので、アプローチに苦労していた私を知っていて、Uさんが心掛けている事を話してくれて、非常に参考になった。

基本的にレギュラーティでプレーし、パー3はレディスティを使用、ハーフそれぞれ50以内でトータル95以内のスコアで回れた(ホッ!)

河川コースは平らだもんね!でも最近までゴロゴロしてゴルフにならなかったんだから、半年前のショットに戻ったかな・・・と思う
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絵画造形教室アトリエノムラ展示会

2010-11-23 20:31:32 | Information
『絵画造形教室アトリエノムラ展示会』4回目が本日無事終了しました。

2日目の一昨日、姪たちと一緒に観賞したが、皆さんの作品が経年よりさらに見ごたえのあるものばかりで、たくさんの人たちに見てもらいたいな!と強く思いました
そして私に限って言えば、少しづつではあるが年々力が付いているかな?と・・・まあ今現在の自分の作品として楽しい展示会でした。

最終日の今日は5時で終了し、後片付けをしてそれぞれの作品を持ち帰る。
講師からは15時に集合がかかっていながら、皆さん都合のつく時間で集まって来てお茶やお菓子をつまみながら親睦を楽しむ・・・
講師お母上のケーキが、これまたかなりの上達ぶりでとっても美味しかった!次回も大いに期待します(あっ期待するのは自分の絵の上達を・・・です!)ケーキカットする前の写真が撮れるように次回はちゃんと15時に行きます。

さあ~っ、これからまた、展示会作品がたくさん描きあがるように頑張りまっす

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『貴婦人Aの蘇生』-小川 洋子-

2010-11-20 13:18:15 | 映画DVD&本
楽しい本でした!
読書を楽しみました

考えさせられる内容もあり、コメディっぽいところもあり・・・登場人物は善意の人たちばかりですし(安心)
主人公の『私』がユーリ伯母さんと住んでいる猛獣館は、神戸異人館の『ベンの家』をイメージしますもっとたくさんの動物の剥製に埋もれている設定ですけどね

ユーリ伯母さんがあらゆる物にAのイニシャルを刺繍する。『私』が尋ねると「本名はアナスタシアなのよ。」と答える。
旧ロシア亡命者である彼女は、子供の頃の宮廷生活を思わせるような思い出話をする
そこから周りの人間が、ロマノフ王朝の第4皇女アナスタシアに違いないと思い始める
でも彼女の口からは、ロマノフ王朝の・・・という言葉は一言も発せられていない
果てはテレビ出演まで・・・・・あっ、この辺までにしておきましょうかね

楽しくて面白い本でした!!
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今年最後の茄子

2010-11-19 16:22:48 | 私の菜園
いよいよ茄子も終わりになり、片付けました。
これだけ収穫できなした↓、立派な秋茄子です


花も咲いていて、鮮やかな紫色!
花瓶に入れようかと思ったけど、写真に撮って一緒に捨てました。


茄子の根本は直径3~4cmほどに太く、引っ張って抜くと深さ12・3cmの土ごと全部持ち上がってしまう。
ハサミを土に入れるようにして根を切ってから、抜き取った。

屋上菜園も設置してから5年半たち、周辺の枕木がぼろぼろに崩れてくる。
普通の畑が欲しいな~!!
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大人の社会化見学ツアー

2010-11-18 14:12:30 | お出かけ
日帰りバスツアー『皇居一般参観と花王川崎工場の見学』に同級生のKさんと参加
車中では紅茶のサービスを戴き、おしゃべりを楽しみながら皇居へ
修学旅行で車窓から国会議事堂などを見学した記憶があるが、この辺りを歩くのは2度目になる
昨年の暮れ、アンビエント・キャンドルパークを見に和田倉門噴水公園へ出かけて以来になる

一般参賀の時、天皇皇后両陛下始め後続方がお出ましになる長和殿ベランダに面した東庭


正門鉄橋(二重橋)から正門石橋を


移設されている伏見櫓


一般参観の出入り口桔梗門


川崎大師に立ち寄り、お坊さんの説法を聞く
食事の時、手を合わせてのいただきますの意味・・・


花王ブランドがズラ~ッと並んでいる
シャンプーから歯磨きなど、我が家でほとんど使っている
衣料用洗剤の種類の違いの説明に、気にしていなかった事柄やより良い使い方を再認識

お土産に「アタックNeo」を戴く
少量で洗浄力がありアワ切れが良くなっているので、すすぎが1回でいい!
実際に白い布にボールペンで×を書き、その汚れ落ちの実験を粉のアタックと比較しました
抜群でした!

あいにくの雨模様で寒く・・・皇居を歩いている時が一番寒かった。
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『ぼくのボールが君に届けば』-伊集院 静-

2010-11-15 14:32:55 | 映画DVD&本
前回借りて来た2冊の内の一冊が、伊集院 静の短編集『ぼくのボールが君に届けば』


伊集院静氏は夏目雅子さんと結婚した人、という事で知っている程度。
新婚当初、夏目雅子さんが朝自宅前でマスコミの取材に答えていた場面を思い出す。
とっても幸せそうで、嬉しそうに朝食のメニューの話をしていた

9編からなる短編集で、野球が必ず話の中に出てくる。そして重要な位置を占める
また、主人公にかかわる亡くなった人が必ず居る。死別した妻だったり、事故死した孫・病死した友人・難病で亡くなった息子・戦死した祖母の初恋の人?・・・

野球少年が爽やかにえがかれているし、一つ一つの情景描写がとても良く描かれていてすばらしい。その場に居るように場面が思い浮かぶ。
作家って、作家の文章力ってすごいな~!文で景色の絵を描いているようなものだろう。音も臭いも感じられる。「百聞は一見にしかず」という諺があるが、十分に一見に値する(「文学による一読は一見に値する」かな)

『キャッチボールをしようか』は御茶ノ水駅周辺が舞台になっている。J病院は私の母校の付属病院だろう。ニコライ堂へは良く気晴らしに行った場所。
娘が中学の頃だと思うが、彼女に思い出話を聞かせながらこの辺りを散策した。この本を読んだらとても懐かしくなり、今度は1人で行ってみたくなった。
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ドライプルーンジャム

2010-11-15 09:21:03 | 外食と食べ物のこと
ドライブルーン 300g
砂糖        1C
水         3C

作り方
①鍋に材料全部入れ火にかけて、柔らかくなるまで煮る(10~15分くらいかな?)
②火から下ろし(水にプルーんが泳いでるような感じ)軟らかくなったプルーンをつぶす。
③ヨーグルトソースとしてちょうど良いゆるさ加減になるが、ジャムにする場合は火にかけて少し煮詰める。

トーストに塗ったらとても美味しかった

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塩山カントリー倶楽部

2010-11-13 16:49:52 | ゴルフと仲間のこと
ゴルフツアー二日目は塩山カントリー倶楽部で
旅館まで塩山CCのクラブバスが迎えに来てくれてゴルフ場へ。
30分弱かかるバスの中で、気さくな運転手さんとお話が盛り上がり、いよいよ今日のゴルフに期待が高まる!

今日はキャディさんが付いてくれて良かった!
ちょっと難しいコースで、キャディさんもレギュラーティは大変ですよ・・・という雰囲気。谷越えなどは当然レディスティから打つ事を勧める。
でも4ホール目辺りから『さっきの谷越えも皆さんなら超えられたかもね~!』と何回か口にする。谷越えを避けてレディスティで打ち、3人ともパー。1人はガードバンカーに入ったのでワンオンした距離のミドルホールでした。

『大丈夫よキャディさん、あそこは谷越えの先が狭いから、谷は越えても右の山にぶつかって左に落ちてしまうよ!パーが取れたんだから嬉しいよ!』と私たち。
そう、私はともかくUさんとNさんは飛ばしてました!!

ショートホールでワンオンコンテストと称して、よくあるワンオンチャレンジをやっている。
昨日ボールを3個も無くしているので、参加賞のボール3個が魅力でエントリー。ワンオンしたらイタリア製のワインまたはボール6個との事(もちろんワインも欲しい)
ワンオンしました!しかもニアピンです(5人の中でのニアピン)
愛用してないボールを6個も貰ってもしょうがないので、ワインをGet

3人ともワインを貰っちゃいました!

お昼はお目当ての『ほうとう』を頂く↓(甲府に来たらほうとうでしょう!)

とっても美味しかったです!!


ゴルフの内容は、昨日のショットを反省して今日はまあまあ。ところがアプローチのミスが止まらない。
4・50Yがチョロしたりトップしたりザックリしたり・・・ショック!グリーンに目が行って頭が上がってるんだろうな。
パターのヘッドアップはなんとか抑えられるけど、ショットのヘッドアップが止められない!インパクトの状況に記憶が無く、音だけが記憶にある(トップしたとかダフったとか)
午前午後が同スコアで105以内・・・(スコアバレバレかな)でした。
最近の私としては上出来です。

塩山駅までクラブバスが送ってくれて、駅前で信玄餅などを物色し、『特急かいじ』に乗って岐路につく。
それぞれ、娘が息子が駅まで迎えに来るとか、嫁がご飯を用意してくれてるとか言いながら又の宿泊ゴルフツアーを楽しみに

こうして友人たちとゴルフが出来る事、これが幸せである事そのものです!(感謝)
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石和温泉 「慶山」

2010-11-12 16:04:16 | お出かけ
甲府国際CCのクラブバスで宿泊場所、石和温泉郷旅館 華やぎの章「慶山」へ
石和温泉駅の近くにあり、なかなか立派な旅館!
ロビーではお琴の生演奏があり、生花もたくさん生けられていて正に華やぎの章という感じ
お部屋に行く前にお抹茶のウェルカムドリンクをご馳走になる

待望の温泉をゆっくり堪能、そして食事も豪華です。


コックさんがお部屋に油を持ち込んで、てんぷらを揚げたてで食べさせてくれる。


余興で『慶山太鼓ショー』があり、そのあと広いロビーで踊り(炭坑節)を催していた。


気遣いのある旅館だな~!と嬉しくなりますね。


各々、明日のゴルフに期待しながら
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甲府国際カントリークラブ

2010-11-11 22:49:07 | ゴルフと仲間のこと
日通のゴルフツアーで1泊2日2プレーへ、5人で甲府へ。

宿泊ゴルフは関東北部から東北地方へ出かけることが多かったので、今回は東海地方を選んでみたが、予算の関係で関東甲信越南部の甲府へ
新宿駅を7時発のスーパーあずさに乗って、おしゃべりしている内に石和温泉駅に到着。
甲府国際CCのクラブバスが迎えに来てくれててスムースにゴルフ場到着。

スタート地点のみごとな紅葉


5人なので3人と2人の二組でスタート。あいにくキャディさんがいっぱいで、付けてもらえなかった。初めてのコースでセルフは不安な事が多く、枯葉に紛れてボールを見つけるのに苦労したり・OBしたり・4パットしたり・・・とボールを3個も無くした。

グリーンは砲台のツーグリーンで、それぞれのグリーンが小さくもあり、距離感が難しくスコアの数もすぐにトリプルになる。でも、グリーンの状態が良くて適当に速いので、初めてのコースにしてはパット数が少なくトータル36というのは満足。

グリーンの目が甲府盆地↓に向かって順目


ハーフは50を切ったが、午後のハーフは55をオーバー(レギュラーティだからしょうがないか?)

挑戦意欲の湧く面白いコースでした!!!


クラブバスで宿泊先の『華やぎの章 慶山』へ(つづく)-12日 記-
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難しいから描きたい?

2010-11-10 09:32:23 | 自習作品
りんごには独自の宇宙があります(らしい)
身の程知らずに描いてみたくなる

↓ここまで描いたけど、もっともっと先があると思う(何光年?)



デッサンの時に影の部分などをある程度しっかり描いて、色をさらっとのせるふうにしようと思いました(左のりんご)
ところが色彩の時、鉛筆の黒が邪魔して綺麗な赤がのらない。
結局汚くなってしまった。

右のりんごはこれを反省して、輪郭だけ描いて色彩。でもパキッとした歯ごたえのあるりんごが萎びてしまいました。

私の描くりんごの宇宙はまだまだ何億光年も先があります。めげずに又描きます
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『犬のしっぽを撫でながら』-小川洋子-

2010-11-08 16:27:24 | 映画DVD&本
『銀行 男たちの挑戦』を図書館へ返却しながら、さ~て次は何を読もうかな・・・と?

書棚に立ちながら、まずは作家の名前を手がかりにしようと思い、あいうえお順に並んでいる棚の『あ』から眺めていた。
そして『犬のしっぽを撫でながら』のタイトルが目に付き面白そうと思い手に取ると、作家が小川洋子さん。
ブックマークしている『色いろ遊び』さんの記事に良く出てくる作家さんだ!と借りる事にした。


これはエッセイ集で、彼女が書いた本のきっかけになった出来事やエピソードなどが書いてある。
映画にもなった『博士の愛した数式』についてなどとても面白いし、エッセイひとつひとつが興味深くて、彼女の本を全部読みたいと思った!!


題名にあるとおり犬を飼っている。ラブラドールでけっして優秀な犬ではないらしく、そのエピソードが可笑しくて・・・ また、タイガースのファンでその勝ち負けに一喜一憂している様子など、我が家の巨人ファンである夫や友人Iさんの様子と重ね合わせてみると、その熱狂ぶりが伺える
『家族と思い出』の章では、サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』の事や、フェルメールの絵の事など、エッセイなので文章を読みながら小川さんとお茶しているような気になってきた。

これほどの作家でありながら、玄関先で用件を述べ・・・天気のこととか、テレビニュースのこととか、しなくてもいい雑談をするのが私はとても苦手なのだ。とか、自分がいかに愚かな未熟者であるか・・・私はつまらない人間だ。取り越し苦労・いじけ虫・くよくよ・・・・など、私自身の事を書いてあるようで、私を励ましてくれているように錯覚してしまう。

芥川賞を受賞した作家と思えないくらい文章に難しさがなくて読みやすく、次々と活字を追っていきながら本を閉じることが出来ない
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