日々のこと

可もなく不可もなく

「婚活マエストロ」-宮島未奈-

2025-01-12 12:01:33 | 映画DVD&本


本にかけられている帯の推薦文から

40歳のこたつ記事ライター・猪名川健人は、婚活事業を営む「ドリーム・ハピネス・プランニング」の紹介記事を引き受ける。
安っぽいホームページ、雑居ビルの小さな事務所・・・・・手作り感あふれる地味なパーティに現れたのは、生真面目にマイクを握るスーツ姿の美女・鏡原奈緒子。
彼女は驚異のカップル成立率を誇る伝説の司会者(婚活マエストロ)だという。

その見事な進行で参加者は完全に鏡原の掌の上、シニア向け婚活パーテーから、琵琶湖に向かう婚活バスツアーまで、いつだってマエストロは絶好調だ。

気付けば事業を手伝うことになった猪名川だが、鏡原への謎は深まるばかりで・・・・・



作者は余程琵琶湖やその遊覧船に思いを込めているらしく、この本にも琵琶湖のミシガンクルーズが出てくるww
行ってみたい気がするな^^
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『ちょっと不運なほうが生活は楽しい』-田中卓志-

2024-12-18 12:23:14 | 映画DVD&本

『ちょっと不運なほうが生活は楽しい』-田中卓志-

お笑いのアンガールズの一人 田中卓志のエッセイ集

彼は広島のかなり田舎で育ち、広島大学のサークルで相方の山根と出会う
高校時代のイジメの事
そのいじめが、意識せずにやったサッカーのキーパー役マネごとが、みんなにうけて大笑いとなり、それからいじめは止まった
この出来事が笑いへの興味を持ちはじめた時期で、芸人への道を目指すことになった

大学卒業後、大学院へ行くと言って上京
両親の誰にもお笑い芸人を目指すことは言っていない


子供の頃の事、母親がとても生き物好きで、庭に出没するヘビさへ可愛がっていた
などなどのエッセイが楽しく書かれている

芸人だからイヤな出来事も楽しくとらえ、自然とネタにもなるのかな^^

テレビでお笑い番組はほとんど見ないのですが、こんど少し興味が出てきたので見てみようと思う^^

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『介護士K』-久坂部 羊-

2024-11-11 10:45:26 | 映画DVD&本


久坂部 羊の本3冊目

介護施設に関してはとても興味がある
表題にKとあるように、若いちょっと謎っぽい介護士


久坂部 羊氏の本を3冊読んでみて、作者の言いたい事が解かるような気がする



家の実姉などはここに登場するおばあちゃんより過酷な状況だと思う
目と耳は大丈夫だけど障害のために言葉を発することができず、文字盤を用意してくれても肢体不自由があるため文字を指さしできない 
それも時間がかかるから、介護士さんも付きっ切りというわけにはいかないだろう
きっと痛いところ・痒いところがあっても・・・・・・・・・・・・

加齢とともに関節や筋肉に拘縮がでて、姉と同じようなことになるのか


作者は「オカシナ記念病院」で、長生きは過酷なことだから長生きはしない方が良いと言っている

介護施設では長生きして、家で暮らすには身体に支障があって暮らせないため入所している人たちが


どうせ長生きするなら健康寿命を延ばして本来の寿命にたどり着くことかな???^^;
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オカシナ記念病院-久坂部羊-

2024-10-14 20:43:33 | 映画DVD&本


筆者、久坂部羊は現役の医師である

沖縄の離島に後期研修医として赴任してきた主人公の新実一良(にいみいちろう)
前期研修医として東京の大学病院の医療現場を経験した一良は、離島医療に興味を持ち希望してやって来た

院長の名前が岡品でタイトルが『オカシナ』とあるだけに、妙に病人が少なくて午後はヒマな日が多い

島民ものんびりしていて長生きはしたくないという
そして延命治療は望まず、病院でも院長の考え方もあり患者を苦しめるような検査や医療は行わない
つまり、積極的な治療は患者が望まない限り行わない

そこで一良は、暇な午後に在宅医療として訪問診療を始める
それからがん検診・認知症患者の運動療法などを始めて見るが、どれも1回で終わってしまう

認知症という病名も島民には受け入れにくく結局、家族がモウロクしたオジイやオバアを歳を取れば自然なこととして家で見ている
介護という言葉も不自然?


各章の内容が深刻なんだけれど、それが島民の中では普段の生活に組み込まれていて、無理せず死もあたりまえの事という考え方

当然、延命治療などやらない!!
岡品院長は延命治療の残酷さを良く知っているから・・・・

今の医療の様々な問題点を鋭く突いていて、一良が体験する各エピソードがおもしろく書かれていて深刻な思いにならないからいい^^;
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『砂の宮殿』-久坂部 羊-

2024-10-04 11:57:17 | 映画DVD&本


いきなり迫真の手術場面が描かれていて、それが目の前に映像として出てくる
あのope室が懐かしい

この作家さんは現場を良く知るお医者さんであり作家で、Googleの検索ページトップに良く出てくるんですよね

ここではロボットを使った手術
現代医療は内視鏡手術は当たり前になっているし、医療の進歩は目を瞠るばかり

日本人の2人に1人が癌になる時代
早期に癌が発見されないと完治は難しい

癌患者に限らず、病気が治るという希望は持っていたいと思う
そして、最新治療が例え治験の段階でも・・・・受けたいと思うだろう

ここでも癌の告知がどんな心理状態を招くのか?
ドクターの悩みどころだろう

今は告知して、標準治療が当たり前

この本では健康保険対象外の自由診療がテーマになっている
当然治療費は高くなる、いや膨大な金額

終盤はちょっとはっきりしなくて、もやもやする
主人公のドクターが子供の頃よく作って遊んだ砂の宮殿

タイトルそのままに維持できるのか?崩れ去るのか?

いつもお邪魔しているblogさんの記事から情報を得て、図書館から借りた本
引き続き久坂部 羊の本を探そうと思う

医療本が好きで、海堂尊の本は11冊も読んでる(◎_◎;)

夏川草介とか海堂尊とか^^;
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『運転者』-喜多川泰-

2024-09-21 17:23:18 | 映画DVD&本


タイトルが運転
副題が未来を変える過去からの使者

何気なくうんてんしゃ、と文字を見ながら車の運転に関する本かな?と思っていた
それなら運転手?


主人公の修一は保険の営業マン

契約した大口の保険が解約されてしまった
即、今月の給料から契約金が差し引かれてしまう

いろいろ上手くいかない事が重なって、運がないな!と落ち込んでいるところに、スーッとタクシーが目の前に滑り込んで来て後部座席のドアが開く

思わずこのタクシーに乗ってしまった

このタクシー運転手が不思議な変な運転手で、人生の教訓みたいなことを話し出す
「・・・いつも上機嫌でいてくださいよ、不機嫌な時は運がいい方に転じる時が分からないんですよ・・・」


朝ドラの「花子とアン」でおはよう・さようならのご挨拶がごきげんようでした
ただお上品に言ってるだけじゃないんですね^^;


そのタクシーに数回乗っている内に修一は自分のルーツを知る事になる
そして、すっかりいままでの自分を反省して日常が好転して行き、家族の将来もいい方向に行きだした


運を転じる者かな?
大人の童話みたいかな?

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『大相撲の不思議』-内館牧子-

2024-09-17 11:25:55 | 映画DVD&本
 年に六場所ある大相撲

BGMみたいにTVを付けているから、おのずと相撲中継を見たり聞いたりする
元々嫌いじゃないから、15時頃の幕下相撲も見ることがある

TV解説で、土俵下の座布団が幕内力士は自分の分厚いものを持ち込めるが、幕下力士にはない事や、髷の形や廻しのことなどを面白く知る事となった


内館牧子さんが女性初の横綱審議委員会審議委員であったことがあり、たびたびTVでお見掛けしている

『大相撲の不思議』という本を出しているので、図書館からお借りした

相撲は奈良平安時代から行われている相撲節会と言う、神様にささげられる神事であること
そして国技であり昔からの様々なしきたりを守った世界であること


これらの事でいろいろ世間を騒がせていたことがある

女性を土俵に上げてはいけないということは時代に合わないと、女性政治家が異論を唱えていた
外国人力士がルール違反をしたり、階級にふさわしくない振る舞いをしたり
外国人力士に限らず、羽目を外す行動を罰せられたりしていた


この本を読んで、その理由などを良く説明してあり面白かった

内館牧子さんは東北大学の大学院に改めて入学し、大相撲について博士号を取っている

相撲教習所にも特別に許可を得て新弟子として1年半通った


牧子さんは就学前の子供の頃いじめられっ子だったそう
そんな時、かばってくれた男の子がいて身体の大きな子だったとか

内館牧子さんの本は数冊読んでいる・・と思ったら2冊だけだった
TVドラマでも見てたから、印象深いのだろう


『すぐ死ぬんだから』  『終わった人』
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『成瀬は信じた道をいく』-宮島未奈-

2024-08-28 19:45:46 | 映画DVD&本


「成瀬は天下を取りにいく」の続編





成瀬あかりは高校3年生
地元愛は相変わらずで、ゼゼカラとしてもM-1に挑戦し続けており、夏祭りの司会など活躍している

この本では大学受験や大学進学後の生活、それに伴う地域の住民が絡むエピソードなどさらに面白くなっている

最後の章の探さないでくださいではドキドキと推測が混ざり合って、心温まる内容
2025年から2026年の年明けとなった

2024年の今年


成瀬あかりの大学の学生生活の様子や卒業後社会とのかかわりを書いて欲しいし、もっともっと続編が出ると嬉しいな
期待してるワタシ!!

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「成瀬は天下を取りにいく」-宮島未奈-

2024-08-14 20:49:15 | 映画DVD&本


作者が滋賀県大津市に住んでいて地元愛いっぱいの内容が最後まで@@

ヒロインの成瀬あかりは運動も勉強も優秀でさらに何でもとことんやろうとし、やりきる!

中二の夏休み、閉店が決まったデパート西武大津店
そこには閉店まで残り何日と言う表示が入り口に大きく出ている

成瀬はその看板の端にプロ野球西武ライオンズのユニフォーム(上だけ)を着て立つ
地元テレビが残り何日を毎日取材して放送しているので、当然彼女がテレビに映り込む

閉店までやり遂げる成瀬は「ワタシが大津にデパートを建てる!」と決心すると、幼馴染の同級生島崎みゆきにそう宣言する

それから今度はお笑いを極めるとMー1に参戦することに
それに付き合う島崎みゆき

今年2024、4月10日に発表された本屋大賞に選ばれた本


娘がこの本を買って読み、息子が借りて読み、ワタシに勧めて来た
若い子の本だし、読んで面白いかな~と二歩足を踏むと息子が、本屋大賞盗った本だよの一言で読んでみる気に

成瀬あかりが元気良くて、叶えられそうもないことを豪語しそれに向かって頑張る姿に後期高齢者のワタシが元気をもらった気分になるんだから><;

とても楽しい本でした!!

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『クスノキの番人』-東野圭吾-

2024-07-11 16:48:13 | 映画DVD&本


「内容紹介(裏表紙より)」

不当な理由で職場を解雇され、腹いせに罪を犯して逮捕された玲斗。そこへ弁護士が現れ、依頼人に従うなら釈放すると提案があった。心当たりはないが話に乗り、依頼人の待つ場所へ向かうと伯母だという女性が待っていて玲斗に命令する。「あなたにしてもらいたいこと、それはクスノキの番人です」と・・・・そのクスノキには不思議な言い伝えがあった。



伯母は全国的にリゾート施設やホテル事業を展開する柳澤一族の一人だった

玲斗の母親はこの伯母の年の離れた妹にあたる
玲斗の家族は祖母だけで両親はすでにいない

クスノキには大きな洞があり、そこで新月前後と満月前後に祈念すると・・・・・と不思議な力がある

柳澤家の敷地内にあるため代々柳澤家の親族が守って来たクスノキ
伯母がその番人を務めてきたが、年齢を重ねたため後を引き継ぐ番人を探していた
血筋の者でなければならない

さすが、東野圭吾
推理・ミステリーに付きものの殺人や犯罪
そういった内容がないのにドラマチックでとても面白かった
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『90歳。何がめでたい』-佐藤愛子-

2024-07-08 10:51:20 | 映画DVD&本


先日観た映画の原作本
読んでいる気になってたらまだ読んでなかった^^;

図書館ですぐに借りれた
おもしろかった・・・・と言うか身につまされた

子供𠮟るな来た道じゃ年寄り笑うな行く道じゃ
の名言が頭に浮かんだ

ワタシの行く道を示してくれてるような
彼女のようにスカッと明るく笑い飛ばしながら&文句を言いながら年取りたいものだ
90歳?何がめでてえ!と、タイトルを変えたい^^;

映画をもう一度観たくなった^^;
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『90歳。何がめでたい』ー映画

2024-07-03 20:34:41 | 映画DVD&本


『90歳。何がめでたい』の映画が6月21日に公開になることを知り、楽しみにしていた

6月中は映画館も混むかもと思い、今週観に行くことにしていた
本編2時間弱なので上映時間15:15の枠で見に行った

期待通りの楽しい映画でした
原作は佐藤愛子著90歳。何がめでたい98歳。戦いやまず日は暮れずの2冊が原作になっていた

98歳。戦いやまず日は暮れずのエピソードが多く映像に出てきたので、とても楽しめた

担当編集者役が唐沢寿明(ワタシの好きな俳優)
98歳・・・の本には書かれてなかったけど、とてもいい役割を担ってて良かった


映画館は空いてて、20人は入っていなかったと思う><;
でも13:05から上映された後だからね

いつも思うことだけど、映画産業大丈夫?

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『九十八歳。戦い止まず日は暮れず』-佐藤愛子-

2024-06-29 16:58:53 | 映画DVD&本


現在100歳になられる佐藤藍子さん

『わが孫育て』を読んだとき、なんて痛快で小気味いい人だろう!とお人柄に大ファンになった

引き続き『これでおしまい、我が老後』を読んでいる

『九十八歳。、、、、、。。。・・・』も同様の書きっぷり@@

90余才は立派な高齢者
後期高齢者になったばかりのワタシは、歳を重ねた自分はどんな風に過ごして行けばいいんだろう?と、考えることがたびたびあり不安がいっぱい

でもこの本を読んで、少し先行きが見えてきたような・・・そんなに心配することはないんじゃないか?と、ちょっと心強く思った


予期せずバッタリと倒れたり、体調不良で受けた病院での検査の様子など、ユーモアにあふれて深刻ではない

「それにしても、なかなか死なない人ねー」という娘さんと孫さんの会話を隣室で聴きながら、「私もしみじみそう思う」というつぶやきが身に迫る^^;

来週は、映画『九十歳。何がめでたい』を見に行かなければ
^^
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「夜明けのすべて」

2024-06-20 19:25:36 | 映画DVD&本
瀬尾まいこ原作の映画「夜明けのすべて」

彼女の本は大好きで数冊(8冊)読んでいる
「夜明けのすべて」も良い本で、PMSとパニック障害の事が取り上げられている

この映画がお隣の川越で上映されていることを知り、行ってきた@@



個人経営?みたいな川越スカラ座
キネマの神様に出てくるような映画館


また従妹のKaちゃんが付き合ってくれて、一日川越で遊んできた^^

映画全体は暗い感じで内容も暗いし映像も暗い
ワタシは原作を読んでいるから良いんだけど、Kaちゃんはちょっと楽しめなかったよう

あと、原作にないプラネタリウムや主人公の母親の介護の事があって、なおさら暗いテーマになった感じ

観たい見たいと思っていた映画なので先ずは満足しました^^


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『丘の上の賢人 旅屋おかえり』-原田マハー

2024-06-09 11:49:21 | 映画DVD&本


「内容紹介(裏表紙より)」

売れないタレント・おかえりこと丘えりかは、依頼人に代わり旅をする「旅の代理人」。
秋田での初仕事を終え、次なる旅先は北海道・・・・・ある動画に映っている人物が、かっての恋人か確かめてほしいという依頼だった。
依頼人には、初恋を巡るほろ苦い過去があって・・・・・



タレントおかえりは北海道の礼文島で育ち、高校生の時東京でタレント事務所の社長にスカウトされる
北海道には芸能人として売れるまで帰らないと、家族と約束していた

今回の依頼人の希望を受け入れると、小樽札幌地域を旅することになる
おかえりは北海道に10年以上帰っていない

いろいろ物語が展開して、故郷とは何を指すのか?というテーマにも行きつく


なかなか考えさせられる展開となっていて、興味深かった



この内容はテレビドラマにしにくいかな?

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