お笑い芸人ピースの又吉直樹の作品で第153回芥川賞受賞作品
又吉さんは経済学の番組にゲスト出演していて、話し方や雰囲気が静かで好感を持っていた
是非、受賞作を読みたいと思っていた
熱海の夏祭りの夜、花火会場で漫才をやっている主人公の徳永
スパークスというコンビ名で漫才師として芸人をやっている
花火会場に集まってくる人たちは花火を見に来ているから、漫才はついでのようなもの。
みんな聞いてくれてない分、芸はなおざりになってしまう、そして気分も沈む><;
という、暗~い出だし
スパークスの後に出たあほんだらというコンビ名の先輩芸人
その2人の内の1人神谷に声をかけられ、2人で飲みに行く
徳永は神谷に魅せられ、この人を師匠として漫才芸をみがいて行く事を決意し、花火大会のついでのような漫才をやる1日が、神谷に出会えたことを一番の収穫として喜ぶ
そこからは徳永と神谷とのやり取りの10年間(徳永は原作者の又吉直樹かな?)が描かれる
2人の話す内容がちょっと難しい
でも引き込まれる文章力
最後の場面はやはり熱海で、季節は冬の花火大会
一般人となった徳永と、根っからの漫才師として芸にもがいている神谷・・・・・
なかなか面白い本です@@
芸人さんは頭のいい人が多いな!といつも思っていましたけど、言葉の魔術師のようにTVで次々と発言して、場を維持していく力・・・・・すごいな芸人さんて^^v