日々のこと

可もなく不可もなく

『青い壺』-有吉 佐和子-

2012-07-29 22:32:58 | 映画DVD&本


有吉佐和子の35年前の本です。

彼女の本は、「華岡青洲の妻」や「恍惚の人」「複合汚染」などけっこう読んでいた。
私の印象では、長編を書く硬い人というイメージがある。

「青い壺」は13話からなる短編集で、全編に1つの青い壺が登場する。
10余年の間に持ち主が変わっていき、その人たちの様々が描かれている。

35年前の社会状況や医療の様子、家族環境などとても興味深い。

白内障の手術ってそんな感じだった。
相続の争いはいつの時代も一緒だな。
定年退職した夫との付き合い方に悩む主婦は、今も変わらないみたい。
等々、私が生きてきた時代だが、今とはずいぶんと隔世の感がある。懐かしくほっこりする^^

スペインにまで持ち出されてしまった青い壺だが、スペインに仕事で旅していた古美術の評論家が掘り出し物!と喜んで日本へ大事に持ち帰る。

第一話に出てきた陶芸家でこの壺の製作者が、第13話(最終)でこの鑑定においては第一人者とされる彼が持ち帰った青い壺と対面する。

800年前の青磁の壺と信じて疑わない評論家と、自分が焼いた壺だと打ち明ける陶芸家。

さて、この壺の運命やいかに????続きを書いた本はないのかな?海堂尊の本のように^^;
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上野で2つの美術館へ

2012-07-25 15:50:55 | お出かけ
昨日、フェルメールの絵を目的に、お教室の3人で上野へ出かけました。

まず、『ベルリン国立美術館展』が開かれている国立西洋美術館へ


ベルリン国立美術館所蔵のフェルメールの絵『真珠の首飾りの少女』が初めて日本で公開されている。
少女の何気ないポーズが自然で、フェルメールらしい窓から差し込む光の表現や、画面全体にある遠近感・・・・とっても素敵な絵でした!!

ベルリン国立美術館の一部の絵がここ日本に来てる訳で、彫刻や細密画・素描・習作などかなり見ごたえがありました。

せっかく来たのだからと、常設展示も見て回り、気がつくと2時間余り経過><;

ここ国立西洋美術館は建物が国の重要文化財(建造物)に指定されている。お教室の講師から「建築も見てきてね!」と宿題?が出てたのですが、資料を貰っただけでした。
日曜日に行くと午後からボランティアによる建築ツアーがあるのですが、今日は無理でした。一応受付で有料で受けられませんか?とお願いしたんです^^;



次に東京都美術館へ


ここではオランダの『マウリッツハイス美術館展』が開催されている。

フェルメールの絵で最も有名な『真珠の耳飾りの少女』が展示されていて、入館から長蛇の列です!

私たちはランチを済ませてから並びました。オランダの巨匠達の絵ですからもう!素晴らしい絵ばかり!
『真珠の耳飾りの少女』は正面からでは無く、振り返っているポーズのせいでしょうか?動きがあって、何を言いたいのかな?このターバンは?東洋的な衿元・・・など興味をそそります。間近で見ると黄色のターバンが思ったより薄い色かな?そして真珠が大きい!!重そう^^;
数年前に『真珠の耳飾りの少女』という映画がTV放送されていて偶然見たが、絵のモデルはフェルメール家の使用人だったような?

両館とも、音声ガイドを聞きながら観賞したので、とても楽しめましたね!もう一度逆周りで観賞しても良いのでしょうけど、少々疲れました><;
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ピンクのトウシューズ

2012-07-20 16:44:13 | 絵画教室
F-4 透明水彩

色が少なめのせいか、落ち着いた絵になったと思う。

いつも、たくさんの色を使う癖のあるワタシですので、今回の絵はすっきりした感じがして新鮮!
今更ながら、色の統一感って大事ですね^^;
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パステルのんちゃん

2012-07-11 18:45:17 | 自習作品
WHITE WATSON SM

寝返りを打つようになったのんちゃん、もう少しでハイハイを始めそう^^

寝返りをして顔を持ち上げると、背中と後頭部が直角になります!!柔らかい!
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『ウメ子』-阿川佐和子-

2012-07-09 09:27:31 | 映画DVD&本
引き続き阿川さんの本を読みました。

5歳の幼稚園児「みよ」と、途中入園してきた「ウメ子」のお話。
5歳児がいろいろな事を子供らしく考える、そのままに書かれていてとても楽しい本でした。

自分の子供の頃を思ってみますが、こんなに感受性豊ではなかった><;
ワタシの5歳の頃は何も考えていない、ただただ近所の子供達と暗くなるまで外で遊んでいたな~と思い出します。

阿川さんが自分の幼稚園時代を、ところどころ書き込んでいるようですが、大人顔負けの感受性を持ち、そしてちゃんと発言しているこの子たち5歳児はすごいな!と思いました。
(叱ってくれたらゴメンナサイと言えるのにとか・・)

ウメ子が怪我をして手術をした時、今夜が山ですと大人たちが話しているのを聞いて、『大きな山が病院に動いてきて、ウメ子を連れて行ってしまう!』と思ったり、気が変わったら(気が向いたら)という意味を空気(風向き)が変わった・・・という事だと思うなど、子供らしくて楽しい。

息子が小さい頃、「お腹こわすからダメ!」とよく言ったものですが、息子はお腹がドッカ~ンと壊れると本気で思ってたようです。


10余年まえの作品で2002年に出版されているが、みよとウメ子の家族模様が書かれていて、家族の絆とか人とのつながり等の大切さを言われている今、ちょうどこの本がそれに当てはまると思いました。

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幸運の使い?

2012-07-07 09:52:54 | 日々のこと
昨日の事、絵のお教室へ行くために玄関を出てガレージへの階段を折りかけたところで、道路に面したブロックにへばりついたヘビが階段に顔を覗かせている><;

びっくりして自宅に居た夫を呼び、ばたばたしてるうちに玄関ドアへ移動していく
そして、ドアの角でリラックスしてしまっている。



夫はもう軍手をはめて捕まえる気でいる!そして土手の方に放して来ると言うけど、怖いから市役所へTELするように頼んで、私は絵のお教室へ。。。。

帰宅してから夫に顛末を聞くと、市役所ではマムシなどの毒ヘビ以外は対応してくれないとの事。
近寄らないでそのままにしておけば、2時間ぐらいで移動してしまうからと言ってきてくれそうに無い><;
そうこうして玄関に出てみると、姿が無く何処かへ行ったようです(何処へ?怖いよ!)

↓見たい人はクリックして下さい。相当大きいですよ!
青大将


2週間前にゴルフ場OKCCでも、木を登っていくヘビを見ました
良い事があるといいな~!!^^
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『グダグダの種』-阿川佐和子-

2012-07-03 15:15:39 | 映画DVD&本
阿川佐和子のエッセイ

日頃の小さな事を書いていて、時々愚痴になっていたりしてちょっと癒される><;
「あっ!ワタシも!」と思うんです

マイナスな事って同じような思いをしてる人がいる、と発見すると安心するんですよね^^;
「貴女だけじゃないのよ、大丈夫私もそんな時があるの。でもこうして元気です・・・」と言ってもらっているような。

こんな1冊が手元にあると、気分が優れない時など適当に開いてそのエッセイを読む・・・・・と良いかも。



我が家のブルーベリー、咲いた花に全部実が付いているんじゃないか?と思うくらい生っています。
酸っぱいけど^^;
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デンファレ

2012-07-01 22:35:06 | 自習作品
F-4 透明水彩

鉢植えのデンファレ。下から全部描くとかなりの縮小になり、ワタシには無理!!

苦手な葉っぱを少しにして・・・でもやっぱり葉っぱが描けません><;(四苦八苦)
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