ノウゼンカズラ(撮影:2011.7.23)
数日前に戸棚から見つけた夏向きの涼しげな夫婦湯呑茶わん。
糸底がないから、もしかしたらビールグラスなのか?
普段は湯呑として、そして夕食時にはこれでビールを戴くのもいいかも知れない。
結婚して31年。
その間いくつかの夫婦茶碗を愛用して来た。
友人からお祝いにもらったもの。
記念日に義妹夫婦からプレゼントされたもの。
夫が旅行のお土産に買ってきてくれたものなど。
長く使っているとどうしてもひびが入ってしまい、
(扱い方が手荒いという指摘もあるにはあるのだが・・・)
それでも、
何かを暗示しているかのように、不思議と“ひび”だけでおさまっている。
昔、同僚の結婚式で、職場の長の祝辞が印象的だった。
「夫婦茶碗は、夫が大きい方で妻は小さい方と、それが一般的ではありますが、
時には交換して使ってもいいでしょう・・・云々」
なるほど~~~。
夫婦はどちらが主導権を握るというのではなく、
時には上になり下になり、それが夫婦円満の秘訣である
とでも言いたかったのだろうか。
胸にビ~~ンと響いた。30年前のことである。
ある日、義父が一人でいつものように旨そうにお茶を飲んでいた。
それはいつもの光景と何の変わりもないのだが、
ふと見ると、よりによって嫁の私の茶碗を使っているではないか
それも何事もないような涼しい顔で・・・
しばらく黙って見ていたのだが、次第に耐えきれなくなり、
「お義父さん、それアタシの茶わんなんだけど・・・」と言ってしまった。
義父は「ん??」
その後、病気は持ってないみたいなことをブツブツと。
今そんなことを問題にしているのではない。
大体、血液型でどうのこうの言うつもりはないけれど、
義父のそういう無神経なところだけが前から気になっていたし、少々不満でもあった。
だからこの時は思い切って言ったのだが・・・
平成8年の義母の約2カ月にも及ぶ入院中、
「同室のみんなが、あんたのことを本当の娘と思っているらしいよ」と嬉しそうに話してくれたし、
病院の帰りには二人でお寿司を食べたり、
また車の中でもいろいろなことを話しながら帰った。
義父についてはいい思い出が沢山あるのに、
夫婦茶わんから、心の奥底にしまっておいた嫌な思いでを披露する羽目にあいなった
もうすぐお盆の月がやって来る。
13日には義父を優しく迎えて、
義父の大好きな熱いお茶をすすりながら、ゆっくりと昔話でも語り合おうと思っている。
一昨日から急に肌寒くなり、昨日は特に寂しい一日だった。
義母は義妹夫婦に連れられて越後湯沢へ、2泊3日の予定で一時避難し
娘は会津方面へ出かけていないし、
お客様もまばらだし・・・
こんな日は自由に何でもできるような気もするのだが、
新聞を開いても、PCを開いてもどうも落ち着かないし集中できない。
しかし、たまにはこうして交代して介護してもらえるのは嬉しいことである。
子守も孫守りもお年寄りの介護もそして東北の復興も、
力を出し合えばみんな元気になれるはず。(ちょっと強引だったですか~~~♪)
昨夜は、m子さんにたっぷり一時間マッサージをしてもらった。
2匹のニャンコ達が怪訝そうに見守る中、
m子さんとおしゃべりしながらの久しぶりの至福の時間となった。
<おまけ> みんな仲良し
マダムe子からの贈り物
e子さん、この間はいろいろどうもありがとう!!
手にした途端、みんなみんな繋がってる~って心強く思った。
相馬野馬追いは、23日(土)から25日(月)までの3日間、規模を縮小して実施。
自然酒の古里「田村」(限定品)発売中!
きんぽうの「冷たいあまさけ」 発売中!
加登屋酒店HPはこちら
加登屋酒店HPこちらもどうぞ。
かとや分室の状差しはこちら