文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

週刊朝日は100万部は購読されるべきなのだシリーズ…週刊朝日10/7号から。

2011年09月27日 20時25分27秒 | 日記
蓮舫大臣もうひとつの怪しい接待

…前文略(全文大半略)

道義的に大問題 手塚氏は返金へ
  
一方、蓮舫氏の収支報告書には中山氏らの名前はなかった。だが、逮捕後もつき合いは続いているようだ。蓮舫、中山両氏を知る永田町関係者がこう言う。
 
「蓮舫氏は行政刷新担当相に就任していた昨年8月に再び、青森へ家族と一緒に旅行へ行き、むつ市で開催された『大湊ネブタ』を見学しています。これは、故郷がむつ市の中山氏からの誘いで出向いたと聞いています。また、大臣就任後も中山兄弟が関係する企業のイベントに参加していました。今年に入ってからも手塚、蓮舫両氏は、中山氏が行きつけの、ミシュランで星を獲得した都内の高級料理店などでこっそり会っていますよ」
 
現職の民主党閣僚らがなぜ、こうした人物との交際をかくもずっと続けているのだろうか。手塚氏の事務所に取材を申し込むと、以下のような回答を書面で寄せた。
 
「寄付を受けた事実は収支報告書の通りです。私が落選中に善意でいただいた寄付ですが、道義的観点から返金をしたいと考えております。何度か会食をさせていただいたことがあります」
 
08年に中山氏の招待で蓮舫氏と一緒に青森のねぶた祭に参加した経緯なども説明してほしいと秘書に食い下がったが、「回答を送るように言われただけなので何もわからない」と、事務所側は電話を切ってしまった。
 
手塚氏は以前の本誌の取材に、こう答えていた。
 
「(本誌がすでに報じた前原氏のタニマチらは)有名政治家好きで本当、田舎もんの典型みたいな話なんだよ。悪いけど、おれの周りにはもっとまともな支援者がいるよ。(前原氏らがタニマチから献金をもらっていたことについて)前原さんは献金してもらうことに対し、躊躇のない人だからね。相手が誰であろうと」
 
しかし、躊躇のなさでは手塚氏のほうが一枚上手ではないだろうか?
 
一方、蓮舫氏からは締め切りまでに回答はなかった。さらに中山氏の豪邸も訪れ、取材を申し込んだが、「不在です」と言われるばかり。弟が社長を務める会社も訪ねたが、「政治献金については諭氏の個人的な関係のことなので、社長もよくわからないようだ」との答えだった。
 
政治資金に詳しい日本大学法学部の岩井奉信教授は指摘する。
 
「犯罪歴がある人物からの献金や接待は法で禁止されてはいませんが、道義的に問題があると言わざるを得ない。政権交代が近づくにつれて、近寄ってくる人はいるか、民主党は野党暮らしが長く、一言で言うとワキが甘い。役職者の献金については党を挙げて一度、きちんと調べるべきです」 

蓮舫氏は無駄削減のため、事業仕分け第4弾をやるとぶち上げているが、まずご自身にメスを入れてはどうか。

本誌・森下香枝、神田知子、大貫聡子


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引き続き、レジーヌ・シャサーニュ(Régine Chassagne)が、"In The Backseat"を歌う…。

2011年09月27日 15時29分46秒 | 日記
"In The Backseat"

I like the peace
In the backseat
I don't have to drive
I don't have to speak
I can watch the countryside
And i can fall asleep

My family tree's
Losing all its leaves
Crashing towards the driver's seat
The lightning bolt made enough heat
To melt the street beneath your feet

Alice died
In the night
I've been learning to drive
My whole life
My whole life
I've been learning
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それから、レジーヌ・シャサーニュ(Régine Chassagne)が、"Haïti"を歌う…。

2011年09月27日 15時24分59秒 | 日記
"Haïti"

Haïti, mon pays,
Wounded mother I'll never see
Ma famille set me free.
Throw my ashes into the sea.

Mes cousins jamais nés
Hantent les nuits de Duvalier.
Rien n'arrte nos esprits.
Guns can't kill what soldiers can't see.

In the forest we are hiding,
Unmarked graves where flowers grow.
Hear the soldiers angry yelling,
In the river we will go.

Tous les morts-nés forment une armée
Soon we will reclaim the earth.
All the tears and all the bodies
Bring about our second birth

Haïti, never free,
N'aie pas peur de sonner l'alarme.
Tes enfants son partis,
In those days their blood was still warm.
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そして、"Crown Of Love" by Arcade Fireに…。

2011年09月27日 15時20分23秒 | 日記
"Crown Of Love"

They say it fades if you let it, love was made to forget it. i carved
your name across my eyelids, you pray for rain i pray for blindness.
if you still want me, please forgive me, the crown of love is not upon me.
if you still want me, please forgive me, because the spark is not within me.
i snuffed it out before my mom walked in my bedroom.
the only thing that you keep changin' is your name. my love keeps
growin' still the same, just like cancer, and you won't give me a straight answer!

if you still want me, please forgive me, the crown of love has fallen from me.
if you still want me, please forgive me, because your hands are not upon me.
i shrugged them off before my mom walked in my bedroom.

the pains of love, and they keep growin', in my heart there's flowers
growin' on the grave of our old love, since you gave me a straight answer.
if you still want me, please forgive me, the crown of love is not upon me.
if you still want me, please forgive me, because the spark is not within me.
it's not within me.
it's not within me.
you gotta be the one. you gotta be the way. your name is the only word, the only word that i can say!
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"Neighborhood #1 (Tunnels)" Arcade Fireを聴きながら…。

2011年09月27日 15時14分54秒 | 日記
ほんの少しだけ、午後の散歩をしたのだった。



"Neighborhood #1 (Tunnels)"

And if the snow buries my...
My neighborhood

And if my parents are crying,
Then I'll dig a tunnel from my window to yours
Yeah, a tunnel from my window to yours

You climb out the chimney
And meet me in the middle
The middle of the town
And since there's no one else around,
We let our hair grow long and forget all we used to know
Then our skin gets thicker from living out in the snow

You change all the lead sleeping in my head
As the day grows dim, I hear you sing a golden hymn...

Then, we tried to name our babies
But we forgot all the names that,
The names we used to know
But sometimes,
We remember our bedrooms and our parent's bedrooms and the bedrooms of our friends
Then we think of our parents...
Well, whatever happened to them?!

You change all the lead sleeping in my head to gold
As the day grows dim, I hear you sing a golden hymn
It's the song I've been trying to sing...

Purify the colors, purify my mind
Purify the colors, purify my mind
And spread the ashes of the colors over this heart of mine!
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午後の散歩に出ようと思ったら、NKHBS1で、外人さんが、sangen jyayaと。

2011年09月27日 14時29分01秒 | 日記
午後の散歩に出ようと思ったら、NKHBS1で、外人さんが、sangen jyayaと。「Tokyo Eye」という番組だった。

そのまま、外人さんの英語で、三軒茶屋の由来…そっくりそのまま、から始まって、アンティーク・カフエや、何と室内で、金魚を釣る釣り堀や、スーパーの横の階段を上がって行くバッティングセンターや、レトロな映画館、レトロな銭湯。大変な別嬪で才媛の白人女性二人が、熱いのが江戸の粋、風呂に入るシーンも良い。etc.

レトロな街を30分。全編英語。これ、最高でした。出演者の外人たちの質も抜群。
こう言う事に於いては、NHKは、世界のどこに出しても一級品だ。

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今週号の週刊現代と週刊ポストは…。

2011年09月27日 13時41分57秒 | 日記
御存じの方は多いと思うが、今週号の週刊現代と週刊ポストは、競う様に、或いは、示し合せたかのように、財務省支配の実態を、大特集している。

一昔前の両誌では考えられない様な、構成と、緻密な検証を持って、新聞は書かない、テレビは伝えない事実=真実を伝える事に、成功している。

段落等の構成にも知性は現れる事を思えば、この両誌は、つい、この間までから見れば、ニ歩前進と言ったところだろう。

両誌の検証…それが本当の実態である事は、疑う余地もない所だろう。気が抜ける様な事実だが。

こう言う事の上に、「おためごかし」が、成り立っているというか、「おためごかし」、とは何かを、見事に、言い当てている、両紙の大特集記事でもあるのだ。

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Hさんへ、9月27日。

2011年09月27日 12時57分54秒 | 日記

ooにおける昨日のアクセス数は、以下の数字でした。

926日のアクセス数 閲覧数:4,403PV    訪問者数:1,036IP

順位: 327 / 1,636,814ブログ中 (前日比  )

 

一方昨日のアメーバは 閲覧数:597  訪問者数:428

 

gooの、ページごとの閲覧数ベスト20は以下の通りです。

 

1菊池製作所、上場へ 避難区域・飯舘村に主...69 PV

2太いふくらはぎ効率悪い証し 改善、普段の...60 PV

3トップページ54 PV

4続くウォン安、日本なぜ為替介入しない?…...48 PV

5昨日、午後の散歩をしていた時に、ポール・...47 PV

6昨日の新聞に、ニューヨークか何処かで開か...46 PV

7天然ガス、プラント企業どう関与?  日揮社...45 PV

8蓋を開ければ「日本製」スマートフォン特集...44 PV

9ゴキブリを「原発事故ロボ」に 東京農工大...40 PV

10米、海へ原子炉投棄画策 1972年禁止条...39 PV

11Hさんへ、926日。38 PV

12メルマガ、111日号。発行のお知らせ。35 PV

13韓国の年金基金 日本の不動産へ投資 10...32 PV

14スマホ WIMAX対応を拡充 KDDI ...31 PV

15アーカイブ31 PV

16「いまファンタジーにできること」アーシュ...30 PV

17買収のブラジル社 キリン、完全子会社化検...29 PV

18提携で誤算続きのVW「レゴ型開発」に本当...29 PV

19「絵筆のナショナリズム」柴崎信三著 フジ...26 PV

20「〈私〉だけの神」平和と暴力のはざまにあ...25 PV

 

 昨日の結果も、芥川の本望、本懐でした。順位についても芥川の当面の目標である一桁にぐいと近づいてきた(笑)ようで、芥川は今朝の秋晴れの天気のように清々しい思いをさせて頂いたのでした。

読者の方々に、感謝をしている次第です。

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「怪しいタニマチ」に頼んだ9億円 幻の「野田・前原・後藤田新党」…週刊朝日、9/30号から。

2011年09月27日 11時09分55秒 | 日記
左から時計回りに、「怪しいタニマチ」の会合で保守新党構想を温めていた前原、野田、後藤田の3氏と、期待を寄せられていた細野氏

野田佳彦首相ら民主党政権中枢が怪しいタニマチのカネにまみれ、事業仕分けまで影響を受けていたという本誌のスクープで永田町には激震が走った。だが、“不適切な関係”はさらにある。自民党議員との「保守新党構想」で9億円の工面を依頼していたのだ。


民主党が政権交代を果たした09年総選挙の少し前に撮影された、野田首相と民主党の前原誠司政調会長が初老の男性たちと並ぶ記念写真がある。その持ち主は、感慨深げにこう語った。
 
「野田が首相になったのは順当だよ。民主党議員の中ではいちばんまともだった。今や財務官僚の言いなりだけどな。前原って男は常識がない。首相になれば政権は1年も持たなかっただろう。代表選でも前原グループの票の多くは野田へ流れ、前原に入ったのは1年生議員の浮動票ばかりだったと聞いている。人望のなさを物語っているよ」
 
訳知り顔に解説するこの男性は、本誌が先週号で報じた“怪しいタニマチ”グループの関係者である。写真は、このクループが民主党や自民党の国会議員らと重ねた会合の一つで撮影されたものだった。
 
グループの中心は“政治ブローカー”のM氏だ。
 
「自民党に顔がきくMはコンサルタントと称し、全国の土建業者を集めた政治家との『勉強会』を主催していた。だが、05年の郵政選挙後に前原と知り合い、民主党に肩入れするようになった」(M氏と前原氏の共通の知人)
 
M氏は前原氏を通じて野田首相や蓮筋行政刷新相ら民主党の中核までパイプを築いていったとされる。
 
政治資金収支報告書によると、M氏らのグループはこの3人と枝野幸男経済産業相、民主党本部へ計902万円の政治資金を提供している。
 
最大の問題は、一連の資金提供者の中に“元暴力団系タニマチ”S氏の関連企業があったことだ。
 
国会で追及した自民党の西田昌司参院議員はこう指摘する。
 
「前原氏らは節操がなさすぎた。Mのグループには、暴力団関係者とかかわりがあり、覚醒剤事件や脱税事件で逮捕歴があるSがいた。Mを『会長』と慕ったSは、前原氏らに資金を提供するだけでなく、自らの関連企業が出資したNPO法人『H』で本を出版するなど協力していたのです」
 
たしかに09年、前原、蓮肪両氏と自民党の後藤田正純衆院議員、みんなの党の渡辺喜美代表が登場する『未来へ道』(一粒の種の会)という本が出版されている。
 
「Sは前原と後藤田を特に気に入り、勉強会の2次会と称して銀座のクラブなどへ連れ出すことがたびたびあった」(S氏の知人)
 
こうした会合の出席者の間では、こんな構想まで持ち上がっていた。グループのメンバーが明かす。
 
「民主党は烏合の衆で、幹事長の輿石東は日教組出身だし、前原、野田はある意味、自民党より右でバラバラだ。とはいえ自民党もダメ。小泉政権後は町村派ですら保守ではなくリベラルになり下がった。だから、総選挙前に前原や野田、後藤田たちを集めて直接言ったんだ。『われわれの会合に出ている民主党議員12人、自民党議員10人らを束ねて本物の保守新党を作れ。選挙になっても君たちは100%当選するから、ついてくる議員は大勢いる』。すると連中は『新しい政党を作るのに9億円はかかります。資金を出してくれるスポンサーを見つけてください』と言ってきたんだ」
 
会合に参加していた議員の一人も新党構想があったことを認めた。
 
「金額までは覚えてないが、新党の話はよく出ていたよ。前原や後藤田はけっこう前のめりだったね。後藤田は『今こそ政界再編すべきだ』とまくし立てていた」

タニマチ間でも 分かれた前原評


M氏を慕うS氏は新党構想を真に受け、周囲にこう語っていた。
 
「今は民主と自民の2大政党だが、本当は政界再編したほうがいい。互いの改革派が一緒になれば政治はもっとよくなる。前原は人を束ねられる度量がある。新党の資金は俺が出してもいい。前原には将来、首相になってほしい。そうなれば日本は変わる」
 
しかし、タニマチグループの仕切り役であるM氏らの意見は違ったようだ。
 
「Mさんたちは前原と昔、大げんかをしたことがあって、あまり買ってなかった。前原は、小泉純一郎元首相が言いだした道路特定財源の一般財源化を踏襲しようとしていた。『法律で定められている特定財源をやめるなんて、とんでもない』とたしなめても全く聞く耳を持たなかった。前原は、とっぽくて、流行のものにはすぐ飛びつこうとする。常識ってもんがなかった。きっと大事故を起こすぞ、と思った」(グループの一人) 

この新党構想は、その後の民主党の党勢回復と政権交代によって幻となった。
 
M氏らはむしろ、前原氏が会合に連れてきた細野豪志原発担当相に期待するようになったという。
 
「細野は相手が誰でも言うべきことは言う。できるヤツで、小沢一郎元代表にも気に入られていた。だから、Mさんが『小沢の懐へ飛び込んで本心を探ってみたらどうか』とアドバイスした。前原は気が小さいヤツだから嫉妬するだろうけど、いずれはそれが前原や党の役に立つからね。細野は見事、それに成功したんだ」(同前)
 
新党構想の実態はどうだったのか。
 
野田首相と細野氏、M氏らに取材を申し込んだが、いずれも「担当者が不在でわからない」などと繰り返すばかりだった。
 
前原、蓮肪両氏は事業仕分け直前、M氏らの会合に出席したことについては。「多くの会合に出席しており、その中の一つ」と認めたものの、新党構想などについては「そのような事実はありません」と書面で回答した。
 
後藤田氏もこう回答した。「党派を超えた議員の集まりと承知し、数回参加したことはありますが、ここ1年ぐらいは参加しておりませんでした。流れで2次会に参加したことは記憶しておりますが、本会のメンバーと頻繁に銀座に出かけた事実はありません」
 
民主党は結党以来、オープンで透明な政治の実現を訴えてきた。
 
野田首相は9月15日、初の行政刷新会議を官邸で開き、無駄削減をPRした。担当相の蓮肪氏もさっそく事業仕分け第4弾の実施をぶち上げ、こう自画自賛している。「天下りの温床となっていた部分をずいぶん改善しました。更に進めていきたい」
 
野田首相は、自らも含めた党中枢をまずは仕分けすべきだ。

本誌・森下香枝、今西憲之、神田知子

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週刊朝日は100万部は購読されるべきだシリーズ…週刊朝日9/30号から。

2011年09月27日 10時47分14秒 | 日記
在日献金問題 背信の取引

菅と仙谷が「密会」した男


…前略。

わずか「25万円」で外相辞任なのだから、「100万円」以上の菅前首相も辞めざるを得ない。永田町では引責辞任論が一気に渦巻いたIそして菅前首相が窮地に追い込まれたまさにそのとき、大震災が起きたのである。
 
結局、献金問題は大震災でウヤムヤになったが、その後も菅前首相とK氏の関係は続いていた。いや、むしろこの問題によって、切っても切れない仲になってしまったと言ったほうが正確かもしれない。
 
こともあろうに、冒頭の「韓国の客人」との会合は、献金問題の当事者である在日韓国人K氏が、菅前首相の在任中から再三、求めていたことだったというのだ。
 
「K氏は菅さん側に、相当なプレッシャーをかけ続けていました。K氏としては、菅さんを韓国の大統領に会わせてやったのも自分だし、今回の献金問題でも菅さんのために逃げてやっているというスタンスで、菅さんが『客人』と面会するのは当然だと思っていたフシがあります」(菅前首相周辺)
 
2人の“特殊な関係”を理解するには多少、説明が必要だろう。
 
菅前首相は民主党代表代行だった08年2月、韓国の李明博大統領の就任式に参加し、会談もした。これについてK氏は周囲に。「(会談は)オレが韓国側に掛け合って実現した」と触れ回っている。その事実関係はともかく、K氏が菅前首相に「貸し」があると考えているのは間違いなさそうだ。
 
さらに重要なのは、菅前首相が、くだんの献金問題に絡んで二つの「ウソ」をついたと見られていることだろう。
 
菅前首相は献金問題が発覚した際、K氏が韓国籍だとは知らなかったと言い続けている。献金を受けた際に「外国人だと知らなかった」場合は、政治資金規正法の罰則の対象にならないからである。

再び“登場”した 献金問題のK氏

しかし、本誌(6月17日号)が報じたように、K氏は周囲に、「(週刊朝日の最初の記事が出る数日前)菅さんから携帯で『何かあったら帰化したことにしてほしい』と頼み込まれた」と語っている。それが事実なら、菅前首相は本誌が献金問題を報じる前から、K氏が在日韓国人だと知っていたことになる。
 
加えてもう一つ、『菅前首相には、献金をK氏に返却した「日付」をごまかした疑惑もある。
 
菅前首相は「(報道を受け)弁護士が事実関係を確認し、3月14日に本人(K氏)と会って返した」と国会でも答弁した。
 
だが、本誌は、「週刊朝日の取材に驚いた菅さんサイドが掲載誌発売前日の10日、秘密裏にK氏側と接触して、領収書と引き換えに返金した」(永田町関係者)との情報をつかんでいる。
 
たかだか「4日」とはいえ、その食い違いには大きな意味がある。報道前に返金したということは、菅前首相がK氏の国籍をもともと知っていたことを意味するからだ。
 
大震災、そして原発事故によって日本が未曽有の国難に見舞われるなか、一国のトップリーダーが自らの権力維持のために一生懸命、“口裏合わせ”をしていたとすれば、呆れ返るほかない。
 
だからこそK氏は菅前首相のために「逃げてやっている」と認識し、この二つの「ウソ」を暴露されたくなかったら要求をのめーーとばかりに菅前首相側に迫ったというのだ。
 
「この問題でK氏との交渉にあたったのは、菅さんの代理人のA弁護士でした。Aさんも、さすがに首相在任中はマズいと思ったのでしょう。K氏に『(客人と)菅さんを会わせる』と約束しながら、のらりくらりと延ばしてきた。そうこうするうちに菅さんが退陣してしまったので、K氏は激怒したそうです。K氏は『要求をのまないなら。3月10日の件”をマスコミに暴露するぞ』と迫り、急きょ、実現したと聞いています」(菅前首相周辺)
 
それが冒頭でご紹介した“密会”だったわけだ。
 
さて、K氏の要求で菅前首相が会った「韓国の客人」とは誰だったのかも、本誌は突き止めた。
 
客人の名は「朴在圭」、韓国・慶南大学校の総長だが、ただの学者ではない。
 
同大は韓国における南北統一教育の中心的存在で、朴総長は、金大中政権の99年12月から1年4ヵ月にわたって統一相を務め、「太陽政策」を推進した実力者だ。00年6月に史上初めて実現した南北首脳会談では金大統領に随行し、その後も南北閣僚級会談の韓国側首席代表として北朝鮮と折衝にあたった。
 
韓国の”要人”である朴総長と菅前首相の面会に、K氏がこだわったのにはワケがある。語るのは、K氏を知る野党関係者だ。
 
「実は、朴総長はKとビジネス上のつながりもあるというんです。朴総長の信頼を得ることによって、Kはより多額の資金を動かすことができる。朴総長は、機会があれば政界復帰も狙っているようで、ぜひ菅さんに会いたいということだったらしい」
 
事実、朴総長との深い関係を示すように、K氏は「慶南大学校 碩座教授」の名刺を持ち、周囲にばらまいている。しかも、その名刺の住所は、K氏の関連会社が入っている千代田区内幸町のビルだった。

プライバシーで答えられません


冒頭の場面に戻ろう。
 
菅前首相との会合を終えた朴総長が、帝国ホテルのロビーで落ち合ったのはK氏だった。
 
その後、菅前首相の代理人であるA弁護士と合流すると、次に朴総長が目撃されたのは、A弁護士と通訳の3人で衆議院第一議員会館へ向かうところだった。そして、なんと、今度は民主党の仙谷由人政調会長代行と面会したのだ。
 
「朴総長は、仙谷さんの事務所で1時間ほど過ごし、上機嫌で事務所から出てきました。K氏は以前からA弁護士に、復興ビジネスに絡んで仙谷さんに話を通してくれとも頼んでいたようです。実際、この数カ月、K氏は『仙谷さんに会う』といろんなところで触れ回っていたそうです」(政治部記者)
 
さらにこんな話も。K氏をよく知る経営者が言う。「菅さんは”市民運動家”だから、ビジネスの話はまったくダメ。だから、Kはとっくに見切りをつけて、菅さんを飛ばして、仙谷さんに”陳情”しようとしていた。被災地の復興ビジネス絡みで、自分が関係する関東の土地を無償で提供するから、整備して仮設住宅を建ててくれないかーという案を仙谷さんに持ち込みたいと言っていましたが、結局、まとまらなかったようです。K本人は被災地の瓦傑撤去にも興味を持っていますが、なかなか難しいようです」
 
言うまでもないことだが、政治資金規正法が外国人献金を禁止しているのは、外国勢力が日本の政治に影響、関与することを防ぐためだ。ところが菅前首相は、自身の献金問題を隠すための「ウソ」が「ウソ」を呼び、結局、首相退陣から日もたたないうちに「外国人」の要求をのんだ。
 
しかも、政府の政策決定に大きな影響力がある与党の「政調会長代行」を務める仙谷氏までもが、その片棒を担いでいるとすれば、これを「国民への背信」と言わずして、何と言えばいいのか。
 
菅前首相、そしてA弁護士は本誌の取材に対し、「質問は、菅が特定の人間に会ったか否かに関するものでありますが、このような内容はプライバシーに係るものでありますので、答えることはできません」と答えた。また、仙谷事務所はこう答えた。
 
「朴総長とは、韓国の元統一相ということで、旧知のA弁護士の仲介で初めて会った。K氏のことはもちろん、今回の経緯や、菅さんを巡る話もまったくあずかり知らないことです」
 
K氏にも質問状を送ったが、締め切りまでに回答はなかった。
  
一方、本誌が朴総長に電話取材をしたところ、本人はこう答えるのだった。
 
「菅、仙谷両氏とは、北朝鮮の核問題について、日韓共通の関心事であり、お互いが協力して対応していこうという話をしました。菅氏からは、日朝関係改善策について意見を求められました。菅氏とはもともと知り合いで、今回会ったのは、K氏が間に入ったからではなく、個人的に連絡を取ったんです。K氏とは彼の親の世代、40年ほど前からの知り合いで、大学の学業研究も手伝ってくれているから名刺を持っている。ビジネスパートナーではありません」

いま政治家がなすべきことは、震災と原発事故で傷んだ国民の暮らしを一日でも早く立て直すことだ。自己保身に汲々として国益を忘れる政治屋に、国民の命を守ることなどできない。
     
本誌・鈴木 毅

*この週刊朝日の労作が検証した事を、推論して判断すれば、菅直人が「有罪」「無罪」のどちらかは、今朝の新聞を見れば、言うまでもないだろう。
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出井氏は芥川の文章を読んでくれているかも((笑)…最終章。

2011年09月27日 10時32分31秒 | 日記
円高なぜ騒がぬ 投機家に怒鳴れ

 
もうひとつ、行政の見直しとしては、21世紀流に中央官庁の再編をすべきでしょう。あるいは、官庁はそのままでも、全省庁の上に横断組織をつくる。中国でいえば、経済政策を一手に握る「国家発展改革委員会」のようなものです。こうした工夫をすれば、政府は速く動けると思います。
 
行政は薄いほうがいい。国の出先機関があって、県があって市町村があってと、何重行政にもなっているから動きが遅い。国が本当にすべきことは外交、防衛と金融・財政政策だけです。
 
金融・財政でいえば、円がこんなに高くなっているのに、政府はなぜもっと騒がないのでしょう。投機家に向かって、
 「震災でひどい目に遭っているのに円に投機するなんて、どういう商業道徳を持っているんだ! 倫理的にだめだぞ!」
 
と、大きな声で怒鳴るだけで、すこしは考え直してくれるでしょう。日本銀行の白川方明総裁が「強力な金融緩和をまさに推進している」(9月7日の会見)と、官僚みたいなことを言っていますが、円高が復興にどれだけブレーキをかけているか。政治家をはじめ日本の国士になる気持ちで発言してくれないと困ります。
 
その意味で、野田佳彦内閣には1日でがっかりしました。組閣日(9月2日)の会見で、復興の財源について「政府税調に複数の選択肢を早く示してもらい、与野党で協議していきたい」と言いましたが、やることが逆です。
 
5年間の復興費用は19兆円。日本の経済規模からいえば、使いたかったらすぐに使えばいいでしょう。先に復興債を出すと決めて、「税制のことは後から考えよう」と言っても、だれも怒らないと思いませんか? 行動が第一です。政権批判はめったにしませんが、思ったよりもひどかった。
 
復興でいちばん急を要するのは何か、日本をどうしたいのか、まずそれを国民に明確に語ってほしい。
 
わたしは、日本は成長する中国に接近するのでも、世界最大の経済国・米国に接近するのでもなく、日本独自の路線を行くべきだと思います。日本が活力ある、諸外国から尊敬される国になるには、自分で自分の道を選ばなければいけない。
 
これまでの変化は黒船による明治維新、敗戦による平和憲法と、2回とも外圧がきっかけでした。しかし今回こそ、自然災害や原子力で懲りているから、きちんと選べると思います。
  
構成 本誌・江畠俊彦

*標題を書いた訳は、ソニーの現・副会長である中鉢氏は、芥川の母校の2年先輩なのである。その縁で、「文明のターンテーブル」、を、折々に、見てくれている可能性は有るな、と感じるものがあったのである(笑)

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前章続き。

2011年09月27日 10時25分36秒 | 日記
この震災で明らかになった日本の強みは二つあります。ひとつは社会の安定。みんなが助け合ってすばらしいと、世界中から称賛されました。
 
もうひとつは大企業です。経団連の中核となっている会社は、自社が海外進出するときに系列の会社を一緒に連れていく。強い軍団を持っているわけです。
 
今回もいちばん早く復興したのは大企業の系列の会社だと思います。
 
たとえば、日立製作所、三菱電機、NECなどが出資する半導体製造のルネサスエレクトロニクスの場合、被災した茨城県の工場に、製品の買い手である自動車会社の社員も含めた応援要員が一日最大で2500人も入ったそうです。最新鋭の精密工場が震災後3ヵ月あまりで、一部の生産を再開できました。世界新記録と言っていいぐらいの早さですよ。大企業は放っておいても、それなりに生き残っていく。
 
では、社会の安定と大企業という二つの強みを残しつつ、どう復興させるか。
 
わたしはいま東北復興ではなく、東京を含めた東日本復興を訴えています。東京でお金を稼いで、それを東北への投資に振リ向ける。
 
具体的には、9月20、21日に開く「アジア・イノベーション・フォーフム」で猪瀬(直樹・東京都)副知事と対談しますが、それは猪瀬さんが、「東京湾に天然ガスの発電所をつくる計画がある」と言ったのをテレビで見て、すばらしいと思ったからです。東京を復興の突破口にすればいいんだと。
 
これ以外にも、東京についてはアイデアがいくらでも出てきます。政府が特区を設置するなりしてカジノやリゾートをつくり、招致するのは東京オリンピックではなくて東日本オリンピックにして、わたしが好きなFIレースも呼ぶ。
 
こうすれば、海外の投資も呼び込めます。東京はまったく新しい魅力的な街になります。もともと料理もファッションも最先端のものがそろっているのですから、アジアでは敵なしになりますよ。
 
こうして東京を糸口に復興作業を続けるうちに、大量生産をしている大企業に加えて、東京という足かせから離れて地方独特の文化や伝統に根ざしたユニークな中小企業が生まれてくれば、日本が持っている世界的なブランドをもっと輝かせられるのではないでしょうか。日本はものすごくいい国になると思います。
      
 
この方策で主役になるのは、GDP(国内総生産)の6割を占める第3次産業 (サービス業)と行政だ。この二つの見直しが、復興を超えて日本経済を再建する際には不可欠となる。
      
第3次産業は、トヨタやソニーなど日本を代表する第2次産業(製造業)の大企業に比べると、競争力が低すぎます。東京電力、TJR、NTT。みんな地域独占で、日本の民営化かいかに中途半端かも示しています。英国では、通信会社BTグループに対して、政府は株を持っていたとき株主権を行使しませんでした。独立採算ですから。
 
それに対して日本では、民主党の幹部が復興財源として、政府が保有するNTTや日本たばこ産業の株を一部売却すべきだとの考えを示しました。本当にびっくりです。筆頭株主はその会社と運命共同体のはずなのに、「株を売る」と言ったら、その会社はどうなると思いますか?政府が、民営化するわけでもないのに株を切り売りするような会社は、どんな会社なんだと。
 
その会社をつぶす気で言っているなら理解できます。日本の政治家はどこまで常識がないのかと思いましたよ。それはどの経済オンチというか、資本主義の根本をわからない人が運営している国は怖い。

…以下続く。

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次は、ソニー前会長・出井さんの怒りの声に耳を傾けてみよう…週刊朝日、9/30号から。

2011年09月27日 10時11分37秒 | 日記
「野田内閣には1日でがっかりした」
出井伸之 前ソニー会長が厳しく注文  震災復興 経済再建


いでい・のぶゆき 1937年、東京都出身。早稲田大学を卒業して60年ソニーに入り、社長、会長を歴任した。 2006年にクオンタムリープを設立し、代表取締役CEO(現職)。主な著書に『日本大転換J (幻冬舎新書)

日本は大震災からの復興たけではなく。台頭する中国やインドに押されて低迷する経済の立て直しも求められている。これら直面する難題を民間企業はどう乗り切ればいいのか。政府は国をどう導くべきなのか。-T戦略会議議長や経団連副会長など、官民の要職も歴任した出井伸之・前ソニー会長が野田政権に厳しく注文をつける。
 
東日本大震災は、わたしは「とどめの一撃」になりかねないと思っているんです。日本はその数年前からひどい「大災害」に遭っていました。
 
日本は戦後、平和憲法で軍隊の保有を禁じられるとともに、米国から航空機の製造をはじめ重工業も抑えつけられたことで、民生産業に特化した国になりました。ソニー、トヨタ自動車ホンダなど輸出産業を育てるまでは産業政策がうまく機能しました。日本は「欧米の工場」として、日本がつくって欧州や米国に売る。この構図で「ミラクル」と言われる成長をしました。
 
ところが、インド、中国。韓国、台湾など遅れて「産業革命」をした国や地域が。日本の得意分野を全部持っていきました。日本は新たに打つ手がなくて「延命措置」だけ。1990年代を境にバブル崩壊、アジア通貨危機などに見舞われ、閉塞状態に陥りました。
 
インターネットが世の中に普及してから、戦後ソニーが生まれ育ったのと同じように、日本でもネットのなかでさっそうと伸びる会社があってもいいはずです。しかし、世界で活躍する新しい会社が一社もできていない。グーグルもヤフーもユーチューブも日本の会社ではありません。
 
もはや日本は、世の中の進歩についていけないところまで落ちぶれてしまったのです。世界のなかで居場所を失ってしまいました。
      
米国はリーマンショックの後遺症もあって経済が伸びていない。欧州は財政問題からEU(欧州連合)が揺らぐほどの危機に瀕している。日本は「孤児」状態で損をしているー出井氏の見立てだ。そんななか、地震が襲ってきた。天災だけではなく、福島第一原子力発電所の爆発という人災にも追い打ちをかけられた。
      
 
天災プラス人災。それよりもひどいのは、そのときに何か起こったのか、われわれがいまだに知らされていないことです。日本人はいまほど、「政府に裏切られた」と思ったことはないのではないでしょうか。わたしは昭12(1937)年生まれで戦争中の大本営発表を覚えていますが、それと同じです。
 
今回はさらに、行政の動きが遅い。いろんな大臣が 「きめ細かな手配」なんて言いつつ、国、県、市町村とバラバラに活動しているからです。なにしろ、政府は東京から、上から目線で見ているし、地元は地元で東京のほうを向いて、東京を再現したがる。これは戦後、行政が一貫して、「東京一極集中」のシステムを続けてきたからです。江戸時代の参勤交代が復活したようなものですね。
 
内閣府の試算によれば、道路、空港といった社会基盤や、住宅、工場、店舗といった建物などの被害が16・9兆円にのぼります。問題は、これらが生みだすお金も同時になくなってしまったことです。
 
つまり、行政は仮設住宅をつくって電気や水などの供給を復旧させたものの、住民が毎日出勤して給料をもらう会社がなくなってしまったことをどうするのか。将来設計を断たれてしまった人がたくさんいます。そういう人たちはテレビで見ても、「先のことはぜんぜん考えたことがない」と、投げやりです。生きがいを失ってしまったのでしょう。この人たちに食べるすべをつくってあげるのを忘れてはいけません。
 
こうした行政の鈍さは、政治家が育たなかったことが背景にあるのでしょうか。
 
いまの2大政党、民主党は企業と労働組合の闘いの労組側、自民党は米ソ冷戦の米国側として存在していました。しかしいま労使協調が主流となり、冷戦構造も崩れてしまったので、どちらにもアイデンティティーがなくなったのです。本来なら選挙が何度もあると新しい党が出てくるはずなのに、それもなかった。
 
そのまま来てしまったから、いまの民主党は右から左まで、政治家の百貨店みたいになっています。考え方が違うさまざまな議員がいて、同じ党とは思えない状態ですよね。
 
ただ、出井氏は、今回の震災が衰退する日本の息の根を完全に止めたわけではなく、まだ復活の道があることを再確認できたとみている。まだ消えていない日本の強みがあるからだ。

…以下続く。
     
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これだけでも、彼は、実に偉い のである。…同感でしょう、鶴見たいじん。

2011年09月27日 08時13分33秒 | 日記
鶴見たいじんが、なんども何度も、身銭を切って言い続けていた事、そして、芥川が、全く、その通りと同感し続けていた事に対して、古賀氏は、正に、身を持って言い、解明してくれたのである。東大一番病の弊害を。

これだけでも、彼は、実に偉い のである。…同感でしょう、鶴見たいじん。
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続いて古賀茂明さんの「日本はヤクザ国家ですよ」…週刊アエラ10.3号から。

2011年09月27日 08時02分21秒 | 日記
古賀茂明…1955年生まれ。東大卒業後、80年に旧通産省に入省。産業再生機構では執行役員を務めた

大ベストセラー『日本中枢の崩壊』の著者、古賀茂明氏が9月26日、経済産業省を退職する。さらば経産省、民主党。今後は個人の立場で、改革志向の政治家を応援すると言う。

文中黒字化と*は芥川。

-これからどうされますか? 

フリー、失業者です。生活のため、原稿を書いたり頼まれればテレビに出たりはします。
 それと政策にはかかわりたいので、改革志向の政治家や知事をサポートしていきたい。いままでは公務員だったので、特定の政治家を強く手助けすることはできませんでしたが、これからは自由にサポートできます。
 若い人も応援したい。学生や若者に、もっと政治に関心をもってもらうにはどうしたらいいか考えたいと思います。

潜在需要に応えた著書

―「日本中枢の崩壊』が38万部、『官僚の責任』も40万部。古賀現象とでも呼ぶべき広範な支持をどう分析しますか。
 
民主党に期待したのにダメだったという閉塞感。そのうえ官僚もひどいぞと。我々霞が関の人間には知られていることでも、一般の人にはそう知られていない。そこで「実はこうなっている」と示したところ、「何か変だな」と思っていた普通の人たちが答えを見つけたのでは。
―要は、巨大な潜在需要にこたえるものを提供した?
 
そうです。私か閑職に追いやられていて、「判官びいき」の構図もできた。手紙やメールがたくさんきました。版元の出版社は記録的な数といいます。「負けないでください、がんばって」といきなり握手されたり。それが毎日のようにあります。
 
私への取材は、英エコノミスト誌や米ニューヨークータイムズなど世界中から来ました。一様に「日本は何か変な国になってしまった」と。アジアの星だったはずが、最近は沈む一方、一歩間違えると破綻するかもしれない。なんでこうなってしまったのか、その疑問に答えた面もあると思います。
 
それと東京電力の原発事故です。これだけひどい事故がおきたのに、経産省も東電も「カエルのツラにしょんべん」で変わる気配なし。経産省も原子力安全・保安院も東電も平気でウソをついたり隠したりしている。

―日本の官僚はなぜ劣化したと思いますか。
 
給料は銀行や商社ほど高くないのに、なぜ彼らが、私を含めてですが、国家公務員になったか。小さいころからずっと褒められてきて、そのなりゆきだったと思うんです。一流の中高、東大法学部を出て、その先に公務員試験があって、受かるとエリートとみなされる。しかも大蔵省、通産省と序列があって、大蔵省に行くとエリートの中のエリートだぞと。結局それがうれしい。だから「国民のために働く」というのは忘れる。

*「芥川の苗は」の章…彼等の苗は、「自分は愛しているが日本国は愛していない苗」…だからである、の章を、御再読下さい。

政治家と官僚の罪深さ
 
褒められるとドー・パミンが出て、自分のできが悪いことは絶対に認めない。そう考えると、よく理解できます。国民が「助けてください」と陳情に来ると、よしよしと。頼られると優しいの。優越感をくすぐるからです。

-ですが、先進国と比較してエリート官僚の質は低いでしょう。再生可能エネルギーや発送電分離など、エネルギー問題ひとつを取っても、日本の政策が世界標準からかなり劣後していることがわかりました。
 
そう。相当低い。完全に遅れている。電波のオークションや給付つき税額控除は海外はとっくにやっている。
 
日本は結局ずっと殖産興業なんですよ。本当は産業化が一定程度進むと、消費者保護とか女性政策とか、産業政策以外が充実するのですが、それが全然ない。官僚がずっと業界側に立って殖産興業を進め、政策の基本的方向性を変えてこなかった。
 
中でも罪深いのは、少子高齢化かわかっていながら財政と社会保障の構造にメスを入れなかったことです。政治家の責任でもありますが、選択肢を示さなかった官僚の罪も大きい。
 
いまの日本は、ギリシヤ化の道を歩みつつある。公務員改革も歳出削減もしない、規制緩和もできない。増税だけ進めていく。成長の道筋がなく、結局破綻する。

-東電の値上げと同じですね。
 
農業、医療、再生可能エネルギーが成長が期待できそうな分野です。ところが、農協や医師会、電事連と闘う勇気はない。一番弱い消費者から増税で巻き上げる。弱きをくじき強きを助けようとしている。これってヤクザと同じ、日本はヤクザ国家ですよ。 

聞き手編集部大鹿靖明


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