ファース工法専用部材の色々…北斗市・本社
平成元年に誕生したファース工法は、市販されていない様々な部材で構築されています。
当時は、樹脂スプレー発泡断熱なるもなど存在すらしませんでした。
ファース本部が公的な認定交付までは、5年間の歳月が必要となりました。
構造躯体の外側に外断熱用の断熱ボードを張り付け、その内側からウレタン樹脂断熱材をスプレー発泡する工法です。
ウレタンは可燃性の高いため、防火上の対策を行わなければ公的認定は受けられません。
断熱材エアクララの難燃性を高める処方を施し、それでも燃えない訳ではありません。
空気循環をさせるため、火炎が壁内に入ると一気に燃え広がってしまう怖れもあります。
その上昇気流層には、必要量の通気をさせつつも、火炎が入ったら酸欠させて火を止める「ファイヤーストッパー」を開発しました。
これは特許登録しています。
画像は、断熱エアクララが断点なく、床下と壁体内、天井を連続してスプレー発泡させるために必要な下地材です。
タイトプレートと云いますが、幅100㎜、長さ2000㎜、厚さ25㎜のスチレンボードを100㎜の長さに切って、1m間隔で置き、その隙間からエアクララを床下と壁体内通気層を繋いでいます。
その他にスプレートと言う、スプレー発泡断熱材の厚さが針を刺さずに特定する専用部材。このような見えなくなる部材は、ファース工法の大きな役割を果たしています。
会社や組織には、表面ではなく裏方で大切な役割を担っている部材や人達もいるのですね。
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