瞽女人形「お春七才」 高さ約10cm
鹿児島県帖佐人形「ごぜどん」
2013年、ヤフオクで見つけた瞽女人形。かねてから立体の瞽女がないかと探していた末に手に入れた人形であった。購買品であれば製作元にお願いして販売したいと思っていたのだが、すでにこの人形は廃盤であった。その後メルカリにて一体出品されていて、落札されたようだが私が知る限りではこの二体だけである。人形の裏書きには『ごぜどん』とあり、鹿児島県帖佐の民芸品であることがわかった。また、鹿児島でゴッタン←クリックと呼ばれる瞽女に似たの目の不自由な芸人がいたこともわかった。ゴッタンの弾く三味線は大工が作ったのが始まりとされ、木材でできた本体に弦が張られている。
ゴッタンといわれる三味線。弦以外は全て木製である。どんな音がするのだろう。
出来上がった人形は素人の悲しさで造形も絵柄もまちまちで、民芸品の土人形の職人さんの職人芸には到底及ばないが、この数年のジオラマ作りで、多少はうまくできたのではと思うし、拙いということがそれぞれに個性がある人形になったかと、慰めている。一つ言えることは色柄形、同じ人形はないというデメリットがメリットか、と思っている(笑)。型を起こし作ったが、造詣が複雑なので一個一個手がかかるが、心を込めて手作りで仕上げています。
Aタイプは三味線分離型 Bタイプは三味線一体型 (材料は石粘土)
「瞽女お春 七才」は近々販売を予定しております。
限定30体 (Aタイプ15体、 Bタイプ15体)「気力が続けば製作予定」です。