上越・町家暮らし

主に新潟県・上越市の自然、文化、風土、そして町家暮らしについて書いていきます

栃木県真岡市二宮町 二宮尊徳、親鸞上人

2023-02-25 18:28:00 | 小山

真岡市久下田駅。ここ真岡線では蒸気機関車が時々走っている。

駅前にあったパステル調の建物。なんだったんだろう。

若い方には馴染みはないと思いますが、今でも校庭に薪を背負って本を読む像がある小学校もあると思われます。その像が二宮金次郎、のちに二宮尊徳と言われた偉人であります。

駅前の案内板を見ると、真岡市には京都から新潟直江津に流され、放免された後にここ茨城県真岡市にて教えを説いた親鸞上人の史跡やお寺が多く点在するという。また関東近県には多くの弟子いて、浄土真宗の寺が数多く建立されている。その代表とも言える真宗の寺、専修寺があるというので尋ねてみることにした。

専修寺に向かう前に真岡市に親鸞がむすんだという草庵があるというので車を走らせていると、ド〜ンとばかりに空をついた黒い楼門があった。

楼門の天井

 

長栄寺楼門というらしいが、1632年建立というからおよそ400年経っているのは素晴らしい。他の施設はなくなりこの楼門だけが残ったらしい。

専修寺三谷草庵というらしい。大銀杏が切られたのは惜しいが。葛屋は樹木に覆われていると傷みやすいから、枝払いしたと思われる。

 

裏手からの三谷草庵 弘長2年建立(1262年)とある。裏から見る茅葺はだいぶ痛んでいて葺き替えも近いと思われる

竹藪にあった三谷草庵の水場


栃木花木センターと岩舟山高勝寺

2023-02-24 19:23:21 | 小山

花より団子なのにカミさんという牛にひかれて栃木花木センターに行ってきた。目的は塊根植物をみることである。

 

ピンクのドアと子供たち

 

高嶺の花の胡蝶蘭

花木センター全景

花木センター近くの「みかも道の駅」にて珍しいことチンドン屋さんがいた。最近はチンドン屋さんが増えているらしい。そのうちジオラマで作るぞ!

こもまた花木センター近くの岩舟山高勝寺標高173mへの階段の始まり。山の裏には車で行ける道路があるのだがあえて階段を使用する。階段数610 段ほど。金毘羅山が800段、糸魚川の神道山が1100段あまり。今まで一番多かった階段は出羽三山の羽黒山だったと記憶している。

 

この寺のは塔は国分寺と同じく三重塔(江戸中期1751年建立)であるが五智国分寺(1865年まだ未完の部分があるらしい)の塔よりかなり古い。

この岩舟山は名前の通り岩山で古くから採石産業が多くあり、江戸に建築材として利根川を利用し送り出していたが、採石が終わった今、その採石場を利用し仮面ライダー等の爆破シーンに最適な場所として使用されているようだ。またドラマ、映画だけでなくクリフステージと銘打って、著名な歌手やジャズ奏者などがコンサートを開催している。

 

岩舟山高勝寺からの関東平野の眺め


直江津・迷所案内 3

2023-02-22 15:56:17 | 直江津散歩

日本海が見渡せる稲荷神社裏に吉野秀雄歌碑がある。私もここに来るまで吉野秀雄という歌人を知らなかった。短歌に関しては全くの門外漢であるから、改めて吉野が昭和を代表する歌人であることを知った。

次の迷所案内は森光子記念碑である。

途中レンガタイルのライオン像のある建物。

 

威風堂々のライオン像

 

小kのライオン像のある建物は直江津銀行として建てられたが、のちに海運業を営む高橋達太が大正9年に移築し、回漕店として使用したものという。当時直江津港は北前船が行き交う港として栄えたという。大風が吹き大火が多かった直江津において焼け残っている貴重な建物となっている。

直江津駅への途中、関川にかかる荒川橋たもとにある林芙美子の記念碑。小説、放浪記が有名であるが、駅の前にあったと思ったがいつも間にか森光子の碑に、駅前の場所は乗っ取られたようだ。林芙美子より、森光子の方が新しい有名人らしいが、原作者より演技者の方が今風かもしれない。それにしても、林芙美子も、森光子の活躍した時代は遠くなったものだ。

 

 

駅前広場にある森光こ放浪記2000回上演記念碑


直江津・迷所案内

2023-02-16 11:06:14 | 直江津散歩

大神神社からの眺め。北は日本海、米山、東は関田山脈、南西には頸城三山が見える

町家越しに米山(大神神社から)

私の住む街中には歩いて数分の場所に多くの名所がある。

森鴎外・山椒太夫の碑。高田には山椒大夫の墓もあるらしい。

 

安寿と厨子王供養碑。

供養碑から見える直江津港

安寿と厨子王の供養碑と同じ敷地内に芭蕉の句碑がある。背後は直江津海岸、船見公園。ユキステのトラックが行来していた。

芭蕉は1672年、弟子の曾良を伴い奥州への旅に出た。1689年、東北を巡り終え新潟に入り柏崎市、出雲岬で読んだ(荒海や佐渡に横たう天の川)は有名な句である。その後、直江津、高田と宿泊し句会に招かれている。しかし新潟でのもてなしは良いとは思われなかったらしい。

 

三八朝市通りにある山川製菓店特製菓子