梅雨に入った。あれほど続いた青空も夕陽も、梅雨前線の前に姿を消した。日本海に沈む豪快な夕陽が見えてくるのは、いつだろうか!
梅雨に入った。あれほど続いた青空も夕陽も、梅雨前線の前に姿を消した。日本海に沈む豪快な夕陽が見えてくるのは、いつだろうか!
ハマヒルガオの群落
6月も中旬に入って、快晴が続いた日本海も荒れ始めた。風も湿気を含み始めた。梅雨入りも近いのか。
そんな中、当たり前のように生命は息づいている。
今か今かと待ち望んでいた、関田峠への道が開通した。上越市のホームページでは5月の24日が開通予定でしたが、24日には峠への道は通行止でした。バリケードに書かれていたのは、6月上旬開通とだけありました。そんなことから遅くとも6月7日にはとの思いで、10日に行ってみました。7日に開通したのでしょうか、案の定、峠付近にはマイクロバスが数台、その他、県外からの車で埋まっていました。関田峠のブナ林の根明けを待ち望んでいた人が、大勢いることを創造されました。しかし、予想していたブナの根明けは散々なものでした。今年は4月に降雪があったから、なんとか雪が残っていましたが、6月のブナ林の根明けはあまりに遅すぎました。また、このブナ林を見せるのは良いのですが、残った残雪でそり遊びなどさせて、美しいブナ林の景観を壊すのはいかがなものと思いました。マイクロバスで来られた児童学習の団体なのでしょうが、原始的なブナの吐息を味わうには、そのような活動は控えてもらいたいものです。意味のある自然体験とはどういうものでしょうか。
あまりの車の多さに喧騒を避け、黒倉山方面の信越トレイルを少し歩きました。
筒石峠分岐
筒石峠には小さな池があり、ここにはサンショウオとモリアオガエルが住んでいます。
残雪の残る池にはサンショウオの卵が。(餃子の形をしている)
お昼過ぎ、関田峠のブナ林は元の静けさを残していた。写真をとる方が3人ほど。
2年ぶりの美尻ブナ。
梅雨に入り長雨が続けば、奥の谷の残雪あっという間に解けるのだろうが、晴れが続く空模様では、ラチがあかない。我慢できなくて谷の奥を覗きにいった。
まだ谷には至る所に雪が残る
この谷では珍しい、モミジガサがあった。
この山菜の独特の香りと味は、格別である。
今年最後のコゴミ
流れを見ると竿を出す。
今年の初物、27センチ。
モミジガサ、ウド、コゴミ、ふきのとうなど、自然の恵みをいただき帰る。
梅雨の気配がないまま、キス釣りの師匠が「釣れるぞ!」と声をかけてくれたので、浜に行く。源流はまだ積雪が残り、渓は濁りが続きままならない。
「重い!」掛かってきたのは40センチあまりのヒラメである。
ヒラメはよく見るとエイリアンのようで、気味悪狩りの私にはそう見えてしまう。
早々に海におかえり願ったが、師匠は「うまいのに勿体ない」とおっしゃった。
半日ほどのキスの釣果。小ぶりな型である。最大18センチほどだった。