長居にある西野さんの畑。大阪の料理人には名の知られた生産者さんです。
主に春菊を栽培されていますが、天王寺蕪の生産者さんとして浪速魚菜の会でも大変お世話になっております。今回は西野さんからのお誘いを受けて、ジャガイモを掘りに。折角、西野さんのようなこだわりのある生産者さんのお話を聞く事が出来るので、なにわ翁のご主人やサグラのスタッフの方達とご一緒に畑に訪問させて頂きました。
アンデスは地上に出た茎のすぐ下に生えています。それもそのはず、ジャガイモは根が肥大したものですなくて、茎が肥大したものなのですからね。地上に出たばかりのジャガイモをかじると特有の風味や甘さはないけれど、とても瑞々しくてえぐみも少ないですね。
あとは、朝捥ぎのとうもろこしやトマト、まだ小さなオクラをご馳走に。目に見える変化は少ないですが、野菜は本当に鮮度が大切だなと感じる一瞬です。特にオクラは、市販されている成長しきった上に、捥いだ後にかなり時間の経ったものと比べると違いは歴然です。
ご主人さんは不在でしたが、 奥様が対応してくださり、折角子供さんも一緒だからとじゃがいも掘りをさせて下さいました。ほんとうに有難うございます。
日常の中ではなかなか難しいのですが、たまに このように自然とふれあう事によって、子供達も大喜びですし、その中で少しでも 食べ物の大切さを感じてもらえたらと思っています、。現に長男は多少の好き嫌いはありますが、野菜を食べないと畑にいけないよと言うと頑張って食べようとしてくれます。
初めて私が生産者見学に訪れたのが西野さんでした。
その時も子供達と一緒だったのですが、野菜と土に触れてとても喜ぶ姿を見てから、体感の大切さや食育などにより深く 関心を持つようになったのです。
都市型農業の果たす役割には、このような農との出会いを 生み出すことも大きな存在価値の一つではないかと考えています。