大阪が誇る食材の一つに津村さんの河内鴨があります。
本音を言うとあまりご紹介したくありません。それほど美味だし、こだわっておられます。でも、大阪にある本当に美味しいものを知ってもらいたいので、隠さずに書いています。今回は、料理監修を務めているささゆりの里の秋のメニューに河内鴨を使いたいと思い、ご相談させてもらいに訪問しました。
少し横道にそれまして、久しぶりにささゆりの里について書きますね。ささゆりの里は、今夏も多くのお客様がBBQで楽しまれました。そして実りの秋を迎えて、いよいよ里山レストランのしての本領を発揮した献立へと切り替わります。その献立の中の一つに、鴨の脂とかつお・昆布で取った出汁に大根おろし(旬が来れば田辺大根を使うようです。)を加えたみぞれ鍋で、河内鴨を薄めに切ってしゃぶしゃぶのようにして食べてもらおうと思っています。また、ちゃんと献立が決まればお知らせしたいと思います。
津村さんの一番のオススメは、生食です。朝引きで、しかも都市に近いからこその贅沢な食べ方です。今回ももちろん刺身にして頂きました。でも、良さはそれだけではありません。通常より長い期間をかけて育てられた肉質は、加熱調理の際の柔らかさです。フランス産と違ってしっかり血抜きされた上身は、日本料理には特に相性が良いと思います。
①鴨の脂と昆布で出汁を取る。
②この出汁で、大根・ブロッコリーを茹でる。
③フライパンで別に取っておいた鴨の脂で柚子蒟蒻、大根 鴨の砂ズリを炒める。
④①の出汁2:濃口1:味醂1:酒1:砂糖適宜を加えて 煮詰める。
⑤④に一口大に切った鴨を加えて、中に火が通らないうちに取り出す。
⑥フライパンの煮汁が煮詰まってきたら火を弱め、②のブロッコリーと④の鴨を加えて、さっと和えて器に盛る。
蒟蒻は金剛山の伏流水で作られた手作り柚子蒟蒻を使用しました。鴨の脂が他の食材に旨みをプラスしてくれて、尚且つ蒟蒻を食べると柚子の風味が良い感じでアクセントになります。火の加減を気をつければ一口大に切った鴨でのそんなに固くなりません。特に津村さんの大きめのサイズの鴨は柔らかいです。 鴨の代わりに鶏肉でも出来ますので、是非どうぞ。。 (今回は食材が良いのであえて生姜等を加えていませんが、 お好みで生姜、酢なんかを入れるとさっぱりしますよ。)
追伸ー来週の23日の「クイズ 伸助君」にて津村さんが登場するです。気合の入った津村さんをテレビで拝見するのが、今から楽しみです。