只今、来月の献立作りに邁進中。
日曜日は数年ぶりに浪速魚菜の会のイベントに参加してきました。
独立前に数年間、ほぼほぼボランティアで活動に携わっておりました。 いろいろと大変なこと、葛藤もありましたが、この活動を通じて得たものは 今の自分にとってとても大きな糧となっております。
もし今現在、結果が出てなかったらただの物好きとして終わっていたでしょう。 でも、なにかを得ようとした時、やはり何かを犠牲にする覚悟は必要で、 良いとこどりは出来ないということでしょうか。 結果が出るまでは時間のかかることもありますが、
桜花でもよく取り扱う浪速の伝統野菜。 今日もいろいろな形で食すことが出来たので、刺激がありました。
また、私の料理の恩師の方と久しぶりにお話し出来て良かったです。 以前はこの恩師の料理のアプローチに魅せられて、すっかり自分を見失った時期もありました。 でも、これではダメだと気付き、そこからさらに深く自分で考えるようになりました。
恩師をはじめ、この会にはそれぞれの世界の先駆者の方ががおられ、 いろいろとアドバイスや学びを頂きました。 料理は美食だけでなく、文化の具現化でもあると学びました。 個人だけでなく、社会に寄与するという生き方も学んだように思います。
今の自分の料理は、過去の修行時代に学んだことが土台にはなっておりますが、 自分がこれまで学んだ中で生み出された我流の料理です。 我流ではございますが、日本料理という大きく・深いふり幅目一杯表現することが大切と心得ております。 ようやく今スタートラインに立ったように思います。ここからが本当の勝負です。
これからもこんなことを大切にしながら、料理人人生を歩めればと思っています。