高麗橋桜花 徒然日記ー料理人はどこまでできるのか ー

「高麗橋桜花」店主・「大阪食文化研究所」主宰森田龍彦のブログです。どうぞご贔屓にお願い申し上ます。

羽曳野と泉州の恵みに出会う

2007-05-24 | 生産者訪問

 先週の木曜日に、久しぶりの生産者訪問を行ないました。

Dscn2744 今回は、今が旬の碓井えんどうと河内一寸に会いに。いつもは私と私の友人の二人旅なのですが、今回はコナモン協会の熊谷さんとサグラ マーブルトレの溝口さんの4人での生産者見学会となりました。

まずは、羽曳野誉田の藤井さんを訪問。

藤井さんの畑では、碓井えんどうと河内一寸・あと露地のトマトが栽培されていました。露地のとまとはこれからようやく収穫を迎えるとのこと。残念ながら試食出来ませんでしたが、まだ青いですが形の良いトマトがなっておりました。とまとの畝を歩いていると、トマトの青臭い匂いが漂っていて、なんとも良い感じでした。

 碓井えんどうと河内一寸は逆に、もう片付けの直前でした。今年は全体的に豆の出来はあまり良くないようです。

 後日、追記します。

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初お茶会とビオワインと讃州さん

2007-05-24 | オススメなお店

 先週の日曜日に初めてお茶会に参加しました。
お茶会といっても裏千家の青年部が主催ということで、超本格的という訳ではないそうですが、やはり緊張します。

 大阪城公園内の豊国神社で行なわれたのですが、大広間で45名がきちきちになって御点前を頂きました。想像していたお茶会と少し違っていましたが、茶道を折角習っているので、とにかくお茶会を経験出来たことはとても良かったです。特に亭主と半東、正客さんのやり取りを聞きながら、改めて日本式のおもてなしや礼法の良さを感じました。 もちろん、部屋のしつらえや茶道にこめられたおもてなしの思いなども、本当に素敵でした。こんな部分もしっかりと自分の中に取り入れて、大切な方をお迎え出来るようになりたいものです。

 濃茶・薄茶を頂いた後に、青年部の方が作った点心を頂きました。料理の味は別にして、いろいろな思いがこもったお料理でした。美味しい料理を作れることが当たり前になったとしても、こうやって一生懸命食べてくださる方の事を思いながら料理できる自分でありたいな、と思いながら頂きました。

 夕方から竹林BBQでご一緒させてもらったパシオン・エ・ナチュールさんで、釜たけさんと讃州さんと私の友人と私でビオワインを飲みながらの打ち合わせ。讃州さんとは今年のとんど祭りからのお付き合い。その時の長時間の頑張り、とても根性のある方だなと感心しました。その後の讃州さんの活躍ぶりはいうまでもないのですが、6月に行なわれる予定の周年のお祝いのお手伝いを、私達もさせてもらえことになってます。こりゃ気合入れて頑張らな!!

 今回は周年の打ち合わせも程ほどに、お互いの目標や料理人としての想いなどなど、とても話が盛り上がりました。志の高い方と話をすると、自分ももっと頑張らないといけないな、と励まされます。私の大好きな方々にかこまれて、とても楽しくて・刺激的な一夜を過ごす事が出来ました。(画像は後ほど。)

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ベジフル 1万人突破記念Party

2007-05-22 | インポート

 2006年12月末にジュニアマイスター(通称「野菜ソムリエ」)資格取得者が1万人を突破しました。それを記念して、1万人突破記念Partyを開催されました。会場は、炭火焼イタリアンレストラン Gina & Joelさん。

070519_1132  今回のパーティーには福井理事長をはじめ、約50人ほどの方が参加されていました。
福井理事長の挨拶でパーティーはスタート。その後、近畿の各コミュニティーの代表の方が、各県特産の野菜の説明と運営活動の告知を行ないました。大阪の代表をしている私は、ちゃっかり浪速伝統野菜の別名「さしみ玉葱」と呼ばれる貝塚極早生玉葱と河内一寸豆を紹介しました。

 そのあとは立食で食事を頂きながらの、交流会。
大阪は理事長の出身地。でも、コミュニティーの活動はまだまだ地味。「森田君ならもっといろんな事が出来るだろうから、頑張って。」と葉っぱをかけられる始末。大阪は独立思考が強いので少し大変ですが、少しずつでも動きを加速させていかないといけないですね。私の他の活動ともリンクして、活動を広げていくのも一つの方法かもしれませんね。

 実は私はこの手のパーティーは大の苦手。ほんとはもっと積極的に名刺を交換したりしないといけないのだろうだけど・・・。しかも、レストランの料理も・・・。
 なんとか大阪在住の方にはコミュニティーの説明を出来たので最低限の仕事は出来ました。 それと京都の会員の方で、日本料理アカデミーの会員の料理人の方がおられて、食育や日本料理や文化について少しですがお話出来たのも良かったです。
   
Dscn1991  結局、帰りに以前のイベントでご一緒させてもらった方と釜たけさんで「ちくたまぶっかけ」を頂きました。うん、なっとく・納得。 

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野菜ソムリエ プライマリー講座

2007-05-18 | 料理日記

070512_1009  今回の『プライマリー講座』は料理を習うレッスンではなく、『野菜ソムリエとして人前でも恥ずかしくない包丁の使い方』を目標としています。

Img_1333  今回の食材は、空豆と新じゃがいもとパイン。
 まずは包丁の部位の名前と包丁の握り方を説明。大半の方は、包丁の握り方を直すだけでかなり良くなることが多いです。しっかりと包丁を安定することが、包丁を上手に動かす最初の第一歩です。

 次に、包丁を持ったときの姿勢と包丁を動かすリズム。これもとても大切です。きれいな姿勢は、それだけで見ている人に安心感を与えますし、包丁を早く動かすよりリズム良く動かす方が大切なのです。

 あと、しっかりとみて切ること。視点をどこに置くか。当たり前のことですが、これも凄く大切。あまり知られていないですが、利き腕と同じように利き目も人によって異なります。
 
 大半の方は、右利きなら右目が利き目となることが多いようです。しかし、私のような変わり者は、利き腕は右ですが、利き目は左、という場合もあります。そうすると、一般の方と異なった見え方になります。こんなこと、普通の料理の指導書には書いていません。私は手先がとても不器用なので、なぜ上手くいかないのか、人よりたくさん考えます。人の教えるときにはそれがプラスに働いています。   

参加された生徒さんが、次回の講座にも続けて参加してくださるとの事。とても嬉しい事です。練習で切り終わった食材は、ちゃんと料理にして参加者の方に食べて頂きましたよ。

 新じゃがいものカレーきんぴら

①新じゃがいも(約4個分)を千切りにして、軽く水にさらす。
②水分をよくふき取って、油で炒める。しし唐(12個)を半分に切ったものも加える。
③お酒180CC;濃口90CC:味醂45CC:砂糖45CC:カレー粉小匙1を合わせたものを数回に分けて加え、しっかりに煮詰め絡める。
④最後に白ごまを振りかける。

 イベントのご案内。

2006年12月末にジュニアマイスター(通称「野菜ソムリエ」)資格取得者が1万人を突破いたしました。
それを記念して、1万人突破記念Partyを開催されます。私もコミュニティー大阪の代表として参加致します。

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5月の大有研世話人会

2007-05-18 | 農業・食育・食文化について

 今回の世話人会は、夏のイベントに向けての打ち合わせ。

まずは、7月8日(予定)の生産者見学会について。今回は能勢にある尾崎零さんの畑とその野菜を使ったレストランで食事、その後大阪が誇る秋鹿酒蔵さんの田んぼと蔵の見学をさせてもらう予定になっています。 

 尾崎さんの畑には何度かお伺いしてます。面積はそんなに広く無いのですが、長年有機農業に携わった経験が畑いっぱいにちりばめられています。いつも新しい発見があるので、私自身とても楽しみにしています。

 秋鹿酒蔵さんは蔵自体はほんとはお休みなのですが、蔵人の方と私が少しお付き合いがありまして、特別に見学させてくださることになりました。普段、なかなか見ることがない酒米の田んぼと蔵人さんのお話はとても興味深いです。今回の生産者見学もかなり刺激的な一日になりそうです。

 今年の夏の農塾の担当は、去年に引続き私になりました。今年の農塾は8月4日の土曜日から第一回目がスタートします。もちろん、最初の講師は第一線で活躍する尾崎零さん。有機農業推進法制定の立役者でございます。今、有機農業がどのように進もうとしているのか、要チェック。と言うよりも、尾崎さんの人柄にふれるだけも充分に楽しい時間になると思います。

070513_1539_1   大有研の活動は、全てボランティア。少し前までの自分なら、ボランティアは時間のある人が参加するもので、自分には全くの無関係と思っていました。でもこの活動を続けるうちに、たくさんの学びや出会いがあって、今ではボランティアではなくて、ライフワークの一つになりました。いや、大有研だけでなくて、食の関わる全ての活動がそうかもしれません。ギャラの有無は関係なくて、ただ目の前の課題を一生懸命に取り組んで、最大限の結果を導き出す。その連続が、今の自分・これからの自分の糧になると信じてます。

 「食の大切さを伝える。生産者さんの思いを伝えることが出来る料理。」かなり難しいことですが、自分のやりたいこと・やらないと行けない事を見つけしまった。もう目を逸らすことは出来ません。

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