8月の最後の土日に高円寺阿波踊りが開かれる。本年は8月27・28日である。昭和32年1957年に初めてやって以来、今年で60回である。60年と一言で言っても、長い。3世代である。60年もたてばすべてが根を下ろし、そこの存在となる。今では東京名物、東京を代表する夏の風物詩である。
吾輩も初めて高円寺阿波踊りを見物に行きましたヨ。60年もの経験から、地元商店街の振興祭りなんかでなく、舞台芸術の一種となっている。現に、「座・高円寺」という劇場で、金1000円をとって阿波踊りの参加連の一部を交替で舞台公演として見せるという。芸術の域ですよ。日本各地や外国にも「おしかけ踊り」かどうかは知らんが、大活躍しているよし。
阿波踊りの本番前の芸術舞台公演のあと、高円寺に来て「高円寺」に行きました。権威のある大きな禅寺らしい。杉並区の後発住人の何人が、高円寺や氷川神社を知っているだろうか。高度経済成長は日本の歴において激動だったのだろう。
この近くに氷川神社があった。高円寺は徳川家光との関係で、大きな寺となったが、その前に氷川神社が在の総鎮守であったのだろう。しかし都市化のなかで高円寺は変化が激しく、小さな敷地しか維持できない。氷川神社は気象神社という御利益があるとか。
東京阿波踊り大会は、17:00から7か所の演舞場から一斉に順番で出発する大規模な踊りである。7か所で83の連が全国から集結している。どういう基準で参加連を集めたのか分からないが、とにかく阿波本国に次ぐ大阿波踊りである。
途中で雨が降って来たので、30分歩でで引き上げ、大久保駅のB級グルメの魚飲み屋で一杯やってご機嫌で帰還いたしました。
PS,先週の土曜日は神宮球場での花火大会。東京体育館の敷地で、金4500円払って見物したよ。ベストポジションであったな。やはり、モノを見物するには、しかるべく金を払ってみるのが老人の鑑賞方法だと智恵を得たな。