おっちーの鉛筆カミカミ

演劇モノづくり大好きおっちーのブログです
いろいろ活動してます
そのうち、みなさんにお目にかかれたらうれしいです

第四篇

2006年01月10日 21時57分08秒 | 詩集『めぐり流れる一つを見すえて』
  第四篇


あたりまえのように
たくさんの人をキズつけ 悲しませて
ぼくは今まで 生きてきました

誰かをスキになるとか キライになるとか
そんな気持ちがなんで生まれるのかは よくわからないけど
そのわりには ぼくたちの毎日って
そんなことばかりで 左右されたりしています

いつも 悩みの源は
言葉にならないことばかりです
けれど それでも僕たちは 言葉で解決しようとするから
必ず最後は 堂々めぐりになってしまって
それで 結局は 疲れて寝てしまって
でも 朝になって 目を覚ますと
昨日の悩みなんて 結構 どうでも良くなってる

ぼくらはただ 普通に生きているだけ
人間って なかなかたくましい生き物なのでしょうか

第三篇

2006年01月10日 02時06分41秒 | 詩集『めぐり流れる一つを見すえて』
  第三篇


この世の中は、嘘ばかりだから、
今の自分の行動が、本気なのかそうでないのか、
いちいち、教えてあげなくてはならない。
そんなのおかしいって、いくら言っても、
それが今の世の中、ということなのか。
でも僕は、いつも本気だ、
なんてことを言ってみても、
今までに幾度も自分自身で裏切ってきた、
あの「本気」たちを思い返してみると、
結局は、あの時の本気も、
実は、本気ではなかったのかも知れないと、
そんなふうに、思えてきてしまう。
あるときの一瞬の本気は、
その瞬間には本気でも、そのときの自分は、
本当の自分ではなかったかも知れないのだ。
自分っていうのは、自分の中から見つけるものであり、
そしてそれから、自分自身で守るものである、
そんなことを、誰かが言っていた。
僕の知っているほとんどの人は、
そして僕自身も、
みんな、自分を見つけてはいない。
だから、心の居場所も、自分のやりたいことも、
わからずに、今も、さまよい続けている。