第五篇
いつまでも変わり続け いつまでも成長し続けるはずだったのに
何かが見えたつもりになって
過ちを振り返ることも忘れて
どうしようもなかったのだと
一つの間違いを 何かを守るものにすりかえて
誰かを傷つけても
たいして悔やむこともなく
流れの中の一瞬なのだと
悟ったように
現実には流れの底に沈んだまま
動こうともしないで
ただじっと息をこらして
ほとぼりが冷めるのを待ち続けているだけ
いつまでも変わり続け いつまでも成長し続けるはずだったのに
何かが見えたつもりになって
過ちを振り返ることも忘れて
どうしようもなかったのだと
一つの間違いを 何かを守るものにすりかえて
誰かを傷つけても
たいして悔やむこともなく
流れの中の一瞬なのだと
悟ったように
現実には流れの底に沈んだまま
動こうともしないで
ただじっと息をこらして
ほとぼりが冷めるのを待ち続けているだけ