おっちーの鉛筆カミカミ

演劇モノづくり大好きおっちーのブログです
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第五篇

2006年01月11日 23時40分59秒 | 詩集『めぐり流れる一つを見すえて』
  第五篇


いつまでも変わり続け いつまでも成長し続けるはずだったのに
何かが見えたつもりになって
過ちを振り返ることも忘れて
どうしようもなかったのだと
一つの間違いを 何かを守るものにすりかえて
誰かを傷つけても
たいして悔やむこともなく
流れの中の一瞬なのだと
悟ったように
現実には流れの底に沈んだまま
動こうともしないで
ただじっと息をこらして
ほとぼりが冷めるのを待ち続けているだけ