おっちーの鉛筆カミカミ

演劇モノづくり大好きおっちーのブログです
いろいろ活動してます
そのうち、みなさんにお目にかかれたらうれしいです

第十四篇

2006年01月18日 22時09分52秒 | 詩集『めぐり流れる一つを見すえて』
  第十四篇


怒るときは
そのことだけを怒って欲しい

私の全部を
否定しないで欲しい

あなたはそんなに知ってるのって
聞きたくなってしまう

第十三篇

2006年01月18日 00時47分34秒 | 詩集『めぐり流れる一つを見すえて』
  第十三篇


ほんとうは弱くて
ひとりで生きていくことができないからこそ
人は他人を求め
ひとと生きてゆこうとするのだと思う
雨にも風にも負けないで生きてゆけるのなら
他人とのつきあいなんて
ただ面倒なだけで
意味のないことになってしまう
哲学やいろいろな思想は
確かに人の心を強くはしてくれる
だけど それと同時に
何かを心から消してしまう気がする
ひとと一緒に楽しもうとする気持ち
くだらないことで笑いあえる気持ち
先のことは考えずに ただ何かに夢中になる気持ち
子供っぽいのかもしれないけれど
先が見えないだけ純粋だったあの気持ちたちを
彼は久しく感じたことがない