「外交努力で解決を」
「対話による平和的解決を」
これは、中国などのヤクザ国家が領海侵犯・領空侵犯をしたとき、沖縄2紙が社説などで呪文のように唱える文言である。
同じように平和を唱えれば平和が訪れると信じる反日サヨク勢力も「対話」「対話」を繰り返す。
まるで「対話するぞ!」だけが、わが国の外交の切り札ででもあるように。
5月30日、那覇市で行われた鳩山元首相主催のシンポでもこの言葉が繰り返された。
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東アジア共同体について話し合う参加者ら=31日、那覇市のロワジールホテル那覇
鳩山由紀夫元首相が理事長を務めるシンクタンク「東アジア共同体研究所」は31日、琉球・沖縄センターの開設を記念するシンポジウムを那覇市内のホテルで開いた。鳩山氏は緊張が高まる日中関係を念頭に、武力行使ではなく対話による解決の必要性を指摘。「沖縄は沖縄戦で捨て石、今は軍事的な要石となっている。これを平和の創造に向けた要石にしていきたい」と述べ、沖縄が東アジア共同体の中心を担う構想を強調した。
☆
>鳩山氏は緊張が高まる日中関係を念頭に、武力行使ではなく対話による解決の必要性を指摘。
鳩山氏は「東アジア共同体研究所」なるシンクタンクの理事長をするくらいだから、尖閣近海を中国が侵犯している事実は知っているはず。
当然、南シナ海での中国の暴挙も承知の上、「対話」などと発言しているのだろう。
では、鳩山氏に聞きたい。
東シナ海で中国船にらみ合いを続けるベトナムが、問答無用で衝突を仕掛ける中国を国際司法機関に提訴した事実を知っているか、と。
そして、この「国際的話し合いの場」に中国が出てくる可能性はないということを知っているか、と。
2014年05月30日 19時21分
【バンコク=永田和男】ベトナムのズン首相は29日の閣議で、南シナ海のパラセル(西沙)諸島海域で石油掘削を開始した中国を相手取り、国際司法機関に提訴することを検討すると表明した。
ベトナム政府の発表によると、首相は閣議で、中国の掘削はベトナムの大陸棚と排他的経済水域(EEZ)に属する海域で行われているため、「国際法の重大な侵害だ」と強調した。その上で、主権を守る平和的手段の一つとして「訴訟も検討される」と語った。
ネン官房長官は、閣議後の記者会見で、提訴する場合は、国際司法裁判所か国連海洋法条約に基づく仲裁裁判所に対し行われると説明した。提訴を判断する時期の見通しは示さなかった。
中国に対してはフィリピンが昨年、南シナ海の領有権問題で仲裁裁判所に提訴しているが、中国は裁判所の仲裁を拒否している。今後ベトナムが提訴しても応じる可能性はほとんどないとみられる。
2014年05月30日 19時21分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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>(ベトナム首相は)平和的手段の一つとして「訴訟も検討される」と語った
訴訟とは武力行使を避けるための究極の話し合いである。
だが、中国はフィリピンの提訴に対しても、「話し合い」を拒否している。
ベトナムの提訴に中国が応じる可能性はゼロに近い。
このように外交的努力や対話の機会をことごとく拒否するヤクザ国家に対しても、鳩山氏は「武力行使ではなく対話による解決」を叫び続けるつもりなのか。
このような平和ボケ集団を「九条教」という宗教に例える人がいる。
そこで、本物の宗教者が「話し合いで折り合いを」などと寝言を言って2chを騒がしているので紹介する。
三十日に発足する「戦争をさせない全国署名県連絡会」の呼び掛け人三十一人のうち、宗教者が五人、名を連ねた。呼び掛け人以外でも、署名集めに協力する宗教者も。全国的にも「宗教者九条の和」など、宗派の違いを超えて平和・反戦で協力する動きが強まっているが、栃木も例外ではない。
呼び掛け人の五人は、浄土真宗本願寺派、日本山妙法寺、日本基督教団などの関係者。
このうち日本基督教団四條町教会(宇都宮市西)の平山正道牧師(55)は「戦争に近づいているのが嫌だという、素朴な考え方だ」と説明。「北朝鮮や中国の出方はやっかいかもしれないが、(集団的自衛権行使ではなく)平和的な話し合いで折り合いをつけていくことが大事」と強調する。
礼拝に来る信者らに自分の考えを話し、署名をお願いしている。無理強いはしないが、八~九割が応じてくれるという。「自民党を支持している方もおり、信者の考えは一枚岩ではない。賛同を得られる方に署名を求めたい」
日本バプテスト連盟宇都宮キリスト教会(同市京町)の天野英二牧師(51)も、呼び掛け人ではないが、協力する。礼拝後の雑談で自分の考えを話し、賛同者に署名してもらっている。
解釈改憲を目指す安倍政権について「非常に憤っている。改憲が難しいから、変えないでできることからやっている」と断罪。
脱原発などのテーマでも活動し、勉強会を主催してきた天野さん。今回、他宗派と協力することは何の問題もないという。「平和という視点では同じ。協力していきたい」
同教会で働く高橋つる協力牧師(66)も、解釈改憲について「戦争を起こしかねない」と懸念。「憲法九条はしっかり残した方がいい」と訴えている。 (後藤慎一)
問答無用で「沈没するまで繰り返し衝突」するヤクザ国家とどのように対話をすればよいのか。
対話も命有ってのものですよ、鳩山さん。
【ダナン(ベトナム中部)=丸山修】南シナ海パラセル(西沙)諸島海域で中国船に衝突され沈没したベトナム漁船の乗組員らが31日、ダナンで読売新聞などの取材に応じた。
乗組員は「沈没するまで繰り返し体当たりしてきた」と振り返った。
乗組員らによると、ベトナム漁船は26日午後4時頃、中国の石油掘削施設から約30キロ・メートル離れたベトナムの排他的経済水域(EEZ)で漁をしていたところ、中国船が警告なしに衝突してきた。中国船はベトナム漁船の6倍ほどの大きさで、「普通の漁船には見えなかった」という。ベトナムの漁船は船首部分を除き沈没した。
乗組員10人は海に投げ出され、10分ほど泳ぎ、周囲のベトナム船に救助された。中国船は乗組員を助けようともせず、周囲で様子を見ていたという。
2014年06月01日 00時04分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
2014.05.28 Wed posted at 11:49 JST
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(CNN) 中国とベトナムが領有権を主張する南シナ海のパラセル(中国名・西沙)諸島付近で26日、ベトナムの漁船が中国船と衝突して沈没した問題で、中国外務省の報道官は27日、ベトナム船による「危険行為」が原因だと非難した。
両国の関係は、中国がパラセル諸島付近で石油掘削作業に着手したことをきっかけに、悪化の一途をたどっている。
中国外務省の秦剛報道官は27日の会見で、沈没したベトナム船は掘削作業の妨害を図って現場に侵入し、中国の漁船に突っ込んだと説明。「ベトナムに対し、こうした破壊的活動の即時停止を改めて求める」と述べた。
これに対してベトナム沿岸警備隊の幹部は27日、CNNとのインタビューで、ベトナム船からは「中国船に衝突された」との通報があったと指摘した。
沈没した船の乗組員10人は、近くのベトナム漁船や巡視船に救助された。
ベトナム当局者らは、中国の軍や民間の船が同諸島付近でベトナム船への体当たりや放水銃の発射を繰り返していると非難。一方で中国側は石油掘削作業の合法性を主張し、挑発しているのはベトナム側との立場を貫いている。最終更新:2014年5月27日(火) 5時4分
【動画】中国漁船が体当たり、ベトナム漁船沈没
さて、冒頭に紹介した鳩山由紀夫元首相が主宰するシンクタンク「東アジア共同体研究所」に戻るが、もともと「東アジア共同体」を主唱したのは森嶋通夫ロンドン大学名誉教授で、その著書で共同体の首都は沖縄に置くべきだと主張したという。
森嶋教授といえば「奴隷の平和」を主張したコテコテの9条教の教徒として知られており、小泉政権当時森嶋教授の宗旨を受け継ぐ社民党に田英夫氏が、小泉首相を相手に「奴隷の平和」について国会論争したことが記憶に新しい。
森嶋教授の名前が亡霊のように彷徨い出たついでに、過去ブログより抜粋し当時の国会論争を再現してみょう。
◇
■森嶋教授の平和論
更に30年近く時代を遡る。
ロンドン大学の森嶋教授と言うだけで記憶が曖昧だが、国の安全保障に関して「ソ連に侵攻されたら戦わずして降伏すれば良い。死なずに済むから軍備は入らない。 (奴隷になったらどうする、という反論には)死ぬよりは奴隷として生きるほうが良い」と言ったような意見を雑誌で読んで驚いた事を想いだした。
ネットは便利なもので30年ほど前の曖昧な記憶を検索で明瞭にさせてくれた。
≪森嶋通夫【ロンドン大学教授】
「不幸にして最悪の事態が起きれば、白旗と赤旗をもって、平静にソ連軍を迎えるより他ない。34年前に米軍を迎えたようにである。そしてソ連の支配下でも、私たちさえしっかりしていれば、日本に適合した社会主義経済を建設することは可能である。」
出典元:1979年3月9日『北海道新聞』より≫
◇
■小泉元首相の平和論
小泉首相も「奴隷の平和」について国会で発言していた。
田英夫社民党議員との討論は記録に留め置くべき名討論だ。
■2003年6月5日の有事法制参議院特別委員。
7:47 社民党の田英夫氏の答弁開始
●田英夫君:(略)・・・・、だんだん戦争体験者が少なくなってきた。そういう中でもうそろそろ憲法改正していいじゃないかというような気持ちが総理を始め皆さんの中にあるとすれば、私は死ぬわけにいかない。いつまでも生きていかなくちゃいけませんよ。この戦争体験者の、そしてまた戦争犠牲者の貴重な体験というものをもっと大事にしていただきたい。いかがですか。
●内閣総理大臣(小泉純一郎君):(略)・・・自衛隊がなく、いかなる戦力も保持しない、非武装だから平和が守れるんだ、独立が守れるんだという考え方もあるのは承知しております。しかし、そういう考え方には私は同調できません。諸国民の公正と信義に信頼して、日本は武力を持たない、自衛隊を持たない、いざ侵略勢力があったら何も戦わないで降参しますということが相手への侵略を防げるかとは思っておりません。
諸国民の公正と信義、その公正と信義のない国もあるのも過去の歴史が証明しております。つい最近、イラクもクウェートを侵略しましたね。あるいは様々な国々はこの歴史の中で何回も侵略を繰り返し、戦争、紛争を繰り返しております。だから、日本だけが戦力を持たない、自衛隊を持たない、軍隊を持たなければ相手も安心して何もしないというのは余りにも危険ではないでしょうか。
私は、実験が利かないんです、これ。一度侵略されちゃったら、後どうもできない。かつてのソ連の後の圧制に苦しんだ国々がどれだけあったか。ソ連が今ロシアに変わって民主主義みたいな政界、政体に変わろうとしているのは私も歓迎しておりますが、一たび全体主義、独裁主義に羽交い締めされた国がどれほど自由を失ってきたか。
こういうことを見ると、私は単なる奴隷の平和じゃなくて、平和であったらやっぱり自由に基本的人権を謳歌しながら日本の平和と独立を維持しなきゃならない。戦争は嫌だ、侵略された方がいい。確かに戦争をしなければ侵略されて、その国の独裁に任せれば戦争は起こらないかもしれません。それだったらもう奴隷の平和です。私は奴隷の平和は選ばない。
やはり平素から日本の平和と独立を侵そうとする勢力に対しては断固たる決意を持って抵抗するという、その備えがあって初めて戦争は防げるんじゃないでしょうか。
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■御知らせ■
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19時~21時(18時~受付)
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会費・1000円、児童生徒、大学、専門学校生無料
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