自民側は来年に控える県知事選の前哨戦を1月の宮古島市長選に続き制したことで、4月のうるま市長選に弾みをつけた。又吉氏を支持した翁長雄志知事ら「オール沖縄」は、市長選連敗で大きな痛手を負った。

 争点は、那覇軍港の浦添移設や西海岸開発に対する手法、選挙公約を巡る政治姿勢となっていた。

 自民、公明の政権与党が松本氏を推す一方、「オール沖縄」が支える翁長知事が又吉氏を支持する対立構図。名護市辺野古の新基地建設を巡る、翁長知事と政府・与党との「代理戦争」の側面もあった。

 当日有権者数は8万7525人(男性4万2047人、女性4万5478人)。

 【松本哲治(まつもと・てつじ)】 1967年、市宮城出身。カリフォルニア大学バークレー校修士課程修了。2013年に初当選。10日の市長任期満了に伴い失職。

 

■公約実現へ丁寧に

 松本哲治氏の話 今回掲げた公約は、予算や必要性など行政的な視点などの基準で選んだ。実現するために一つ一つ丁寧に進めていきたい。当選で浦添市民の民意が出た。信任を受けた市長として軍港移設の考えをしっかり伝え、翁長雄志知事との協議に臨みたい。

 

よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします