狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

恥を忘れた琉球新報

2010-06-14 09:31:38 | 金武町流弾事件

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昨日のエントリーで琉球新報の偏向記事をネタにしたら読者から次のようなコメントを頂いた。 良識ある人なら誰でも感じる猜疑心、いや、疑念だ。

◆泣き喚くとうるさいから銃殺?  KOBA さん
 
 「サイパンの悲劇」にまつわる「いわゆる」証言も、何処となく眉唾に感じるのは、私が重度の猜疑心に囚われているからでしょうか?
 「赤ん坊が泣くと困るから銃殺」って、銃声が聞こえたらどの道敵に気付かれるのではないでしょうか?それとも部隊は消音銃でも持っていたのでしょうか?新たなる日本軍最強伝説?
 それはさておき、サイパンでの戦いでは多数の日本人が投身自殺を図ったなど、敗色濃厚になった時期ゆえの悲劇が起こったのは否定しませんが、裏づけのない証言だけで日本軍を悪鬼の対象にしなければ気が済まない学者たちの心理状態って、どうなっているのでしょう?

◆縁側さん

ヒドイ記事ですよね。この記者さんって電話口から察するところ私と同年代か、も~少し若い印象です。入社する会社間違えたのか、あるいはもともとが活動家なのか・・。
本日のエントリーの内容と同じ内容の「金口木舌」(コラム)がありますよ。私もエントリーしましたが。6月4日付けです。ネットでも見れるはずです。

◆乳児よりも、、、  ヒロシさん

日本兵のいないところでも
住民による赤子殺しは多数有ったような、、、

子供が泣いて米軍に見つかるからと壕を追い出された方もいらっしゃいますね。
そいうえば「毒おにぎり」を食べずに助かっておにぎりをくれた日本兵に悪口を言っていた恩知らずな方はお偉くなっていましたね。

なんでこんなに嘘ばかり出てくるんでしょうか。
マスコミによる贖罪意識のすり込みと小林よしのりさんの言う「純粋まっすぐくん」が「自分だけはいい人だった」と宣言しているようなものでみっともないですね。

二日連続で琉球新報の愚劣な記事に付き合うのはゴメン被りたいと思ったのだが、ネタ元の縁側さんのご紹介もあるので、本日も付き合いよく、新報ネタです。

琉球新報 金口木舌 2010年6月4日

. 紙面に見る穏やかな表情からは悲惨な体験の持ち主だとは想像できない。しかし、心の奥底から絞り出された証言はあまりにもむごく、私たちを沈黙させずにはおかない
▼本紙社会面の連載「癒えぬ傷」で証言した渡久地トシ子さんは、66年前のサイパンの地上戦でおいを日本兵に殺され、親類の子も「集団自決」(強制集団死)で失った。このような惨劇は約1年後の沖縄戦で繰り返される
▼渡久地さんはサイパンでも米軍に捕まるよりは死を選べという
「戦陣訓」の精神が住民に浸透していたことや、日本軍から住民に手投げ弾が渡っていた事実を明らかにしている。沖縄戦の悲劇の序章はサイパンだったといえよう
▼一般住民を巻き込みサイパンで戦った日米両軍の沖縄戦での対応は分かれた。米軍は沖縄占領後の軍政に備え、一般住民の収容班や医療支援班を上陸させている。米軍はサイパンから学んでいた
▼日本軍は戦況の切迫を理由に中南部住民の北部移動を命じたが、移動先の食糧対策は不十分だった。10・10空襲で備蓄米を失ったのも痛かった。沖縄戦の終盤、日本軍は住民が避難する南部に撤退し、犠牲を増大させた。サイパンの教訓が生きなかった
▼日本軍に住民保護の視点がなく、逆に犠牲を強いたのはサイパンも沖縄も同じだ。渡久地さんや数々の沖縄戦証言はそのことを教えてくれる。

                       ◇

沖縄の座間味、渡嘉敷両島で起きた集団自決の「下手人探し」に行き詰ったのか、話をサイパンまで拡大解釈し、すべてを「残虐非道な日本軍」の責任に押し付けようと必死に頑張る新報記者。

知識は無いが妄想力とイデオロギーだけは満載の迷コラムである。

「戦陣訓」については、従軍した日本兵の間にも徹底されておらず、兵役体験者の山本七平氏によると、戦後グアム島から奇跡の生還を果たした横井庄一さんと、「生きて虜囚云々」の文言を結びつけたマスコミの勝手な思い込みだという。 横井さんの帰還以後、「戦陣訓に縛られた多くの国民が自決した」という神話が生まれたとのこと。

沖縄の集団自決ではNHKが、金城重栄、重明兄弟の「惨劇」の理由として無理やり「戦陣訓」にこじつけた番組を、何度も放映したことが記憶に新しい。

軍人の間でさえも徹底されていなかった「戦陣訓」を、サイパンの民間人の集団自決に結びつける記者の目はイデオロギーで曇ってしまい、全てが「残虐非道の日本兵」の所為に見えるのであろう。

当日記が過去に「戦陣訓」に関して考察したエントリーはこれ。

戦陣訓軍命説の神話

続・戦陣訓の神話

戦陣訓の神話完結編、軍人勅諭を全文暗記した沖縄人

日本兵の残虐行為しか視野に入らないイデオロギーまみれの上記コラムに、一々突っ込みを入れるのは、縁側さんが既に行っているのでそちらに譲るとして、記者の曇った目が届かない米兵の残虐行為について、あの有名な「リンドバーグの日記」を抜粋し紹介する。

■米軍の残虐行為:リンドバーグの衝撃証言■
 
以下は雑誌『正論』00年5月号で紹介された「リンドバーグの衝撃証言」の抜粋である。

ニューヨーク・パリ単独飛行や息子の誘拐・殺害事件で有名なチャールズ・リンドバーグ(1902~74)は、日米戦争で軍の技術顧問として南太平洋で戦闘任務についた。

日米戦争中の日記の邦訳版が昭和49年新潮社から新庄哲夫氏の訳で出版されたが現在絶版になっているものを訳者の了解を得て『正論』に抜粋を載せたもの。〈太字強調は引用者〉

米軍の残虐行為:リンドバーグの衝撃証言

・・・・・・・・・リンドバーグ日記の抜粋・・・・・・・・・・

*各地の太平洋戦線で日本人捕虜の数が欧州戦線に比し異常に少ないのは捕虜にしたければいくらでも捕虜に出来るが、米兵が捕虜を取りたがらないから。手を上げて投降してきても皆殺しにするから。

*あるところでは2000人ほど捕虜にしたが本部に引きたてられたのはたった100か200だった。残りのの連中にはちょっとした出来事があった。それを知った戦友は投降したがらないだろう

*捕虜を取らないことを自慢する部隊がいる。

*将校連は尋問の為捕虜を欲しがる。捕虜1名に付きシドニーへの2週間の休暇を出すとお触れが出た途端に持て余すほどの捕虜が手に入る。懸賞を取り消すと一人も手に入らなくなり、つかまらなかったと嘯くだけ。

*一旦捕虜にしても英語が分かる者は尋問のため連行され、出来ない者は捕虜にされなかった、即ち殺された。

*捕虜を飛行機で運ぶ途中機上から山中に突き落とし、ジャップは途中でハラキリをやっちまったと報告。ある日本軍の野戦病院をある部隊が通過したら生存者は一人もいなかった。

*2年以上実戦に参加した経験がない兵が帰国前にせめて一人くらい日本兵を殺したいと希望し、偵察任務に誘われたが撃つべき日本兵を見つけられず捕虜一人だけ得た。捕虜は殺せないと嫌がるくだんの兵の面前で軍曹がナイフで首を切り裂く手本を示した

*爆弾で出来た穴の中に皆四肢バラバラの状態の日本兵の死体を投げ込みその後でトラック1台分の残飯や廃物を投げ込む。

捕虜にしたがらない理由は殺す楽しみもさる事ながらお土産を取る目的。

金歯、軍刀はもとより、大腿骨を持ち帰りそれでペン・ホルダーとかペーパーナイフを造る、耳や鼻を切り取り面白半分に見せびらかすか乾燥させて持ちかえる、中には頭蓋骨まで持ちかえる者もいる。

*日本人を動物以下に取扱いそれが大目に見られている。我々は文明のために戦っているのだと主張しているが、太平洋戦線を見れば見るほど、文明人を主張せねばならない理由がなくなるように思える。事実この点に関する成績が日本人のそれより遥かに高いという確信は持てないのだ。

*リンドバーグはドイツ降伏後ナチスによる集団虐殺現場を見学した時の日記で「どこかで見たような感じ、そう南太平洋だ。爆撃後の穴に日本兵の遺体が腐りかけ、その上から残飯が投げ捨てられ、待機室やテントにまだ生新しい日本兵の頭蓋骨が飾り付けられているのを見たときだ。ドイツはユダヤ人の扱いで人間性を汚したと主張する我々アメリカ人が、日本人の扱い方で同じようなことをしでかしたのだ」と。

・・・・・・・・・・・・・・・・抜粋終わり・・・・・・・・・・・・・・・・・・

琉球新報や御用学者の面々に対して、彼らが「人道的」と賛美するアメリカ兵が、どのように残酷であったかを取り上げ、一々ここで反論する気はない。  彼らの残虐性を示すには、下記の写真一枚だけで充分だから。

ライフ誌に載った日本人の頭蓋骨のお土産

 

写真は米国のライフという雑誌に掲載されたもので、ボーイフレンドが送ってきた日本兵の頭蓋骨を机上において、それを眺めながら手紙を書いているアメリカの少女です。10・10空襲の少し前に日本でも知られるようになりました。(「あまのじゃくの辛口精神科勤務じつわ体験」さんより)

■沖縄戦での残酷な米兵■

アメリカ兵の「人道に反する行為」はリンドバーグの他にも、数多くのアメリカ人がこれを告発している。

アメリカ人ジョージ・ファイファーが書いた『天王山』(早川書房)によると沖縄本島の本部半島の運天付近では本島上陸の20日後にはもう既に兵士の強姦事件防止のため海兵隊長公認の「売春宿」が設置されていた。

それだけ米兵による住民婦女子への強姦事件が多かったという証拠だ。

「キャット・ハウス」と呼ばれたその売春宿では13歳くらいの女の子まで三十セントで米兵の相手をさせられていた。(「天王山」(上)258ページ)

さらに同じくアメリカ人のヘレン・ミアーズが書いた『アメリカの鏡・日本』にも沖縄戦で壕から出てくる住民を米兵が焼き殺す残酷な記述があり、GHQによりその日本語訳版の出版が禁じられるというおまけまで付いた。

沖縄人が書いた米軍賛美の『鉄の暴風』が米軍の推薦を受け、その一方アメリカ人が米軍の残虐性を記述した『アメリカの鏡・日本』がGHGの発禁処分になった。

沖縄の集団自決が「軍命令〈強制〉で行われた」という虚構が崩れ去った現在、今度は「サイパンの悲劇」を「残虐非道な日本軍」の所為にしようという動きの典型が琉球新報の一連の「サイパン報道」である。

木に竹を接いだようなこのコジツケをかつて当日記でも批判した。

沖縄戦「集団自決」とサイパン玉砕ーその根本的相違

冒頭に引用の新報コラムだが、記者のレベルが知れる噴飯モノで、最近の新報は沖縄タイムスより数段酷い。 

これではサイパンで亡くなった県人の霊も浮かばれない。

こんな低劣なコラムを書いて、恥ずかしくないのだろうか。

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恥を忘れた琉球新報

2010-06-14 07:06:49 | ★集団自決

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 それはさておき、サイパンでの戦いでは多数の日本人が投身自殺を図ったなど、敗色濃厚になった時期ゆえの悲劇が起こったのは否定しませんが、裏づけのない証言だけで日本軍を悪鬼の対象にしなければ気が済まない学者たちの心理状態って、どうなっているのでしょう?

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ヒドイ記事ですよね。この記者さんって電話口から察するところ私と同年代か、も~少し若い印象です。入社する会社間違えたのか、あるいはもともとが活動家なのか・・。
本日のエントリーの内容と同じ内容の「金口木舌」(コラム)がありますよ。私もエントリーしましたが。6月4日付けです。ネットでも見れるはずです。

◆乳児よりも、、、  ヒロシさん

日本兵のいないところでも
住民による赤子殺しは多数有ったような、、、

子供が泣いて米軍に見つかるからと壕を追い出された方もいらっしゃいますね。
そいうえば「毒おにぎり」を食べずに助かっておにぎりをくれた日本兵に悪口を言っていた恩知らずな方はお偉くなっていましたね。

なんでこんなに嘘ばかり出てくるんでしょうか。
マスコミによる贖罪意識のすり込みと小林よしのりさんの言う「純粋まっすぐくん」が「自分だけはいい人だった」と宣言しているようなものでみっともないですね。

二日連続で琉球新報の愚劣な記事に付き合うのはゴメン被りたいと思ったのだが、ネタ元の縁側さんのご紹介もあるので、本日も付き合いよく、新報ネタです。

琉球新報 金口木舌 2010年6月4日

. 紙面に見る穏やかな表情からは悲惨な体験の持ち主だとは想像できない。しかし、心の奥底から絞り出された証言はあまりにもむごく、私たちを沈黙させずにはおかない
▼本紙社会面の連載「癒えぬ傷」で証言した渡久地トシ子さんは、66年前のサイパンの地上戦でおいを日本兵に殺され、親類の子も「集団自決」(強制集団死)で失った。このような惨劇は約1年後の沖縄戦で繰り返される
▼渡久地さんはサイパンでも米軍に捕まるよりは死を選べという
「戦陣訓」の精神が住民に浸透していたことや、日本軍から住民に手投げ弾が渡っていた事実を明らかにしている。沖縄戦の悲劇の序章はサイパンだったといえよう
▼一般住民を巻き込みサイパンで戦った日米両軍の沖縄戦での対応は分かれた。米軍は沖縄占領後の軍政に備え、一般住民の収容班や医療支援班を上陸させている。米軍はサイパンから学んでいた
▼日本軍は戦況の切迫を理由に中南部住民の北部移動を命じたが、移動先の食糧対策は不十分だった。10・10空襲で備蓄米を失ったのも痛かった。沖縄戦の終盤、日本軍は住民が避難する南部に撤退し、犠牲を増大させた。サイパンの教訓が生きなかった
▼日本軍に住民保護の視点がなく、逆に犠牲を強いたのはサイパンも沖縄も同じだ。渡久地さんや数々の沖縄戦証言はそのことを教えてくれる。

                       ◇

沖縄の座間味、渡嘉敷両島で起きた集団自決の「下手人探し」に行き詰ったのか、話をサイパンまで拡大解釈し、すべてを「残虐非道な日本軍」の責任に押し付けようと必死に頑張る新報記者。

知識は無いが妄想力とイデオロギーだけは満載の迷コラムである。

「戦陣訓」については、従軍した日本兵の間にも徹底されておらず、兵役体験者の山本七平氏によると、戦後グアム島から奇跡の生還を果たした横井庄一さんと、「生きて虜囚云々」の文言を結びつけたマスコミの勝手な思い込みだという。 横井さんの帰還以後、「戦陣訓に縛られた多くの国民が自決した」という神話が生まれたとのこと。

沖縄の集団自決ではNHKが、金城重栄、重明兄弟の「惨劇」の理由として無理やり「戦陣訓」にこじつけた番組を、何度も放映したことが記憶に新しい。

軍人の間でさえも徹底されていなかった「戦陣訓」を、サイパンの民間人の集団自決に結びつける記者の目はイデオロギーで曇ってしまい、全てが「残虐非道の日本兵」の所為に見えるのであろう。

当日記が過去に「戦陣訓」に関して考察したエントリーはこれ。

戦陣訓軍命説の神話

続・戦陣訓の神話

戦陣訓の神話完結編、軍人勅諭を全文暗記した沖縄人

日本兵の残虐行為しか視野に入らないイデオロギーまみれの上記コラムに、一々突っ込みを入れるのは、既に縁側さんが既に行っているのでそちらに譲るとして、記者の曇った目が届かない米兵の残虐行為について、あの有名な「リンドバーグの日記」を抜粋し紹介する。

■米軍の残虐行為:リンドバーグの衝撃証言■
 
以下は雑誌『正論』00年5月号で紹介された「リンドバーグの衝撃証言」の抜粋である。

ニューヨーク・パリ単独飛行や息子の誘拐・殺害事件で有名なチャールズ・リンドバーグ(1902~74)は、日米戦争で軍の技術顧問として南太平洋で戦闘任務についた。

日米戦争中の日記の邦訳版が昭和49年新潮社から新庄哲夫氏の訳で出版されたが現在絶版になっているものを訳者の了解を得て『正論』に抜粋を載せたもの。〈太字強調は引用者〉

米軍の残虐行為:リンドバーグの衝撃証言

・・・・・・・・・リンドバーグ日記の抜粋・・・・・・・・・・

*各地の太平洋戦線で日本人捕虜の数が欧州戦線に比し異常に少ないのは捕虜にしたければいくらでも捕虜に出来るが、米兵が捕虜を取りたがらないから。手を上げて投降してきても皆殺しにするから。

*あるところでは2000人ほど捕虜にしたが本部に引きたてられたのはたった100か200だった。残りのの連中にはちょっとした出来事があった。それを知った戦友は投降したがらないだろう

*捕虜を取らないことを自慢する部隊がいる。

*将校連は尋問の為捕虜を欲しがる。捕虜1名に付きシドニーへの2週間の休暇を出すとお触れが出た途端に持て余すほどの捕虜が手に入る。懸賞を取り消すと一人も手に入らなくなり、つかまらなかったと嘯くだけ。

*一旦捕虜にしても英語が分かる者は尋問のため連行され、出来ない者は捕虜にされなかった、即ち殺された。

*捕虜を飛行機で運ぶ途中機上から山中に突き落とし、ジャップは途中でハラキリをやっちまったと報告。ある日本軍の野戦病院をある部隊が通過したら生存者は一人もいなかった。

*2年以上実戦に参加した経験がない兵が帰国前にせめて一人くらい日本兵を殺したいと希望し、偵察任務に誘われたが撃つべき日本兵を見つけられず捕虜一人だけ得た。捕虜は殺せないと嫌がるくだんの兵の面前で軍曹がナイフで首を切り裂く手本を示した

*爆弾で出来た穴の中に皆四肢バラバラの状態の日本兵の死体を投げ込みその後でトラック1台分の残飯や廃物を投げ込む。

捕虜にしたがらない理由は殺す楽しみもさる事ながらお土産を取る目的。

金歯、軍刀はもとより、大腿骨を持ち帰りそれでペン・ホルダーとかペーパーナイフを造る、耳や鼻を切り取り面白半分に見せびらかすか乾燥させて持ちかえる、中には頭蓋骨まで持ちかえる者もいる。

*日本人を動物以下に取扱いそれが大目に見られている。我々は文明のために戦っているのだと主張しているが、太平洋戦線を見れば見るほど、文明人を主張せねばならない理由がなくなるように思える。事実この点に関する成績が日本人のそれより遥かに高いという確信は持てないのだ。

*リンドバーグはドイツ降伏後ナチスによる集団虐殺現場を見学した時の日記で「どこかで見たような感じ、そう南太平洋だ。爆撃後の穴に日本兵の遺体が腐りかけ、その上から残飯が投げ捨てられ、待機室やテントにまだ生新しい日本兵の頭蓋骨が飾り付けられているのを見たときだ。ドイツはユダヤ人の扱いで人間性を汚したと主張する我々アメリカ人が、日本人の扱い方で同じようなことをしでかしたのだ」と。

・・・・・・・・・・・・・・・・抜粋終わり・・・・・・・・・・・・・・・・・・

琉球新報や御用学者の面々に対して、彼らが「人道的」と賛美するアメリカ兵が、どのように残酷であったかを取り上げ、一々ここで反論する気はない。  彼らの残虐性を示すには、下記の写真一枚だけで充分だから。

イメージ 1

写真は米国のライフという雑誌に掲載されたもので、ボーイフレンドが送ってきた日本兵の頭蓋骨を机上において、それを眺めながら手紙を書いているアメリカの少女です。10・10空襲の少し前に日本でも知られるようになりました。(「あまのじゃくの辛口精神科勤務じつわ体験」さんより)

■沖縄戦での残酷な米兵■

アメリカ兵の「人道に反する行為」はリンドバーグの他にも、数多くのアメリカ人がこれを告発している。

アメリカ人ジョージ・ファイファーが書いた『天王山』(早川書房)によると沖縄本島の本部半島の運天付近では本島上陸の20日後にはもう既に兵士の強姦事件防止のため海兵隊長公認の「売春宿」が設置されていた。

それだけ米兵による住民婦女子への強姦事件が多かったという証拠だ。

「キャット・ハウス」と呼ばれたその売春宿では13歳くらいの女の子まで三十セントで米兵の相手をさせられていた。(「天王山」(上)258ページ)

さらに同じくアメリカ人のヘレン・ミアーズが書いた『アメリカの鏡・日本』にも沖縄戦で壕から出てくる住民を米兵が焼き殺す残酷な記述があり、GHQによりその日本語訳版の出版が禁じられるというおまけまで付いた。

沖縄人が書いた米軍賛美の『鉄の暴風』が米軍の推薦を受け、その一方アメリカ人が米軍の残虐性を記述した『アメリカの鏡・日本』がGHGの発禁処分になった。

この対照的な事実を、当日記はかつて「歴史の皮肉」と笑った。

イデオロギーで目が眩んだ新報記者さんには是非読んで欲しい書物である。

沖縄の集団自決が「軍命令〈強制〉で行われた」という虚構が崩れ去った現在、今度は「サイパンの悲劇」を「残虐非道な日本軍」の所為にしようという動きの典型が琉球新報の一連の「サイパン報道」である。

木に竹を接いだようなこのコジツケをかつて当日記でも批判した。

沖縄戦「集団自決」とサイパン玉砕ーその根本的相違

冒頭に引用の新報コラムだが、記者のレベルが知れる噴飯モノで、最近の新報は沖縄タイムスより数段酷い。 

これではサイパンで亡くなった県人の霊も浮かばれない。

こんな低劣なコラムを書いて、恥ずかしくないのだろうか。

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コメント (6)

サイパン陥落:乳幼児8人強制死 新証言 日本兵が銃殺、親も毒薬や素手で

2010-06-13 07:01:20 | ★集団自決

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最近の沖縄紙は連日「普天間移設」関連記事が紙面のトップを飾り、「集団自決訴訟」関連の記事が絶えて久しい。
 
特に昨年今年と二年連続で「集団自決特集」を組んだ『うらそえ文藝』が、沖縄二紙を真っ向から批判して以来、批判、断罪に対して全く頬被りのままで、一言の反論も無い。
 
 
さらに追い討ちを掛けるように、先月、上告中の最高裁判断にも大きな影響を与えると思われる大城澄江さんの決定的証言が出現した。
 
大城証言により沖縄の識者といわれる人々が歴史を偽造していく過程が暴露され、益々自信喪失で発言の意欲さえ失ってしまったのだろうか。
 
それとも6月23日の慰霊の日を目前にして、「集団自決」はともかく「残虐非道の日本軍」を印象つける記事でお茶を濁し、辛うじて反論しているつもりなのだろうか。

 
大城澄江さんの決定的証言については「暴かれた「座間味村史」のウソで触れてあるが、近々稿を改めて決定的論考をして見たいとおもう。
 
で、本日は以前に縁側さんも取り上げた琉球新報の噴飯物の記事に、当日記もお付き合いをしてみたい。
 
 1944年7月のサイパン陥落前後、激しい地上戦で島の北部に追いつめられた県出身で親類同士の0~4歳までの乳幼児8人が日本兵や親の手で次々に死に追い込まれたことが、複数の親族の証言で分かった。そのうち1人は避難していた壕内で日本兵が銃殺。それがきっかけとなり、親類の親らが毒薬や素手で2人の子を手に掛けたという。この壕では親類以外の子も「大勢死んだ」と証言者は話しており、混乱状態に陥った壕内で乳幼児を巻き込んだ「集団自決」(強制集団死)が起きたことも明らかになった。琉球新報の取材で証言者は一様に「体験を話すのは初めて」と語っている。
 証言したのは当時、サイパン島の北部に住み、親族らで戦場を逃げ回った久高樽さん=故人、うるま市出身、当時60歳=の娘の渡久地トシ子さん(83)や孫の石川静子さん(73)ら。犠牲となったのは樽さんの孫や親類の子どもら8人。
 渡久地さんらによると、樽さんの孫・将一ちゃん=当時6カ月=は同年7月8日、サイパン島北部の海沿いにある壕内で日本兵に「泣かすな。敵に気づかれる」と銃殺された。
 これを見た親類も「自分で死ぬことができないから」と子どもを手に掛け、2人が犠牲となった。残る5人の子も別の場所で、親らによって命を絶たれたという。
 沖縄戦に詳しい石原昌家沖国大名誉教授は「軍民雑居の状況では、日本軍は住民は機密を知ったとして投降を許さず、死に追い込むという皇軍の本質が出た」と指摘した。
 吉浜忍同大教授は「米軍は南洋の戦いを戦訓に、約1年後の沖縄戦で日本兵と住民を混在させない作戦をとったが、日本軍は戦訓に住民の視点はまったくなく、沖縄戦で同じ悲劇を招いた。住民避難地域を設けず、むしろ住民を盾にした」と説明した。(新垣毅)
(琉球新報)
                        ◇
「うらそえ文藝」(15号)で、星雅彦氏は、沖縄戦の証言を元琉球新報記者が「日本軍」と「米軍」を故意に入れ替えて「残虐非道な日本軍」という歪曲記事を「那覇市史」に書いている、と暴露している。⇒集団自決:極左が監修する公的刊行物!
 
上記引用の記事も、これまでの沖縄紙の歪曲報道を考えれば、どれだけ真実を伝えているのか疑念を持たざるを得ないが、それはさておくとしても、吉浜沖国大教授の解説に関して言えば、さておくことは出来ない。
 
沖縄を取り囲んだ米軍艦船が「鉄の暴風」といわれる無差別艦砲射撃で、多くの住民が犠牲になり、逃げ場を失った挙句「集団自決」に至ったことは多くの証言者によって明らかにされている。 
日本軍が早い時期に住民の本土疎開や北部避難を指示していた事実を無視し、住民を無差別攻撃で「鉄の暴風」の犠牲にした米軍を「日本軍と住民を混在させない作戦」を実施した人道的軍隊とし、その一方で日本軍は「住民を盾にする」残虐な軍隊と解説する吉浜教授に、学者としての良心の一欠けらも見出すことは困難だ。
 
吉浜教授は過去にも『母の遺したもの』(宮城晴美著)や「集団自決訴訟」により、自説を二転三転させたことでも知られており、自身の検証より琉球新報のイデオロギー塗れの「定説」を優先させている。
 
これは沖縄の学者の悲しい性なのだろうか。
 
■二転三転の集団自決の「定説」■

座間味島の集団自決は「隊長命令による」という「定説」は、集団自決の生き残り宮城初江氏によってもたらされた。

初江氏は、その後それが「援護金」のために強制されたウソの証言であったことを娘晴美氏に書残した。

娘晴美氏が母の遺言である『母の遺したもの』(2000年12月)を出版することにより「定説」は逆転し、「隊長命令はなかった」が新たな「定説」となった。

「集団自決訴訟」提訴の5年前のことである。

沖縄戦研究者の吉浜忍沖国大助教授(当時)は、琉球新報に『母の遺した』の書評書いて「〔書評〕『母の遺したもの 沖縄・座間味島「集団自決」の新しい証言』宮城晴美著」 「定説」とは違う真相語る (隊長命令はなかった)吉浜忍(2000年12月24日・琉球新報)として、研究者の立場から新しい「定説」を補強した。 

「書評」で吉浜教授が、争点の「隊長命令」では「命令は無かった」と、従来の「定説」とは違う真相を解説している。

琉球新報 2000年12月24日

『読書』 『母の遺したもの』 宮城晴美著
 
「定説」とは違う真相語る
 
座間味島は、沖縄戦の前哨戦であり、悲劇の始まりでもあった。 悲劇の象徴が「集団自決」であり、今日まで「悲劇の物語」として語られてきた。 そして、物語の核心部分の「隊長命令による集団自決」には著者の母親の証言が有力な根拠となった。
当事者によるものであっただけにこの証言は大きな影響を与え、様々な出版物に引用されたり、粉飾されたりして。やがて「定説」化していった。 「隊長命令による集団自決」を一つの争点にした家永教科書沖縄出張裁判も記憶に新しい。
「定説」は時には善意によってつくられることもある。 座間味島「集団自決」の「定説」には、沖縄戦で戦死や負傷した一般住民に対する「援護法」適用問題が絡んでいた。 「集団自決」においては「軍との雇用関係」、すなわち隊長命令があったとすれば「援護法」が適用され、遺族は救済される。
この根拠として母親の言質がとられた。 母親の戦後苦悩はここから始まる。 さらに関係者との板ばさみで苦悩は助長する。
そして母親は死を前に、娘への遺言として、「定説」とは違う真相を語った。 隊長命令はなかったと。
本書は、戦後世代の娘が母親と真剣に向かい合い。 苦悩を共有しつつある、かつ執念をもって真相を究明し、「定説」を覆した。 戦後世代の沖縄戦継承が問われている今日、戦後世代が沖縄戦を二次体験として、体験証言を検証し次世代へ継承するという著書の姿勢は今後の指針になるであろう。(略)(吉浜忍・沖縄県文化振興会史料編集室主幹)

更に新しい「定説」に、沖縄タイムスがお墨付きを与えることになる。

『母の遺したもの』が沖縄タイムス出版文化賞を受賞するという栄誉と共に学術的にも社会的にも「隊長命令はなかった」が確固たる新「定説」となった。

 〔沖縄タイムス 12月12日〕
第22回沖縄タイムス出版文化賞受賞作品が決まる

2001年12月12日・沖縄タイムス・朝刊
 正賞:『アンヤタサー』山里将人著
、『母の遺したもの 沖縄・座間味島「集団自決」の新しい証言』宮城晴美著

■提訴後の変節■

座間味島の集団自決の「定説」がタイムス、新報によって認知されたわけだが、この「定説」は2005年の「集団自決訴訟」によって、再び揺らぎ「隊長命令はあった」と元の「定説」に逆戻りする。

それに従って研究者達の「定説」も次々と姿を変えてくる。

例えば沖縄タイムスの「書評」で『母の遺したもの』は「『定説』とは違う真相を語るー隊長命令はなかった」と書いた吉浜氏の変節ぶりはこの通り

沖縄タイムス2008年年11月18日 

[魚眼レンズ]吉浜忍さん
沖縄戦の事実しっかりと
 「集団自決」訴訟の控訴審で原告の訴えを退ける判決が出たことについて「一審判決を踏襲したもの。おそらく原告勝訴にはならないと考えていた」と話す沖縄国際大学教授の吉浜忍さん。「当然の判決」と強調する

 「カリキュラム上の問題で突っ込んで話はできなかった」と断りながら、自ら講義でも学生に対して同判決について触れ、説明したという。

 「沖縄戦の歴史的な事実関係をしっかり丹念に教えることが大事。学生は逆にスローガン的、感情的なものではなく、事実を踏まえた沖縄戦を学びたいという気持ちが強い」と指摘。

 「今後もこれまでの沖縄戦の証言を継続的に教えていきたい」と気を引き締めている。

沖縄では、新聞が作る「定説」には、たとえ研究者といえども逆らえないということが、吉浜氏の変節ぶりから垣間見える。

吉浜氏は以前書いた「書評」のことはすっかりお忘れになったようで、沖縄タイムス紙上で再度豹変した「定説」を激しく主張している。

2007年3月31日『沖縄タイムス』朝刊27面を転載。

沖縄戦 ゆがむ実相

 高校教科書に掲載された沖縄戦の「集団自決」の実態が国によって隠された。文部科学省は、今回の教科書検定で「軍命の有無は断定的ではない」との見解を示し、過去の検定で認めてきた「集団自決」に対する日本軍の関与を否定。関与を記述した部分の修正を教科書会社に求めた。同省が変更理由に挙げたのは「集団自決」をめぐる訴訟での日本軍の元戦隊長の軍命否定証言と近年の「学説状況の変化」。文科省の姿勢に、県内の関係者からは「沖縄戦の実相の歪曲」「殉国美談に仕立て上げている」と批判が出ている。
 沖縄戦研究者の吉浜忍沖国大助教は「検定意見で日本軍の『集団自決』への関与がぼかされたが、軍隊が誘導したのが実態だ」と沖縄戦の実相を指摘する。その上で「国によって沖縄戦が書き換えられた。これまでの研究や調査を逆転させようという政治的意図を感じる」。(略)

                    ◇

現在沖縄タイムスと琉球新報が捏造した「定説」に真っ向から異論を唱えている星雅彦氏と上原正稔氏が、事実上沖縄論壇から干された状態にある。

これを考えれば、沖縄の識者たちが、次々と沖縄二紙に追随し、変節していくのもむべなるかなで、同情の念を禁じえない。

沖縄の学者さんたちは変節しなきゃ生きていけない。お気の毒。(涙)

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言論封殺の島沖縄

2010-06-12 08:40:30 | 普天間移設

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新聞とテレビから拾った二つの話題を。

 先ず9日付け沖縄タイムスの次の記事は目立たぬベタ記事ではあったが、一見して我が目を疑った。

今や日本中はおろか世界中に「世界一危険な小学校」としてその名を知られた普天間第二小学校を、県の教育長が視察のため訪問したが、これが歴代教育長で初めての視察だという。

県内外から同小学校を視察する各種団体は数を断たず、取材のため同校を訪問した漫画家の小林よしのりさんは、生徒達の取材慣れした明るさに驚きを感じたと述べている。

沖縄県学校行政の最高責任者が県教育長であるなら、管轄地域の小学校が世界一危険な小学校とマスコミが騒いでいるのを知ったら、何を措いても視察に駆けつけるのが教育庁の責務ではないのか。

伊波宜野湾市長は、内外の視察希望者の要望に添って自ら案内の先頭に立ってマスコミの寵児になっているくらい熱心ではないか。

伊波市長の得意げな御馴染みのポーズ。

 

教育庁が歴代初めて、しかも今頃になっての視察訪問とは、これまで県教育庁の判断では「世界一危険な小学校」とは認識していなかったことの表れではないのか。

もし、そのような認識がありながら今まで視察を怠っていたのなら職務怠慢の誹りを受けても仕方が無いだろう。

だが、ご安心あれ、教育庁殿。

教育長の認識は正しく、マスコミ報道や伊波市長の宣伝が針小棒大だったに過ぎない。

宜野湾市民である筆者も「世界一危険な小学校」と意識したことは一度も無い。

その証拠に宜野湾市の人口が減少したという話は聞かないし、くだんの小学校の近くの筆者愛用のスーパーが危険のため開店休業に陥った話も聞かない。

世界一危険なら、人口も減るし、スーパーも閉店する。それが普通の感覚ではないか。

それどころか地元紙が大騒ぎした「人間の鎖」実施の日などは、くだんのスーパーは「鎖」はそっちのけで、特売場に殺到する主婦の群で大混雑だったという。

サヨク活動家と地元マスコミが扇動した「人間の鎖」とは全く別世界がそこにはあった、とは当日買い物に行った筆者の連れ合いの弁。

県教育長が普天間第二小視察 歴代教育長として初
政治  2010年6月9日 12時09分     

 【宜野湾】金武正八郎県教育長は9日午前、宜野湾市の米軍普天間飛行場に隣接する市立普天間第二小学校を視察した。歴代の県教育長として、同小を視察するのは初めて。金武教育長は屋上などに上り、学校関係者から墜落事故を想定した避難訓練や基地被害の実態について説明を受けた。

 知念春美校長は「子どもたちの命を守る立場からも危険性の除去を願っている。学校の真上を軍用機が飛ばないようにしてほしい」と要望した。

 視察後、金武県教育長は「子どもたちの命と安全を確保することが大事だが、避難訓練をすること自体が大きな問題だ」と述べた。学校側の要望を受け、今後、関係機関と協議していく考えも示した。

                                                    ◇

子どもたちの命を守る立場からも危険性の除去を願っている。学校の真上を軍用機が飛ばないようにしてほしい

どんな小学校でも道路に面している限り、「命の危険」は常にあるもの。

全国には飛行場近くの学校も数多くあるわけで、そこが全て「命の危険に曝されている」といえば、日本中に「世界一危険な○○」は、5万とあるはずだ。

だからといって「自動車を走らす」なとか「飛行機を飛ばすな」といわれたら教育長も返答に困る。

困惑して「避難訓練をすること自体が大きな問題だ」といわざるを得なかったのだろう。 お気の毒さま。

 

さて、もう一つの話題は地元紙が報じないので、ローカルテレビのサイトより記事を引用する。

動画映像あり。↓

2010年6月10日 18時30分
名護市議会が開会

10日、普天間基地を名護市辺野古に移設するとした日米合意後、初めての名護市議会が開会し、議会はある危機感で張り詰めた空気に包まれました。

名護市の議員や職員によると、市議会の野党側が普天間基地の辺野古への移設を容認する決議案をこの議会の初日10日に提出することを計画していました。このため10日は危機感を抱いた辺野古の住民など、多くの市民が傍聴につめかけました。しかし、容認決議の緊急動議はありませんでした。

野党の宮城義房議員は「情報どこから来たんでしょう。私は何度もやらない、そういうことを考えたこともないと言ってるでしょう」と述べ、中立の立場の比嘉拓也議員は「私はやるべきではないと思っています。それをあえて今出すことは、お互いに対立の考えを強めていくだけだと思います」と語りました。

容認決議は容認派がこの決議を成功させ、9月の市議会議員選挙で過半数を取り、その後、稲嶺市長のリコールをも模索していたものですが、市の職員らは「計画を進めている途中、鳩山総理の辞任でシナリオが変わってきた」と話しています。

ただ、市長を支える与党議員は「議会最終日の25日まで気は抜けない」と警戒しています。

                                                        ◇

地元紙も報じない名護市議会の騒動劇を説明する前に、とりあえず次の記事を読んで欲しい。

辺野古区が条件付き容認決議
2010.5.21 23:21
  米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、辺野古区行政委員会は21日、シュワブ沿岸部を埋め立てる現行計画について、騒音軽減のため滑走路を可能な限り沖合に出した上で、補償や活性化策の拡充を条件に容認すると決議した。ただ、沖縄は県内移設に反対意見が大勢。仲井真弘多知事も困難としており、局面の打開につながるか見通せない

                         ◇

沖縄のマスコミがこぞって普天間移設に関する「沖縄の民意」は「県外・国外」で一致団結しているといったキャンペーンを張っている。

だが、これは真っ赤な」大うそである。

何よりも一番の当事者である辺野古住民が受け入れを容認している記事が上記である。

市議会の野党側が普天間基地の辺野古への移設を容認する決議案をこの議会の初日10日に提出することを計画していました

この情報が流れ始めるや沖縄のサヨク活動家のブログに、時ならぬ危機感が走り、情報が乱れ飛んだ。

例えば沖縄版言論封殺魔こと目取真センセのブログでもこの通り。

菅内閣発足と名護市議会の動き

辺野古の行政委員会に続いて市議会でも「条件付き容認」決議をあげ、地元の「民意」としてキャンペーンを張ろうという狙いが見える。
 名護市議会の定数は27人で、議長は辺野古出身の推進派の議員が務めている。残り26人の与野党構成比は14対12で野党優位が言われているが、決議をめぐって水面下で激しいやりとりが行われているようだ。一市民としては議会を傍聴することくらいしかできないが、時間に都合のつく方は、10日午前10時に間に合わせて、名護市議会の傍聴席に詰めかけてほしい。

>このため10日は危機感を抱いた辺野古の住民など、多くの市民が傍聴につめかけました。

目取真センセの危機感溢れる呼びかけが効いたのか、多くのサヨク活動家が名護市議会に集結したようだが、マスコミも動員した無言の圧力に議会は泰山鳴動ネズミは一匹だったようだ。

それにしても目取真センセ、辺野古の民意は「受け入れ容認」と承知していながら、「辺野古野住民など」がつめかけたとは、物語りを創るのがお得意の作家センセとはいえウソが過ぎませんか。

辺野古の「テント村」に常駐するサヨク活動家を「辺野古住民」と書くのは羊頭狗肉の誹りを受けますよ、センセ。

突然脱線するが、このように沖縄マスコミやサヨク活動家が作り上げた報道が実は「沖縄の真実」を覆い隠している、として産経新聞那覇支局長の前田雅史記者が雑誌『正論』7月号に「異色のレポートを寄稿している。

タイトルは「誇張された『反米』感情の異様」。

当日記の読者なら特に驚くことも無い沖縄マスコミのヘンコウ報道が、全国紙の記者により『正論』で全国の読者の目に曝されたことに大きな意義がある。

是非と一読して欲しい記事である。

なお『正論』7月号には、上告中の集団自決訴訟で原告勝訴の決定的ともいえる大城澄江さんの新証言の紹介が掲載されている。 証言を発掘した藤岡信勝拓大教授の渾身のレポート「沖縄戦『集団自決』控訴審判決の誤判を糾す」が掲載されているが、これについては別稿で詳しく触れたい。

で、名護市議会の話はどうなったかというと、辺野古野の行政委員会が「辺野古容認」になり、名護市議会も「本音をいえば」辺野古容認の決議が成功しそうな与野党議員の動向をみて地元マスコミとサヨク団体が会議場に押しかけ議決動議を無言の圧力で封殺した、というのが引用のテレビ報道の要旨である。

民主主義の原則である議会における多数決をマスコミと左翼団体の圧力で封殺し、それを自慢げに報道する地元マスコミに「全体主義」の』恐怖を感じる。

目取真センセもこのように「言論封殺」の勝利宣言をしておられる。

 ⇒名護市議会はじまる

 

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辺野古区、条件付き容認へ
普天間移設行政委検討 現行アセス内で
政治  2010年5月21日 10時01分      

 【名護】政府が米軍普天間飛行場の移設先として検討している名護市辺野古区の行政委員会が、キャンプ・シュワブ沿岸部を埋め立てる現行計画の環境影響評価(アセスメント)の枠内で移設場所が選定された場合、条件を付けて容認する方向で検討していることが20日分かった。21日の委員会で方針を確認する見通しだ。

 同区行政委は23日に来県する鳩山由紀夫首相が、現行計画を軸とする政府方針を表明する可能性が高いとみて、地元として意思表示する必要があると判断した。ただ、稲嶺進名護市長が「陸にも海にも新たな基地は造らせない」と明言しているほか、基地建設に反対する区民もおり、「地元の民意」をめぐり、波紋が広がることも予想される。

 これまで同区はシュワブ陸上部への移設案や、辺野古沿岸部へのくい打ち桟橋方式について反対する考えを表明。一方で、過去の経緯や住民生活への影響を踏まえ、現行計画の微修正については受け入れの余地があることを示唆していた。

 行政委員で普天間代替施設等対策特別委員会の古波蔵廣委員長は「当初から誘致した覚えはない」とした上で、「普天間を動かす現実的な方法は何か。現行計画は旧政権時代から国策として、13年にわたり積み上げてきた経緯がある。埋め立てなら将来活用できる。国がここ(辺野古)しかないというなら、条件付きで容認する気持ちはある」と話している。

 

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クリーンな政権が聞いて呆れる!

2010-06-11 08:33:02 | 県知事選

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国民新党と民主党の綱引きは民主党が勝った。

その結果参院選は7月11日に決まった。

政策論はほっぽりだして、政局だけの綱引きは参院選の票読みだけ両党の思惑で動いており、これほど国民を馬鹿にした話はない。

国民新党にとっては郵政票が目当てであり、民主党にとっては支持率の高いうちに選挙を終えたい目論み。

亀井金融相は辞任はしても連立は維持で選挙協力はするというから、現在の両党に票読み以外には何も無い。⇒亀井金融・郵政担当相:辞任 国民新、参院選へジレンマ

 

■「クリーンな政権」が粉飾帳簿に、「全く問題ない」だって■

昨日のTBS「朝ズバッ!」のみのもんたの疑問は、国民を代弁した疑問である。

みのもんたの疑問を押さえつけるような与良正男(毎日新聞社論説副委員長)の「解説」は、次のような心の内がミエミエであった。

「折角支持率が上がっているのにツマラン疑問を持たんで欲しい」。

与良氏の発言は民主党応援団の面目躍如といったところ。↓

「荒井大臣の事務所費問題」コメンテーター陣は「今の時点では違法とまでは言えない」

軒並み60%台の支持率に上昇した菅内閣に、さっそく難題。荒井聰・国家戦略担当相の事務所費に「実態がない」という話だ。野党は「辞任に値する」と追及のかまえだが、当の大臣も民主党も「法的には問題なし」という。

経費の明細
   この事務所は、荒井大臣の政治団体「荒井さとし政治活動後援会」(昨年9月解散)の「主たる事務所」として、政治資金報告書に記載された東京・府中市のマンション。2006年から3年間で「事務所費」が計493万円、人件費などを入れると約2000万円の経費を計上していた。

 
   しかし、マンションは荒井の知人が住んでいて、知人はきのう「(荒井とは)40年来の友人。実質上は連絡事務所。家賃ももらってない。郵便物を受け渡しするだけ」と言っている。

   これに民主党の細野豪志幹事長代理は、「郵便物を受け取る連絡事務所だった。印刷代や新聞代などが事務所費として計上され、適切に処理されている」とし、仙谷官房長官も「党が調査した結果、現段階では全く問題がないと聞いている」と語った

   しかし、国会議員の事務所費では、かつて自民党の閣僚が何人も辞任に追い込まれており、形はこれらとまったく同じ。自民党の石破政調会長は「実体のない事務所費を計上しており、かつての自民党のケースと本質的に同じだ。辞任に値する。任命責任もある」という。

   荒井はきのう(9日)、「私の連絡事務所で多額の経費が使われたかのような誤解を招く記事が出たのは遺憾だ」と反論したが、「なぜ知人宅へ?」と問われて、「たくさんのお金があれば事務所を設けたりできるが、お金がないので少しでも節約したいと思ってのこと」と説明した。

   みのもんた違法かどうかは専門家にまかせるとして、わからないのは、お金を使ってないのに使ったことにして、それを別の方へ……」

   割って入った与良正男(毎日新聞社論説副委員長)は、「浮かせたかどうかわからないので注意してくださいよ。経費の明細も出ているし……」と慎重に見る

   みの「じゃあ、人件費とか家賃とかは別のところで払っていた?」

   与良「もともと、使い道を明らかにしたくない金を事務所費にするというのが横行した。おかしいというので、領収書などを出すことにしたという経緯がある。荒井さんの説明では、それらの明細がそろっている。だから、今の時点ではこれを違法だとするのはむずかしい

   みのはのみこめない

   「この『主たる事務所』で493万円が……」

   与良「事務所といえば、人が何人かいてというのが当たり前だとボクも思う。でも、そうではない曖昧なものが認められてる」

   みのはなおも「家賃を払ったことにして、それを何かに……」

   与良「(法的には)払わなくてもいいの。ルール上は違法ではない。何に使ったかはきのう公表された。それが本当かどうかは、調べればわかる」

   みの「納得できない」

   時事通信の田史郎も「何が悪いかといわれると、ボクも説明できない

   作家の白河桃子は「システムがおかしい」

   与良「議員がつくってるから、おかしくなるんです」

   みのはぶ然

   「なんとかクリアにしてもらえないのかな」

   これが常識の声だろうこの問題、読売新聞が報じてテレビ記者が関係先を走り回っているが、他の一般紙はきのう夕刊で大臣の説明を小さく報じただけ。このズレは大きいというべきだろう。

                         ◇

くり返す。

与良氏がこめかみに力を入れて弁解しても、みのもんたは納得できなかった。

当然である。 

国民も誰も納得していない。

国民の90%以上が小沢氏の「政治とカネ」を納得できないのと同じだ。

同じTBSの「ひるおび!」でも司会の惠が、みのと同じような疑問をサブ司会の八代弁護士にぶっつけていたが、「法的には問題ない」とのご託宣を与えていた。

国民の疑問はこうだ。

法的云々はこの際さておこう。 常識で考えたら納得できないのだ。

国民の血税の使い道がこれでよいのか! さらに詳しい説明責任が必要ではないのか。

・・・と思っていたら、今朝になって国民の常識を逆なでするような事実がボロボロと。

公開領収書に漫画やマッサージ費=荒井戦略相の事務所費
 荒井聡国家戦略担当相の政治団体「荒井さとし政治活動後援会」(解散)が知人宅を「主たる事務所」とし経費を計上していたことに絡み、民主党は10日、同団体の2007~09年分の経費に関する領収書を公開した。タクシー代や電話料金などが大半だったが、中には漫画本やマッサージ店、有名衣料品店のレシートなども含まれていた。
 公開されたレシートの中には「コミック」と書かれたものがあったほか、人気漫画家矢沢あいさんの漫画「Paradise Kiss」や、マクドナルド永田町店のハンバーガーのセットのレシートなどが「備品・消耗品費」に計上されていた。
 
また「事務所費」には、札幌のマッサージ店のものとみられる2300円分のレシートも含まれていた。
 これについて、荒井氏は取材に「適切かと言うと、少し反省せねばならないと思う。議員事務所の仕事は夜中まで働いて超過手当も出ないので、少し余裕を持ってもらうためで、理解してほしい」などと弁解。私的流用と認めるのか問われると「皆さんの判断だ」と述べた。
 一方、細野豪志民主党幹事長代理は同日、党本部で記者会見し、荒井氏の政治団体の問題について「架空や違法な支出はなく、批判は当たらない」との見解を明らかにした。 
 また過去に事務所費問題が取りざたされた蓮舫行政刷新担当相川端達夫文部科学相についても、調査の結果、問題はないとした。(2010/06/11-02:12)

                                                       ◇

架空や違法な支出はなく、批判は当たらない

架空でさえなければ、そして違法でさえなければ国民の血税を何に使っても良いということなのか。

この論理でいけば毎晩高級料亭で一人頭10万円の夕食を経費に計上しても「架空でなく違法でない」という理由で問題ないということになる。

違法でなければ何でも可ということは、麻薬購入や買春等の違法行為でなければ何に使っても法的に問題ないという理屈だ。

百歩譲って法的に問題ないとしても、これが民間会社の経費帳簿でも税法上の問題は残る。 

当然税務署は否認する。

公人たる国会議員が国民の血税の使途を記帳した帳簿が、記帳に「つじつまが合う」というだけで問題ないという抗弁では、国民は到底納得しないだろう。

蓮舫行政刷新担当相川端達夫文部科学相についても同じことがいえる。

特にクリーンを売りものにし、税金のムダ使いを追及した「必殺仕分け人」や

相撲協会の不祥事を叱責した文科相が「良く出来た粉飾帳簿」に齟齬が無いからと開き直っても国民が納得するだろうか。

 

因みに今朝の沖縄タイムスの扱いは、「30冊以上の漫画本購入 荒井氏の政治団体」というベタ記事。

もっと大きく扱っても良いと思うのだが。

 

【おまけ】

蓮舫議員に関する「事務所費疑惑」について、「博士の独り言」さんより抜粋引用します。


20100104003 
「蓮舫サン「事務所費(血税)」172万円はどこへ消えた」
 興味深い誌面を見つけたので小稿に紹介したい。博士の独り言/写真は週刊ポスト誌面(切り抜き)2010年1月15・22日号(P141)より参照のため抜粋引用

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破廉恥教師が名誉毀損だって

2010-06-10 07:17:34 | ★米兵事件

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■免罪符と犯罪符■

「反戦平和」を呪文のように唱えると、沖縄ではそれが一種の「免罪符」になると書いた。

沖縄で首長になる場合、一応この免罪符を持っていなければ地元紙の徹底した攻撃の的にされる。 逆に免罪符を持てば、多少のスネの傷は見て見ぬ振りで援護してくれる。

石垣市の前市長と、現市長に対する、沖縄タイムス、琉球新報の批判報道の明らかな差異が、免罪符の有無を表す典型的な例である。

その点哀れなのは沖縄の米兵である。

免罪符どころかはじめから「犯罪符」でも貼り付けられてような人権無視の報道は日常茶飯事。 実際は存在もしなかった「米兵女子中学生暴行事件」などがその典型である。 

結果的には新聞誤報であった「幻の婦女暴行事件」で、沖縄紙が発狂でもしたかのような報道をした例がこれである。

人権派の偽善と沖縄紙の狂気

容疑者が「反戦平和」の首長だったり、「平和教育」の教師だった場合、頬被りを決め込むのは新聞だけではない。

人権派と称する婦人団体にも免罪符は霊験あらたかである。

この偽善者達は、米兵の「ナンパトラブル」や「買春のトラブル」を、「米兵女子中学生暴行事件」、「比女性暴行事件」と騒ぎたてる。
 
「米兵のナンパトラブル」で、県庁に集結し大々的な記者会見を開いて、県民をミスリードした偽善者の群れである沖縄の代表的な女性左翼軍団の面々を紹介する。
 
この方々は07年の「集団自決」騒動でも大活躍した。

抗議・要請が続々と  2008/02/12 14:44

基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」(共同代表・高里鈴代氏、糸数慶子氏)による「海兵隊所属兵士による少女への性暴力に抗議し軍隊の撤退を求める要求書」。

▽暴力を受けた児童、生徒への精神的ケアーを十分に行うこと
▽被害を受けた少女への謝罪と補償、加害米兵の厳正なる処罰を行うこと
▽基地外に居住する米兵に対する行動の管理および規制を行うこと
▽日米軍事再編は、沖縄の基地のさらなる強化にほかならない。沖縄のすべての基地・軍隊の撤退を求める

◆米兵の犯罪には敏感で、革新市長の犯罪疑惑には鈍感な人権派の面々↓



 
写真は右から、糸数慶子参議議員(サラさんの兄の冤罪事件で労働組合を扇動した)、高里鈴代那覇市議(ペンギン市長夫人の親友)、他は省略。
 
この写真の中に夏の参院戦に社民党推薦で立候補予定の女史もいます。
 

◆幻の「米兵女子中学生暴行事件」を報じる、地元二紙の狂気!

 

■免罪符を持った恥知らずな教師■

その一方で、米兵とは対極の位置にあるのが沖縄の教員である。

何かというと「反戦平和」や「平和教育」を叫ぶ彼らは免罪符を何枚も体中に貼り付けているようなもの。

前述の米兵の例が、不良米兵と不良女子中学生の「ナンパトラブル」であっていわゆる「婦女暴行」は無かったにも関わらず、

沖縄2紙米は兵の実名を挙げ、連日新聞の一面トップで「強姦魔」として米兵糾弾のキャンペーンを張った。

その一方で現役教師が、未成年女子中学生にみだらな性行為(淫行)をしても、免罪符の霊験があらたかなのか、報道もベタ記事だし、実名報道されることは無い。

ところがである。

「淫行条例違反」容疑で逮捕された現役教師が実名を公表されたのが名誉毀損に当たるとして裁判沙汰に持ち込んだというから呆れてしまう。

盗人猛々しいと言いたいところだが、盗人が怒り出すような恥知らずな教師である。

免罪符の効力が残っているのか、沖縄タイムスのウェブ記事には載っていないベタ記事なのでしつこく文字お起しをしておいた。

淫行容疑で教諭逮捕 2010年6月9日

実名発表は許容内   最高裁で確定

県内で2007年、女子中学生にみだらな行為をした疑いで県警に逮捕された公立中教諭の男性(37)が、実名発表で名誉を傷つけられたとして、県に500万円の損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第2小法廷

(竹内行夫裁判長)は8日までに教諭側の上告を受理しない決定をした。 教諭側敗訴の1、2審が確定した。 決定は4日付け。 昨年3月の1審那覇地裁判決は「教諭がみだらな行為をした容疑であり、県警が実名発表をしたことは社会的に許容される」と判断。 昨年11月の2審福岡高裁那覇支部判決も支持した。 
判決によると、教諭は07年3月に県青少年保護条例違反(淫行)容疑で逮捕されたが、那覇地検は同11月、起訴猶予とした。

                                                 ◇

事件の詳細を知るため事件の発端を報じる古い琉球新報を以下に引用する。

どうやら、沖縄2紙が「免罪符破り」をして実名報道をしたわけではなく、ローカルテレビが勇み足をしたというのが真相のようだ。

沖縄タイムスと琉球新報はしっかり匿名報道をまもって、免罪符には律儀なところを見せていた。

また、この恥知らずな教師、当初は「免罪符破り」をしたローカルテレビ局を訴えていたようだが、一審で敗訴するや今度は訴訟の対象を実名発表した警察に変更したようすである。

県条例違反で処分保留の教諭 実名報道は名誉棄損

2008年3月5日        
 中学3年生の女子生徒=当時(15)=にみだらな行為をしたとして県青少年保護育成条例違反の容疑で逮捕され、処分保留で釈放された中学校教諭(35)=休職中=がマスコミの実名報道で名誉を傷つけられたなどとして、県内放送4社を相手に総額約4400万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、那覇地裁(大野和明裁判長)は4日、教諭の請求を棄却した。
 訴えられていたのは琉球放送、沖縄テレビ、琉球朝日放送、NHK。
 大野裁判長は実名報道について「被疑者の名誉を棄損し、事後的に無実が判明してもその名誉を回復することは極めて困難」などと指摘。「(被疑者の実名報道は)刑事裁判の無罪の推定原則からも議論が存する」と述べ、教諭の逮捕をめぐる実名報道にも「名誉を棄損することは明らか」と言及した。一方で被疑事実の重大性から実名報道は「社会的に許容される」として教諭の訴えを退けた。
 大野裁判長は、報道が公益を図る目的で、報道機関がその内容を真実と信じる相当の理由があれば違法性は阻却されるとする最高裁判例を挙げ「報道機関が警察の公式発表を信頼するには相当の理由がある」とした。
 教諭は精神疾患で休職中だったにもかかわらず4社が実名報道したのは違法だとも訴えていたが、判決は「教諭の精神疾患が刑事責任能力を疑わせる程度のものとは認められない」と判断した。
 教諭の代理人は「記者が警察発表をすべて信用するなら、国民の知る権利はどうなるのか不安だ。実名報道で原告は教師としては再起不能になっている」とあらためて実名報道のあり方に疑問を呈した。教諭は控訴する方針。
 琉球新報は女子生徒が特定されるおそれがあるなどの理由で、教諭の逮捕を匿名で報じた。

                         ◇

そもそもこの教師、訴訟に持ち込んで最高裁にまで上告したから、ベタ記事とはいえ沖縄紙が続報を掲載せざるを得なかったわけであり、

名誉毀損の訴訟なんて恥知らずなことをしなかったら、今頃転勤でもして何食わぬ顔で「平和学習」でも教えていたはずである。

教師の「免罪符」については県議会でも問題にはなっていたようである。

県議会で元高校教諭わいせつ事件を追及

 

【追記】

「婦女暴行疑惑」で告発を受けた前石垣市長が、名誉毀損で「ブログ発信者」を刑事告訴した件は、まだ記憶に新しいが、同じ名誉毀損でも民事訴訟ではなく、あえて地検への刑事告訴にした理由が、これで明らかである。

つまり本件の破廉恥教師のように名誉毀損の「民事訴訟」に持ち込んだ場合、間違いなく訴訟は成立し、たとえ敗訴しても本人が控訴や上告をすれば今回のように最高裁の判断にまでいたることになる。 そうなると例え法律上は時効になっていても、裁判の過程で「旧悪」が白日の下に晒されることになる。

従って、それを避けながら、しかも市議会の「事実無根なら何故訴えないのか」という追及をかわすためには、「告訴不受理」の可能性の高い「刑事告訴」にし、アリバイ作りをしたのだと言われても仕方がない。

結局、思惑通り刑事告訴は不受理に終わり、「事件」は本人の落選と共にウヤムヤとなりメデタシメデタシということになった。

人の噂も七十五日とはよく言ったものである。

 

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爆弾抱えた新内閣

2010-06-09 07:18:17 | 県知事選

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菅内閣が8日夜発足 新任6、再任11閣僚を発表
2010年6月8日 夕刊

 菅直人新首相(63)は8日午後、新閣僚17人を正式に決定、官房長官に就任する仙谷由人氏(64)が閣僚名簿を発表した。皇居での首相任命式と閣僚認証式を経て、同日夜、民主、国民新両党連立の菅内閣を発足させる。鳩山内閣から引き継いだ昨年の衆院選マニフェスト実現を目指す。

 菅氏は同日午後、官邸で国民新党の亀井静香代表(金融・郵政改革担当相)(73)との党首会談で連立継続を確認。その後、組閣本部を設置して新閣僚を呼び込み。同日夕に記者会見し、政権運営の基本方針を述べる。同日夜に初閣議を行う。

 新任閣僚は仙谷氏のほか、行政刷新担当相に就任する蓮舫参院議員(42)、農林水産相に就任する山田正彦農水副大臣(68)ら6人。民主党政調会長に起用された玄葉光一郎氏(46)も、政策決定の政府・与党一元化に向けて、公務員改革・少子化担当相として初入閣する。岡田克也外相(56)、前原誠司国土交通相(48)ら11人は再任する。

 仙谷氏は記者会見で、新内閣の閣僚について「清新にしてプロフェッショナル、クリーンな政府をつくりたいとして選んだ。仕事大好き内閣だ」と説明。民主党の小沢一郎前幹事長と距離がある閣僚が多いとの見方については「距離があるとかないとか考えていない」と述べた。

 菅氏は11日に衆参両院本会議で所信表明演説を行い、各党の代表質問は14日以降になる。

 菅氏は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題の迷走などで退陣した、鳩山由紀夫首相の後継首相。4日の衆参両院本会議で第94代、61人目の首相に選出されていた。当面、同問題の解決や、「政治とカネ」問題での信頼回復などに取り組む。

 一方、民主党は8日午前、菅執行部体制になって初の役員会を党本部で開いた。焦点の今国会の会期に関し、参院選を7月11日としたい参院側が、会期延長はしないよう求めたのに対し、枝野幸男幹事長は、国民新党とも協議しながら検討していく考えを示すにとどめた。

                                                      ◇

菅新内閣は発足早々から内部に「不発弾」を多数抱えた、余命いくばくも無い内閣と見る。

新内閣を内部から蝕む「不発弾」とは、普天間移設、政治とカネ、財源無きばら撒き政策の実行等々数えればきりがないが、発足早々このザマだ。

長妻厚労相 子ども手当満額支給「非常に難しい」 (0:53

普天間移設は、鳩山内閣を受け継ぎ「日米合意通り」という。 

普天間移設に解決の糸口さえ見つからない現在、新内閣は前途は洋々どころか暗礁だらけである。。

早速今朝の沖縄タイムスは「日米合意は無効だ」題する社説で、新内閣の出鼻を挫いているし、民主党沖縄県連も「県外移設」では稲嶺名護市長と共闘を組むと宣言しており、参院選では反対勢力に回る可能性も否定できない。

「政治とカネ」も不気味な不発弾となってくすぶっている。

枝野幹事長は、反小沢の急先鋒だというが、その枝野幹事長は「徹底した透明化を進めたい」と強調する一方、

「小沢前幹事長は証人喚問の必要はない。辞任したことで責任を果たした」と矛盾した発言をしている。

これは「小沢隠し」ともとれる擁護発言ではないか。

「自分は弁護士だから、その基準は分かっている」というが、弁護士が理解できても国民が理解できないの場合は、国会で説明するのが公人の責務ではないのか。

不発弾は小沢前幹事長だけでない。

鳩山前首相も母親から貰った子供手当約12億6千万円の使途も説明責任がある。

さらに元秘書の判決後、資料を国会に提出すると約束していたが、これも実行されていない。

                       ◇

テレビマスコミの必死の情報操作で、菅直人新首相は少々短気で奥様に頭が上がらないが、「人柄の良いクリーンな人物」といったイメージ作りに成功しかかっている。

鳩山政権が「投げ出した格好の「普天間移設」も「政治とカネ」も、依然として未解決であるにも関わらず、テレビマスコミは「普天間移設」には極力触れず、「政治とカネ」は小沢氏の幹事長辞任で決着したような報道振りである。

テレビマスコミの「人柄の良い新首相」というキャンペーンにもかかわらず、

7日放映のテレ朝「TVタックル」で青山繁晴氏が見事に菅直人のズル賢さを言い当てていた。

青山繁晴氏の発言:

あのイラ菅とよく言われるけど最近の菅さんはどっちかとイラ菅というよりはズル菅じゃないですか?
だって普天間でも、その政治と金の問題でもずーっと黙っててですよ
で、あの総理の座は確実になって、あるいは総理になってから反小沢って見せてるけども。
しかし本当の意味で踏み込んでるわけじゃないでしょ
。」

なるほど菅氏は、鳩山政権では副総理という要職にありながら、政権の運命を左右する重要問題の「普天間移設」や「政治とカネ」については沈黙を守り続けてきた。

はっきりいえることは鳩山首相を辞任に追い込んだ「普天間移設」と「政治とカネ」について菅内閣は何ら具体的な解決策を国民に示さないまま、マスコミの「ヨイショ報道」に国民が浮かれている間に、一気に参院選で圧勝しよう目論んでいることである。

「普天間移設」の地元沖縄の」マスコミも菅内閣に関しては、痛し痒しの複雑な報道を続けている。

「普天間移設」と「政治とカネ」の二本立てで菅新内閣を攻め立てると、鳩山内閣の二の舞になり、下手をすると参院選で自民党に漁夫の利を与えかねない。

この際、「政治とカネ」には目をつぶり、「普天間移設」一本で、菅内閣を追及するというのが沖縄二紙の共通認識のようである。

民主新体制 「居抜き内閣」の危うさ 琉球新報社説 

2010年6月8日        
 民主党新体制の陣容がほぼ固まった。キーワードは「脱小沢」。「小鳩体制」とやゆされた小沢一郎幹事長による「権力の二重支配」、不透明な「政治とカネ」の問題に終止符を打つ意味のようだ。
 クリーンで分かりやすい政治体制をどう実現するか。菅直人新政権に有権者の期待が高まっている。
 民主党初の鳩山由紀夫首相は、支持率が急落し退陣を余儀なくされた。原因は「政治とカネ」「普天間」問題と鳩山首相自らが認めている。
 政権中枢にいる二人のリーダーが「カネ」の問題をクリアできず、内閣支持率は20%を切り、鳩山首相は小沢氏を道連れに退陣した。
 直後の共同通信の世論調査では民主支持率は倍増し、菅新首相への期待値は57%と急回復した。
 「参院選狙い」と見え見えの退陣劇ながら、世論は「脱小沢」を評価し、権力の二重支配と「政治とカネ」に対するけじめに、一定の評価を下したといえよう。
 菅新首相は「脱小沢」を掲げ、
小沢幹事長と距離を置いてきた枝野幸男行政刷新相を幹事長に起用。廃止で幹事長に党内権限が集中していた「政務調査会」を復活し、政調会長に玄葉光一郎氏を起用するなど、菅新体制は小沢氏の影響力排除を一気に進めている。
 一方で納得がいかないのは沖縄県民だ
二重支配と「政治とカネ」は、脱小沢でけじめをつけるにしても、鳩山首相を退陣に追い込んだもう一つの問題「普天間」は放置されたままだからである。
 昨年の総選挙を前に「最低でも県外」と公約しながら、政権奪取後は8カ月間も「県外移設」の思わせぶりな態度に終始し、最後は県内、しかも辺野古に回帰し、日米合意を決めた上での退陣である。
 「
普天間」での失態、失政で退陣した鳩山内閣だが、菅新内閣の陣容は「普天間」を混迷させた閣僚らがそのまま残る「居抜き内閣」の様相だ。「居抜き」とは、「住宅や店舗を、家具や商品・設備をつけたまま売り、または貸すこと」(広辞苑)の意。鳩山内閣の18人中11人の主要閣僚が居残る見込みだ。
 国外・県外移設を求める圧倒的な「県民意思」を無視し、辺野古での日米合意を進めた岡田克也外相、北沢俊美防衛相も続投である。
 「辺野古」ありきの日米合意継承が「続投」の意とするならば、県民は納得しまい。新内閣も早晩、鳩山内閣と同じ命運となりかねない。

                        ◇

「日米共同声明」の閣議決定にサインした鳩山内閣の閣僚が11人も居残った上、何より重要なのは、肝心の菅首相も鳩山内閣の一員としてサインしている事実である

さらに言えば、日米共同宣言に日本側関係閣僚としてサインした岡田外相も北沢防衛相も菅内閣では留任のままである。

「普天間移設」で最高責任者の鳩山首相が責任を取って辞任したのなら、関係閣僚の岡田外相と北沢防衛相も同じく責任を取って辞任するのが筋ではないのか。

最後までサインを拒んだ福島少子化担当相を首にしてまで閣議決定した日米共同宣言ではなかったのか。

その責任は、首相一人の辞任だけで済むとでも思っているのだろうか。

このあたりを追及しないマスコミは、既に報道機関としての誇りを溝にでも捨て去っているのであろう。

同じ日の沖縄タイムスのコラム[大弦小弦]も琉球新報社説と同じで、「政治とカネ」は不問にして、専ら「普天間移設」だけを菅内閣追及の標的に決めているようだ。

                        ◇

【おまけ】

菅内閣、早速ボロが出てきたようだ。

国家戦略相、事務所実態ないのに4222万計上写真あり (6月9日 03:04)

【おまけ】2

テレビマスコミが作り上げた菅新首相は、「人柄の良い、クリーンな人物」というオベンチャラを聞くと、へそ曲がりの筆者は、どうしてもあのスキャンダルを想い出してしまう。

野党時代だったら時効で済むかも知れぬが、一国の総理大臣ともなると、「知らない有権者」には一言知ってもらってもバチは当たらないだろう。

◆菅直人氏の「浮気スキャンダル」

《1999年に「週刊文春」で報じられた戸野本優子との不倫疑惑に関して菅自身は男女関係を否定。その際の「一夜は共にしたが男女関係はない」「(妻から)脇が甘いと言われた」という表現が、世間の流行語となった。愛妻家・恐妻家としても有名であり、不倫騒動後には「『バカたれ』と叱られた」と釈明した。》 (ウィキペディア)

詳しく知りたい方は次のブログに詳しい。

« 菅直人総理の弱点「女性問題」 Tonomoto

菅総理の愛人「戸野本優子」

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21i5uchwll__sl500_aa300__3 瓦解
戸野本 優子
情報センター出版局

このアイテムの詳細を見る

内容(「MARC」データベースより)

「総理にしたい男」菅直人の突然の不倫スキャンダル。その相手として騒動の渦中に立たされた著者は、自身の長年の夢であった日本初の女性メディアコンサルタントへの挑戦の道を失った。すべての真相が今明らかになる。

 

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菅首相を計るリトマス試験紙、中国の歓迎度

2010-06-08 09:32:19 | 県知事選

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力量見極め、世論注視、慎重姿勢… 新首相 海外反応さまざま (2/3ページ)2010.6.5 05:00
 【中国】中国は、対中関係を重視する人物と評価し「引き続き両国関係は発展していける」(外交筋)と歓迎。一方、「参院選で民主党が負ければ、再び混乱する」(対日専門家)との懸念も強く、新政権発足で支持率が回復するかなど、世論の動向を注視する。

 菅氏は4月、副総理兼財務相として北京を訪問し温家宝首相と会談。中国との協力関係を深めることで「日本の経済成長につなげたい」として対中重視を打ち出した。

 小泉政権時代、一貫して首相の靖国神社参拝を批判しており、中国は「鳩山由紀夫首相よりさらに良い」(対日研究者)と評価。中国が嫌がる「人民元切り上げ圧力」にも反対姿勢だとして歓迎している。

 一方、東シナ海ガス田共同開発での早期条約締結交渉入りについては、政局の行方を見極めた上で進めたい意向だ。(北京 共同

                   ◇

中国相手の外交で「相手の嫌がることはしない」と言った首相がいた。

相手の嫌がることはしないで、一国の首相が務まればこれに越したことは無い。

だが、現実の外交はそんな甘いものではない。

「外交辞令」というおべんちゃらはあっても国家観や歴史観、

そして自国の尊厳や国益に関わる事は首相たる者一歩も引くべきではない。

当然相手の嫌がることも言わねばばならない。

「相手の嫌がることをやらない」と公言した福田康夫元首相は、中国が嫌がる靖国神社の参拝を拒否した。

鳩山前首相は中国の嫌がる尖閣ガス田交渉で、大きな譲歩をして国益を損なった。

鳩山政権の8ヶ月余の短い間に、日本が失った国益は、

対中国に限ってみてもは次のようなものがある。

2010年5月16日、『産経新聞』は、中国が2010年から圧力外交に転じ、日本に対して「白樺(しらかば)」ガス田(中国名・春暁)を共同開発より格下の「出資」とするように要求したため、鳩山由紀夫首相は関係閣僚と協議してこの要求を受け入れ、出資比率の5割超を中国側に譲る方針を決めたことを報じた[2]。

中国海軍は同年3月18日前後より、沖縄、沖ノ鳥島近海で軍事訓練を実施、艦載ヘリによる日本の海上自衛隊護衛艦への異常接近行為や、日本側哨戒機に中国艦が速射砲の照準を合わせるなどの武力示威行為をおこなった[3]。

4月10日にも東シナ海で中国海軍の武力示威行動が発生した[4][5]。

4月20日には海上自衛隊のP3C哨戒機に速射砲の照準を合わせ、撃墜の威嚇行動を取っていたことも判明[6][7]。

5月3日には中国の海洋調査船が日本の排他的経済水域(EEZ)内で調査中の海上保安庁測量船に接近し、調査の中止を要求する事態が発生したため、日本側は中国政府に厳重抗議をおこなった[8]。》(ウィキぺディアより

福田首相そして鳩山首相は、中国に歓迎の意を持って迎えられた。

こうしてみると新内閣が、対中国外交で国益を損なうかどうかのリトマス試験紙は、一にも中国が歓迎するかどうか、ということになる。

で、菅新内閣に対する中国の印象、つまり歓迎の度合いはどうなっているのか。

小泉政権時代、一貫して首相の靖国神社参拝を批判しており、中国は「鳩山由紀夫首相よりさらに良い」(対日研究者)と評価。

おやおや、相手の嫌がることをやらないどころか、喜ぶことしかしていないではないか。

中国に歓迎されながら国益を損なった鳩山前首相よりさらに良いとなると、菅首相が今後どれだけ対中国で国益を失うか空恐ろしくなってくる。

>中国が嫌がる「人民元切り上げ圧力」にも反対姿勢だとして歓迎している。

財務相をしていながら経済オンチであることを暴露してしまった菅首相だが、事が中国の国益となると、同盟国や自国の国益に関係なく無く反対する見境のなさ・・・益々不安になってきた。

鳩山内閣成立の時は、「米・日・中」の関係を二等辺三角形か否かが議論になったが、菅首相は中国に「鳩山首相よりまだよい」と認定された首相。

靖国参拝を憲法違反だと叫ぶ菅首相が描く「日米中」の三角形は、中国へ限りなく近い歪な三角形になることが危惧される。

民主党の弱点は外交安全保障問題だと書いたが、同問題は菅首相にとっては弱点というより辛うじてつながっているアキレス腱のようなもの。

そこを責めれば脆くも市民運動家首相の正体は暴露される。

それには、マスコミの「脱普天間作戦」をぶち破って、前政権が放り出した「渦中の栗」を合意通りに8月末までに菅首相に拾ってもらうことである。

来る6月23日に挙行される沖縄県の戦没者慰霊祭には、例年、時の総理大臣が参列するのが慣わしである。

菅首相が、理由をつけて代理参加でお茶を濁さないよう目を光らせるべきである。

6月23日の首相の沖縄戦没者慰霊祭への参列を機会に「普天間移設の解決」を
迫る大キャンペーンを張ることが、菅首相の正体を暴くことにつながる。 

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82歳の強盗!空気いれを手に

2010-06-08 06:06:14 | 県知事選

 

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空気入れを突き付けコンビニ強盗 名古屋、82歳逮捕
2010.6.7 09:08
 7日午前2時ごろ、名古屋市中村区の「セブン-イレブン名古屋中村町7丁目店」に、高齢の男が押し入り「金を出せ」と脅した。店員の通報で愛知県警のパトカーがサイレンを鳴らし近づくと、男はカウンターの商品を奪って逃げたが、中村署員が店から約5メートル離れた路上で、強盗の疑いで現行犯逮捕した。

 男は自称住所不定の無職、本川啓次容疑者(82)。中村署によると、「数日前から何も食べてなく、食費が欲しかった」と供述している。

 本川容疑者は自転車の空気入れを店員に突き付け「金を出せ、強盗だ。1万円でもいい。ガラス割るぞ」と脅し、店員が千円札を差し出すと、「いらん、1万円出せ」と食い下がった。サイレンを聞くと、缶コーヒーとロールケーキ(計238円相当)をわしづかみにして逃げたという。

                      ◇

何とも、心の重くなる事件である。

深夜のコンビニに82歳の老人が強盗に押し入った。

「数日前から何も食べてなく、食費が欲しかった」からだと言う。

相手は80歳過ぎの老人だ。

それに「凶器」が「凶器」だけに、店員が怯むはずはない。

この老人、店員が差し出した1000円で我慢すればよかったのだが、

10000円に目が眩んだのがウンの尽きだった。

警察に通報されパトカーが駆けつけた。

この老人、サイレンを聞いて200円余のロールケーキ等をわしづかみで逃げたが、即逮捕されたと言う。

現在の世相を反映しているようで、考えさせる事件だが、

へそ曲がりの筆者は、どうしてもこの老人が使った「凶器」が気になってしまう。

自転車の空気入れが「凶器」になろうとは寡聞にして知らなかった。

だが、世の中は狭いようで広い。

強盗をするのに「凶器」が無いので「狂気」に走ったのか、

「赤ん坊」を凶器に使った強盗もおれば、「○ん○」を狂気に使った強盗犯もいた。

他にもいろいろあるようだ。

四年前のブログにはこんなクサイエントリーもしていた。

汚物強盗逃亡す 「クサイ奴を追え!」

当日記が「政治ブログランキング」に参加する前の話だ。

当時は沖縄の若者の応援ブログの他に、

こんな下品なブログも書いていた。

生徒にウンコを投げた校長の心の闇 

奇妙な人々

芥川竜之介はフンギリがつかない

これで当分「政治ランキング」も急降下間違いないでしょう。(涙)

 

【追記】12:05

この老人が深夜腹を空かして、コンビニ強盗を試み、あえなく逮捕されて話は笑って済ます話ではないが、その「凶器」の奇抜さについ、過去に「奇妙な凶器の強盗」についてエントリーしたことを想い出し、結局ふざけたエントリーなってしまった。

読者のわん太さんから次のような真面目なコメントを頂き汗顔の至りです。(汗)

老人にせこい国  わん太さん

この国の福祉はどうなっているのですか?
それともこの老人は常習犯で、3食付の刑務所に入りたかった?
最近、とみに老人を軽視する風潮が強くなりました。
わが国は国民として義務を果たし定年を迎えた者への仕打ちがあまりにもせこい国に成り下がりましたね。
少子化する原因のひとつはそんな国だからでしょう。
生れてきて頑張っても、役に立たなくなれば廃棄される世界に誰が産もうと思うか?生れてくるか?

この老人、年齢から逆算すると敗戦時は16~17歳の少年である。

その後の少年の身の上にどんなことがあったか知るよしも無いが、少なくとも、その年頃は今で言えば育ち盛り、遊び盛り、そして青春真っ盛りといった思春期だ。

食料不足の時代を無我夢中で生き抜き、その結末が深夜のコンビニで200円余のロールケーキを掴んだところで御用とは。

一体何という人生だったのだろうか。 

また日本は何という国なのだろうか。

深く考えさせられる「強盗事件」である。

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まだ終わっていない普天間移設、8月が正念場だ!

2010-06-07 07:38:45 | 県知事選

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菅首相の次の文言による「小沢隠し」が成功したのか。

しばらく静かにした方が、ご本人、民主党、日本の政治にとっていい」。

菅新首相の支持率が急上昇した。

小沢氏と言えば「政治とカネ」。

菅首相が、目くらましの「小沢隠し」ではなく本気で「脱小沢」を狙うのなら、当然国民の疑惑解消のため、小沢氏の「国会証人喚問」を断行するだろう。

だが、これは99・9%ありえない。

ご本人は「しばらく」どころか、9月の党代表戦には先頭を切って挑戦すると言うのだ。

党内分裂は目に見えており、菅内閣は9月までの「選挙管理内閣」と言うのが妥当だろう。

緊急世論調査、菅新首相の支持率62.4%
6月6日20時20分配信 日本テレビ

 NNNが4~6日に行った緊急世論調査によると、菅新首相の支持率は62.4%で、鳩山内閣発足時の内閣支持率(67.7%)に迫る数字となった。約20%にまで落ち込んでいた鳩山内閣の支持率から一気にV字回復した結果となった。

 支持する理由は「ほかに代わる人がいないから」が最も多く、「指導力に期待が持てる」「人柄が信頼できる」などの理由が続いている。

 また、政党支持率も民主党が35.7%と、先月に逆転された自民党(22.1%)を再び逆転し、13.6ポイントも差を付けた。一方、「支持政党なし」は22.4%となっている。

 参議院議員選挙での比例代表の投票先は、民主党が34.2%となり、自民党(18.1%)を大きく引き離している。また、公明党が5.6%、みんなの党が4.9%、共産党が4.5%となっている。

 この世論調査について、民主党内では驚きをもって受け止められる一方、「脱小沢戦略」の効果だとの見方が大勢となっている。菅新首相が5日深夜に官房長官と幹事長らの人事だけを敢えて自ら発表をしたのも「脱小沢人事」をアピールする戦略の一つとみられる。

 菅新首相は、5日夜は自宅には帰らず、都内のホテルに宿泊した。5日午後から仙谷新官房長官、民主党・枝野新幹事長と共に残りの人事などについて協議した。閣僚人事では、ポストが注目されていた蓮舫参議院議員が行政刷新相に内定した。事業仕分けのシンボル的存在の蓮舫氏に行政刷新相を任せ、新政権が無駄削減に取り組む姿勢をアピールする狙い。また、財務相に野田財務副大臣が内定している。

 こうした中、菅新首相はアメリカ・オバマ大統領と電話で会談した。会談の中で、アメリカ軍普天間基地(沖縄・宜野湾市)の移設問題について、先の日米合意に基づいて対応していくことで一致した。民主党内には外交経験の少ない菅新首相の外交手腕を不安視する声もあるが、この懸念を払しょくできるかも焦点となる。

 菅新首相は、8日の政権発足に向けて急ピッチで準備を進めている。

                            ◇

それにしても民主党支持者がこれほど騙されやすいとは、今さらながら呆れ果てる。

鳩山政権でこれほど騙されても「懲りない民主党支持者の面々」とでも言おうか。

見事に大手マスコミの「脱普天間」に騙されたのだ。

新内閣への関心を「普天間移設」から「財政再建・景気回復」へシフトさせる。

これに成功した結果が支持率の急上昇だ。

「普天間移設は、もういい加減にして欲しい」 

「それより、財政再建、景気回復だ」

このように世論をうまくリードしたのが昨日の全国各紙の社説だ

菅内閣が「短命内閣」で終わることを避けるため。

各紙が一斉に「脱普天間」の論調に走った。

6月6日の全国紙は産経一紙を除いて四紙とも、菅内閣の取り組むべき重要課題として財政再建を社説のテーマにしている。

朝日⇒菅新政権へ―財政再建が歴史的使命http://www.asahi.com/paper/editorial.html#Edit1

読売⇒6月6日付 菅・新首相 景気と財政再建の両立を図れ 

毎日⇒G20会議と日本 財政再建で信頼回復を

日経⇒ 責任ある成長戦略と財政再建策をぜひ

なるほど財政再建は重要課題にはちがいない。

だが、二ヶ月後の8月一杯に解決を迫られている「普天間移設」より、緊急を要する問題なのか。

何よりも「普天間移設」は、ゴミ処理場を探すような国内問題ではない。 

外交安全保障の問題であり、当然国防上の最重要問題である。

民主党は元々外交安全保障問題がアキレス腱だと言われていた。

鳩山内閣は8ヶ月余の迷走の結果、民主党内閣の弱点を改めて国民の前に曝すことになった。

それが8ヶ月余で、国民に知れ渡ったことは、ある意味不幸中の幸いであった。

全国紙が、民主党のアキレス腱の安全保障問題、言い換えれば普天間移設を、来月予定されている参院選までは封印して、民主党応援に回る気配が見え見えである。

とにかく参院選終了までは「普天間移設」には極力触れない。

例え8月に入って日米合意で米国に攻められようとも、その前の7月の参院選で過半数を取れば何とかなる。

これが菅内閣の「脱小沢」「脱普天間」作戦だ。

国民は「小沢隠し」と「普天間隠し」に騙されて、来月の参院選で又しても判断を誤るのか。

全国紙が足並みそれて「普天間隠し」に走る中、産経新聞だけが《最優先すべきは、鳩山政権8カ月の迷走を招いた米軍普天間飛行場移設問題だ》と、普天間移設の重要性と緊急性を訴えている。

鳩山辞任の直接の理由の普天間移設問題は菅新首相が引き継いでも、解決の目途が立つどころか二ヶ月後の8月には、鳩山首相を受け継ぐと公言した以上、再米国側との合意を果たさねばならぬ。

菅首相が、「奥の手」を出さない限り、鳩山首相の二の舞を演じることは火を見るより明らかである。

【主張】新政権と外交安保 米国との約束を最優先に

 菅直人新首相は鳩山由紀夫首相から「日米、日中、日韓をよろしく」と託されたが、日米の信頼回復や中国、北朝鮮への毅然(きぜん)とした対応など新政権の外交・安保課題は一刻の猶予も許されないものばかりだ。

 日本を取り巻く安保環境はめまぐるしく動いている。首相指名から組閣まで4日間もかかるのは危機対応の認識が問われる。是正すべきだ。菅氏は優先順位と方向を早急に定め、鳩山政権で失われた国益の回復と国難の打開に全力を注いでもらいたい。

 菅氏は「米国との信頼関係をしっかり維持しながら中国との関係も同様に重要視していく」と語った。米国、中国との関係が重要であるのはいうまでもない。だが、半世紀を超えて日本の安全を委ねてきた同盟関係と日中関係とではおのずから重要性が異なる。

 この点を菅氏は明確に理解しているのか。間違っても、米中を同列に置くかのような言動を行った鳩山氏や小沢一郎幹事長らの二の舞いを演じてはなるまい。

 そのためにも最優先すべきは、鳩山政権8カ月の迷走を招いた米軍普天間飛行場移設問題だ。

 先月末の日米合意は、代替施設の位置や工法を「8月末までに定める」とし、期限まで3カ月を切った。地元側の反感を高めたのは鳩山氏の手痛い失政だが、ここは何としても地元を説得し、着実に移設を成功させる必要がある。

 米国には菅、鳩山両氏を「在日米軍を主権侵害とみなす『反安保世代』の指導者」と警戒する声もある。菅氏も「米海兵隊が沖縄にいなくても必ずしも日本の安全保障に大きな支障はない」(平成13年)と語ったことがある。

 だが、日本の周辺環境は昔とは様変わりし、はるかに脅威が高まった。菅氏は新たな情勢をしっかりと認識し、現実的立場に立って同盟の信頼回復と一層の深化に努めるべきだ。

 日中間ではガス田開発や食の安全などの懸案に加え、中国海軍の挑発的行動に日米がきちんと対処する必要がある。そのためにも、普天間を含む在日米軍再編作業を完了させて日米の抑止力を向上させることが欠かせない。

 韓国政府が哨戒艦撃沈事件を国連安保理に提起した。週明けにも協議が始まり、緊張が高まる恐れもある。日本は米韓と連携して不測の事態に備えつつ、拉致問題解決にも本腰を入れるべきだ。
                       ◇

鳩山前首相が、自爆して果てた原因は「正治とカネ」と「普天間移設」だと自ら述べていた。

他にも自爆の理由ははいて捨てるほどあが、直接の引き金となったのは、普天間移設だ。

国の安全保障という最重要課題に首相をはじめ岡田外相や北沢防衛相などの関係大臣があまりにも認識不足であったことだ。

その中で、菅首相は財務相だったせいか、副総理を兼務していながら普天間移設にはほとんど発言していない。

だからと言って、本業の財務相でも乗数効果の意味が分からず「学級委員内閣」の弱点を曝してこの有様だった。

菅直人、財務相のくせに乗数効果の意味がわからず自民・林からボコボコ たまらず官僚に助け求める

このような経済オンチに財政再建や景気回復を期待するのは八百屋に魚を求めるようなもの。

ましてや市民運動家クズレの「在日米軍を主権侵害とみなす『反安保世代』の指導者」に、

日米同盟の信頼回復や普天間移設の解決を求めるのは、

魚屋にジュゴンの肉を求めるようなもの。(返還前の沖縄では売っていたという話もあるが)

新聞マスコミは新内閣への期待を「財政再建」にリードすることに成功した。

テレビマスコミは国民の関心を「景気回復」へとリードすることに成功した。

マスコミが「普天間移設」に触れたら新内閣の支持率が下がる。

マスコミにとって「普天間移設」と「政治とカネ」はもう終わった、と言う印象操作が必要だ。

だが、そうさせてはならぬ!

来月の参院選まで、「普天間移設」と「政治とカネ」は、最優先順位で菅内閣を追及すべきと思う方、クリック応援お願いします。

【追記】8;50

テレ朝「スーパーモーニング」で、鳥越俊太郎氏が「鳩山首相が辞任した理由。普天間と政治とカネだったが、小沢さんが辞めたことで、政治とカネは解決した」と主張した。 

この人物、国民の90%が納得していないのに鳥越氏一人が納得すればよいわけないだろう。

鳥越氏はさかんに「小沢氏は不起訴だった」と口走っていたが、「無罪潔白」の不起訴ではなく、「限りなく黒に近い不起訴」だと言うことは国民が知っている。

鳥越氏は、「小沢氏の地検による事情聴取は、検察の陰謀」とまで口走って小沢擁護に必死だった。

鳥越氏の妄言を許してはならない。

「政治とカネ」と「普天間移設」は未だ出口の見えない「未解決問題」である。

これを菅内閣に突きつけるべし!

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続・菅内閣と教科書問題、

2010-06-06 06:07:56 | 普天間移設

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いきなりで恐縮ですが、「教科書検定」に関する次の発言は、誰の発言と想像するでしょうか。

 臨時国会の代表質問や予算委員会で取り上げ、文科省の調査官のコントロールでねじ曲げられた検定のやり直しを求める。 検定の見直しや規則を変えることに応じなければ、国会の意志を問う
戦争を風化させ、ねじ曲げようとする一部の動きに、当事者が苦しい体験を勇気を出して発言した。多くの人が集まったことは歴史的な意義があり、歴史の歪曲(わいきょく)を止めるきっかけになる。 (2007年9月29日「教科書検定撤回を求める県民大会」参加後) 2010年6月5日沖縄タイムス

「次期衆院選で民主党を中心とした政権を作り出すことで、教科書検定問題や海兵隊のグアム移転などで沖縄の心を反映させたい」(2007年11月22日那覇市内で開かれた民主党県連のパーティで) 2010年6月5日沖縄タイムス

ご推察の通り、いずれも菅直人新総理大臣の三年前の発言である。

特に明記しなければ、まるで過激派活動家の発言と見まごうばかりではないか。

2007年11月22日の那覇市内での発言では、既に「沖縄の心」という魔物に取り憑かれた兆候が見えており、「教科書問題」と「海兵隊のグアム移転」とを並列で言及している。

両者のバーター取引の兆候が、既にその頃の発言に表れているではないか。

そして就任早々の菅首相はオバマ大統領に「日米合意」の実行を迫られることになるが、既にゲーツ国防長官の発言にその兆しが表れている。

菅首相:米、日米同盟の重要性表明

期待 普天間が試金石に

【ワシントン古本陽荘】オバマ米政権は、菅直人首相の新内閣が正式に発足し次第、日米同盟を重視する方針を再確認したい意向だ。ただ、菅首相の外交や安全保障に関する考え方がよく分からず不安の声があるのも事実。かけ声だけの日米同盟重視ではなく、具体的行動で示すよう求めていくとみられ、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題への対応が試金石となりそうだ。

 ゲーツ国防長官は3日、国際会議出席でシンガポールに向かう機内で「日本の新首相が早期に日米同盟関係の重要性について意思表示することを期待する」と語った。

 米政府当局者の間では、韓国海軍の哨戒艦沈没事件を受けた朝鮮半島の緊張状態は当面続くという見方が強くなっている。そのため米国にとっても、日米同盟に揺らぎはないと内外に示す必要性に迫られている。

 鳩山由紀夫前首相も「日米同盟重視」を繰り返し口にしたが、米国での鳩山氏への不信感は根強かった。鳩山氏が提唱した「東アジア共同体」構想が「米国外し」と受け取られるなど、外交政策全般の中での日米同盟の位置づけが必ずしも明確ではなかったことが原因と考えられる。

 喫緊の課題となっている普天間移設問題については、鳩山政権下で合意した日米共同声明で「8月末」までとした代替施設の位置や工法の検討を着実に実行するよう求める方針だ米側は表向き「2014年の目標年までの普天間移設は今でも可能」(国防総省高官)と主張しているが、実現が容易でないことは十分把握している。米国にとっては、移設計画が行き詰まった場合も想定しながらの難しい同盟管理を強いられることになりそうで、新内閣との信頼関係構築が急務となる。

                           ◇

■過激な反対運動が懸念される沖縄■

鳩山首相によって火に油を注いでしまった「辺野古移設反対運動」は益々過激になることが予想され、今後菅内閣が日米共同宣言に明記されていることを実行することは事実上困難になった。

菅新首相は鳩山前任首相によって残された「渦中の栗」を拾う難役を押し付けられたことになる。

【首相辞任】普天間問題 沖縄で「反対闘争が激化する」と懸念6.2 18:12

一昨日の沖縄タイムス(6月4日)総合面に見落しがちなベタ記事が掲載されていた。

沖縄の負担軽減

真剣に取り組む

米国防長官

【シンガポール共同】ゲーツ国防長官は3日、鳩山由紀夫首相の後継首相に対し、日米同盟重視の早期明確化を求めた。 また、米国普天間飛行場移設に関し、沖縄県の負担軽減に真剣に取り組む時だ。 (移設を)を前に進めるための方策を考える必要がある」と強調した。》

今回の普天間移設及び日米合意で、米国側の事実上の主役を務めたゲーツ国防長官の余裕の言葉を記事は紹介している。

普天間移設に関し、「沖縄県の負担軽減に真剣に取り込む時だ」と発言したのだから、一面トップに持ってきてもよさそうに思うのだが、沖縄タイムスはゲーツ発言が単なる外交辞令に過ぎないのを承知しているので、このようなベタ記事にしたのだろう。

タイムスはこのゲーツ発言の一部を削除してベタ記事にしているが、ゲーツ氏の本音が出ているのは削除された後半部分である。

同盟重視の表明を、米ゲーツ氏 新首相に対し、沖縄に配慮も  06/03 23:22  【共同通信】 


 3日、シンガポール訪問途上の米政府専用機で記者団の質問に答えるゲーツ国防長官(共同)

 【シンガポール共同】ゲーツ米国防長官は3日、鳩山由紀夫首相の後継首相に対し、日米同盟重視の早期明確化を求めた。また、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設に関連し、沖縄県の負担軽減に真剣に取り組む考えを示した。

 ゲーツ氏は、シンガポール訪問途上の政府専用機内で同行記者団に「北朝鮮による韓国哨戒艦沈没は北東アジアが安全保障上の挑戦を受けていることを浮き彫りにし、すべての国々にとって日米同盟の重要性が明確になった」とした上で、日本の次期首相について「誰が選ばれようと、日米関係を重視すると表明してほしい」と語った。

 普天間移設については「日本側の懸念を緩和するため、騒音軽減や訓練移転などについて真剣に考える時だ。(移設を)前に進めるための方策を考える必要がある」と強調。日米合意に対し、沖縄側などが反発していることに関し「実現できないと思うなら、日本も署名しないだろう」と合意履行に期待感を示した

                        ◇

■ゲーツの圧力⇒「実現出来ないと思うなら、日本も署名しないだろう」■

ゲーツ国防長官は、前ブッシュ政権からオバマ政権に引き継がれた唯一人の閣僚で、前政権から普天間移設に関わってきた国防・安全保障の専門家である。

その意味では米国側関係長官の中でも普天間移設に関しては主導的立場を果たしてきた人物である。

ゲーツ氏が昨年の10月来日し、岡田、北沢両大臣を「現行案」通り実行するように恫喝したと伝えられているが、事実それ以降は岡田、北沢両大臣の考えがが大きく県内、そして「辺野古」へと方向転換し始めたのは周知の通りである。

そのゲーツ氏が今回の日米共同声明作成に大きく関わり署名もしているが、同じく署名をした鳩山内閣の副総理をしていた菅氏がこの日米共同宣言を引き継ぐわけだから、ゲーツ米国防長官の「実現できないと思うなら、日本も署名しないだろうという言葉は、大きな重圧となってとなって菅内閣に圧し掛かってくる。

ゲーツ氏の本音はこれだ。

「ボールは日本側の手に渡ったのだ。 沖縄がどんなに反発しようとも、説得するのはは日本側の責任だ」、「だって、署名したではないか」、

■苦し紛れに「バーター取引」へ?■

「沖縄の民意」が怒りを露にすればするほど、それは菅内閣を追い詰めることになる。

「民意」を煽る琉球新報も、鳩山政権が残した日米合意が実現不可能とお墨付きを与えている。

夕方の会見で菅新首相は普天間問題に「腰を据えて取り組む」と語ったが、腰を据えれば据えるほど日米合意が実現不可能であることに気付くはずだ。よもや「地元の頭越し」はないと信じる。まずは名護市の民意を肌で感じることだ。」(琉球新報 金口木舌6月5日)

追い詰められた菅首相の最後の拠り所が、「教科書検定意見撤回を要請する県民大会」へ参加したことになろうとは、当時の菅民主党副代表は夢にも思わなかったことだろう。

「教科書検定撤回を要請する会」の面々は、冒頭に引用した集団自決関連の菅直人発言を根拠に、新政権に「検定撤回」を迫るであろう。

そのときアメリカ側のプレッシャーにトチ狂った菅内閣が、「辺野古同意」と「教科書検定」をバーター取引させないように厳重に監視する必要がある。

もっとも「沖縄の民意」とはいっても、一番の当事者である辺野古住民は、辺野古移設に容認の態度であることに新政権が気がつけばよいのだが、「琉球処分」まで口走って沖縄サヨクに媚びる菅首相に「辺野古住民の声」が届くとは期待できない。

関連ブログ:

h辺野古の「総意」は基地受け入れ容認

関連記事:

菅首相:誕生 中国、関係重視を評価

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菅内閣と教科書問題、菅直人は「11万人集会」に参加していた!

2010-06-05 07:42:16 | 普天間移設

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普天間移設にはこれまでほとんど発言のなかった菅直人新首相会見の普天間移設関連部分の抜粋である。

菅首相「普天間移設は日米間合意を踏まえて」
産経新聞 06月04日20時50分

【菅首相会見詳報】(2)

 --鳩山政権との違いをどのようなかたちで打ち出すつもりか。政策面でどのような点に重点を置きたいか。沖縄の米軍普天間飛行場の移設問題について、どのように沖縄県民の理解を得ようと思うか

(略)

 「普天間の移設問題は、基本的には日米間の合意を踏まえ、同時に、その合意の中にも盛り込まれておりますけれども、沖縄の負担軽減ということを重視をして、この問題、相当に大変な問題でありますので、しっかりと、ある意味では腰を据えて取り組んでいきたいと思っております。これについては、まさにこれから、新しい体制を内閣や党としてつくる中でも考えなければなりませんし、いろいろな、みなさんの知恵を借りることが必要ではないかと思っております」

 「数日前から、私は1冊の本を読んでおります。まだ、あまり進んでおりませんが。『琉球処分』というかつての本を読んでおりますけれども、沖縄の歴史といったものも、私なりに理解を深めていこうと。こういうふうにも思っているところであります。以上です」(略)

                        ◇

市民運動家が首相になってしまった。

「君が代を歌わない人物が首相になった」という向きもあるが、国家観のない人物が日本の最高指導者になったことだけは間違いない。

早速「菅語録」を検索し、安全保障・国防に関連する発言だけを拾ってみても、この有様だ。


(1)「自衛隊派遣は憲法違反だ!だが私の発言は気にしないで欲しい」

(2)「ミサイルが何発か飛んできたら考える」※テポドンのとき

(3)「不審船に対する海保の射撃は法的に問題あるかも」

(4)「靖国参拝は憲法違反だ。総辞職しろ」
   ↓
 小泉1/1に靖国参拝
   ↓
(5)「8/15に参拝しないのは公約違反だ。総辞職しろ」

(6)「(沖縄の海兵隊について)政権をとったら、すぐに出て行ってもらう」

(7)「ブッシュ政権を非難したが、日米同盟は軽視してない。有事には守ってもらう」

(8)「深く考えずに署名した」
※北朝鮮工作員シン・ガンスの無罪釈放を求める嘆願書

鳩山内閣で副総理という要職にありながら、普天間移設に関しては沈黙を守り通して理由が、(6)の「(沖縄の海兵隊について)政権をとったら、すぐに出て行ってもらう」という過激発言にあったわけで、市民運動家としての面目躍如と言うところ

だが、普天間基地の海兵隊については、鳩山首相の政策を受け継ぐと発言している以上、再度日米合意の反故は日米安保の反故を意味することになる。

就任早々菅首相は、「代替施設の位置、配置及び工法に関する専門家による検討を速やかに(いかなる場合でも10年8月末日までに)完了させ」という超難問の解決を迫られることになる。

鳥越俊太郎氏によれば「国家間の合意を反故にすることはよくあることなので大したことではない」(3日のテレビ発言)ということらしいが、だからといって菅直人新首相が今回の「日米共同宣言」に明記された「辺野古」を反故にするわけにはいかない。⇒「普天間問題、日米合意継承を」岡田外相

普天間移設では「住民説得」という難題を引き継いだことになるが、それはさておいても、菅新首相の次に上げる過去の言動は注目に値する。

上記(1)~(8)以上に沖縄に関わる重要な言動である。

2007年9月29日、当時の菅民主党副代表は、宜野湾海浜公園でおこなわれた「11万人集会」へ民主党副代表として参加し、大会主旨へ賛同した。

では、11万人と大幅水増しまでして開催したこの集会の主旨とは一体何だったのか。

「11万人集会」の公式名は「教科書検定意見撤回を求める県民大会」である。

再度強調するが、菅直人新首相は、上記大会に自ら参加し、「教科書検定意見撤回」に賛同していたのだ

普天間移設で住民説得という超難問を突きつけられた、これを解決するため補助金支給という「アメ政策」はもはや通用しない。

「沖縄の民意」が理屈の問題から感情の問題にこじれてしまったのがその一般的理由だが、最大の理由は鳩山政権では基地受け入れの見返りの「北部振興事業」を基地問題とは切り離して行うと、約束してしまったことだ。

「沖縄の民意」はこれまでの条件闘争としての反対から、感情を優先させた反対に変質したのである。

感情的反対運動が過激化するとある意味で条件闘争より解決は困難になる。

「お金の問題ではない!」と吐き捨てられたら、説得する術がない。

そこで市民運動家たる菅首相の出番となる。

「金のためではない」と嘯く「沖縄の民意」、そして県民の感情に訴える最後の手段として「教科書記述とのバーター取引」が登場する。

菅首相が「沖縄の民意」を説得する奥の手は「歴史問題」である。

折りしも、鳩山辞任が発表される前、5月29日付沖縄タイムスに見逃しがちなベタ記事が載った。

「軍強制」記述

来月に要請へ

「集団自決」で9・29会

億項歴史教科書において沖縄戦「集団自決(強制集団死)」記述から軍強制を削除させた教科書検定意見の撤回などを求めた「『9・29県民大会決議を実現させる会は28日、那覇市内で月例会を開いた。在京出版社への要請を6月7、8日とし、執筆者と懇談会を開くことなどを報告した。
県子ども会育成連絡協議会の玉寄哲永会長や高嶋伸欣琉球大学名誉教授らが出席、要請する出版社を、高校日本史教科書を発行する5社に絞り込んだ
。(沖縄タイムス 5月29日)

菅新首相が自ら参加し大会主旨に賛同した「9・29県民大会」の大会決議を実現させるための一行が、偶然とはいえ明後日(7日)から2日間上京するのである。

目的は教科書会社への説得だが、新文部科学大臣がそのときに決まっておれば、急遽日程を延長して新大臣に面会を要求し、何らかの言質を取ることも充分考えられる。

なにしろ「教科書検定意見撤回を求める県民大会」」に自ら参加し決議文に賛同した人物が総理大臣なのだ。 総理大臣に指名された新文科大臣が、沖縄の抗議団の面会をむげに拒否したりしたら首相の意に反することになる。

鳩山内閣の川端文科相は沖縄の抗議団に対し「教科書記述に政治が介入すべきでない」と真っ当な態度で拒否しているが、菅内閣の文科大臣では自ずと事情が異なってくる。

検定意見撤回運動の終焉!川端文科相が終止符

「沖縄の民意」を説得するという渦中の栗を拾うため「教科書問題を「バーター取引」にして内閣の延命を謀ることは充分想定できる。

筆者は民主党内閣が成立して以来、この「普天間移設と教科書問題のバーター取引」を危惧してきた。⇒普天間のバーターにされる教科書検定

だが、鳩山内閣が「民意の説得」という重要課題を放り出してしまった以上、その後を受け継ぐ菅内閣にとって、バーター取引に関しては、鳩山内閣以上の実現性があると、当日記は危惧する。

冒頭に引用の首相発言の中で注目すべきは、「琉球処分」について言及したことである。

「琉球処分」とは沖縄マスコミが地元識者を動員して、昨年一年を通して大キャンペーンを張った「反日・嫌日歴史観」で、市民運動家出身の菅首相が歴代首相で始めてこれに言及した(とおもわれる)が、今から付け焼刃で沖縄の歴史を勉強するといっても、どうせ「タイムス歴史観」で塗れた沖縄本の勉強だろうから、「琉球処分」を足がかりに「歴史教科書記述と基地問題のバーター取引」が益々現実味を帯びてくる。

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反省なき祈り、雲仙・普賢岳:大火砕流19年、        

2010-06-04 06:01:07 | 金武町流弾事件

 

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雲仙・普賢岳:大火砕流19年、慰霊の祈り 長崎・島原

「災害犠牲者追悼之碑」に花を供え、手を合わせる遺族たち=長崎県島原市で2010年6月3日、加古信志撮影 死者・行方不明者43人を出した長崎県雲仙・普賢岳の大火砕流から19年となる3日、被災地の同県島原市で追悼行事があった。市はこの日を「いのりの日」と定め、終日慰霊の思いに包まれる。

 普賢岳は90年11月17日に噴火。大火砕流で91年6月3日に43人、93年6月23日にも1人の犠牲者が出た。周辺は今も立ち入り禁止状態が続いている。

 午前8時半、市は仁田団地第一公園の「災害犠牲者追悼之碑」前に献花所を設置。遺族や横田修一郎市長、市民らが次々に白菊を手向け、犠牲者の冥福を祈った。

 市内の小中学校で災害を語り継ぐ行事もあり、高野(こうや)小では、島原市の保育士、大山秀樹さん(29)が当時の思い出を話した。【古賀亮至】

                        ◇

毎年6月3日になると、ほぼ同じ内容の記事が全国各紙に掲載される。

その典型が上記記事で、他紙もほぼ同じ内容である。

だが、新聞を含むどのマスコミも触れていない「雲仙・普賢岳 大火砕流」の真実がある。

雲仙普賢岳火砕流被害は天災ではなかった。

亡くなったほとんどの犠牲者は人災、それもマスコミ報道陣の傲慢な態度がもたらした人災であったという事実に触れ、それを反省する記事は皆無である。

記事は、「普賢岳は90年11月17日に噴火。大火砕流で91年6月3日に43人、93年6月23日にも1人の犠牲者が出た」と、淡々と記述されている。

だが、実際は亡くなった村の消防団員や警官などのほとんどが、立ち入り禁止されている地域に無謀にも立ち入ったマスコミ報道陣を救出するため、やむなく「定点」以内に踏み込んで、火砕流の犠牲者になった人たちである。

当時の取材狂想劇に加わったNHKも、「消防団員や報道関係者など、あわせて43人が犠牲になりました。と一言の反省も示さず報じている。

アレから既に19年も経つのだ。

当日記の読者でも、二昔も前の「人災」のことを記憶している人は少ないだろう。

記憶のないのを良いことに、マスコミが自分がもたらした「人災」のことを一言も報じないので、毎年当日記は同じエントリーを続ける。

微力なブログの、反省の一欠けらも見せない巨大マスコミに対する、せめてもの蟷螂の斧である。

あわせて雲仙普賢岳火砕流の犠牲者へ哀悼の祈りを送る。

以下は去年の同じ日のエントリーである。

皮肉を込めてそっくりそのまま掲載する。

                        ◆

毎年同じ時期に同じような行事が行われ、同じような記事を新聞が報道する。 

長崎・雲仙普賢岳噴火の犠牲者追悼会のことだ。

 

その典型がコレ↓「火砕流から18年」って? で、来年は?

火砕流から18年、犠牲者を追悼 長崎・雲仙普賢岳
2009年6月3日

 43人の死者・行方不明者を出した長崎県・雲仙普賢岳の大火砕流惨事から丸18年を迎えた3日、「いのりの日」と定めているふもとの島原市で犠牲者を追悼する行事があった。

 噴火災害で家を失った被災者たちが移り住んだ同市仁田団地にある雲仙岳噴火災害犠牲者追悼之碑に献花所が設けられ、雨の中、こうべを垂れる人が続いた。

 市内13小中学校では、子どもたちが校長や被災体験者の話を聴き、「いつまでも語り伝えよう」と誓った。大火砕流が発生した午後4時8分には市内でサイレンが鳴り、市民に黙祷(もくとう)を呼びかける。

                    ◇

18年前の噴火災害となると恐らく30歳以下の人は「自然災害は怖い」程度の認識しか記事からは読み取れないだろうが、これは自然災害ではなく「人災」であり、それも「マスコミの傲慢」がもたらした「マスコミ災害」ともいえる。

だが、記事には「己がもたらした災害」に対する微塵の反省も見ること無い。 恐らくは来年も同じ時期になると、「火砕流から19年」と、無反省な記事を書き連ねることだろう。

>「いつまでも語り伝えよう」

子ども達にもこのことは伝えて欲しい。

「暴力団もマスコミがカメラを構えると一瞬怯むが、火砕流はカメラを構えても何の躊躇も無く彼らを直撃する」と。

そう、火山が噴火するのは花が咲き、花が散るのと同じく自然の営みの一環であり、そこに土足で踏み込んだマスコミが被害を被るの「天罰てきめん」といわれても仕方がないが、

彼らの無法な「定点」(立ち入り禁止点)越えの行動を警戒して、事故に巻き込まれた多くの消防団員や警察官の死は、マスコミの傲慢な行動が無ければ、起こる筈のない無念の事故死である。 

これを指摘されると彼らは得意の開き直りで、このように抗弁するだろう。

「なぜ、もっとはっきり警告しなかったのか、また強力な立ち入り規制がなぜできなかったのか」などと。

だが、亡くなった12人の消防団員のほとんどは、普段は農業をする若者であり、彼らが押し留めたとしても功名心に駆られておっとり刀、いや、おっとりカメラで現場に駆けつけた傲慢なマスコミが、警告に従っていただろうか。

彼らの日頃の言動を見ると、否の一言に尽きる。

恐らくは「報道の自由」だとか「事故を読者に伝える義務」とか戯言をほざいて、同じように「定点」を越えていただろう。

 

新聞は己が引き起こした「人災」には頬被りして反省を見せないので「消防博物館」の記事からマスコミの犯した犯罪を読み取って欲しい。

まさかの噴火-「雲仙・普賢岳 噴火災害を体験して」より-

2大惨事発生

なぜ消防団が犠牲に

  土石流の危険がなくなったということで、5月26日から出ていた避難勧告が上木場地区を除いて6月1日にはいったん解除されました。この日までは消防団も安全な白谷の公民館で連日警戒活動に当たっていました。
  この間、一部の報道関係者が留守宅の電気や電話を無断で使用するという事件が発覚しました。
  マスコミは、当時、火砕流がもっともよく見える北上木場地区の「定点」といわれた場所で、火砕流の迫真の映像を撮影しようと毎日のように取材を行っていました。この「定点」を含む地域一帯はすでに避難勧告地域に指定され、住民は全員避難していて、住宅には誰もいませんでした。報道関係者は、この無人となった家に上がり込み、テレビカメラのためにコンセントから無断で電源を盗用しました。このため消防団は、土石流の警戒に加え事件の再発を防ぐ目的もあって翌2日には再びこの「定点」の近くの北上木場農業研修所に警戒本部を設けることにしました。そして6月3日の夕方4時8分、それまでにない大規模な火砕流が発生し、この「定点」付近にいた人たちを一瞬のうちに飲み込みました
  亡くなった12人の消防団員のほとんどは、農家の大切な跡取り息子たちでした。彼らを失ってしまったために、遺族の生活再建や地域の復興は困難を極めました。
  この惨事の後、マスコミは地元住民から痛烈な非難を受けることになりました。他方、当時、その場所が本当に危険な状況であったのなら、なぜ、もっとはっきり警告しなかったのか、また強力な規制がなぜできなかったのかなどを指摘する人もいました。さらに消防団の指揮命令系統のあり方にも大きな課題を残しました。

6月3日前の定点風景(マスコミはここで毎日火砕流を撮影していた)。
6月3日はこの場所にいたほとんどの人が亡くなった(提供 テレビ長崎)

北上木場の農業研修所では消防団員と
警察官の14人が火砕流で亡くなった
(手前が焼失したパトカー)
(H4夏 撮影・杉本伸一)
被災直後の北上場農業研修所(写真下中央)
(H3.6.5 撮影・太田一也)


                     ◇

関連エントリー:

 マスコミが報じない「雲仙・普賢岳噴火災害の真相」

マスコミが犯人の長崎・雲仙普賢岳噴火災害

浅間の噴火 雲仙・普賢岳の教訓を忘れるな!あれから18年

 

沖縄戦「集団自決」の謎と真実
秦 郁彦
PHP研究所

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憑依した首相の自滅!

2010-06-03 07:36:18 | 普天間移設
 
鳩山首相が辞任した。

国内外に害悪を撒き散らした鳩山首相であったが、唯一評価できる点は小沢幹事長と刺し違いで、果てたことだけである。 

「県外・国外」を最後まで叫び続けながら、最悪の形で「普天間移設」の5月末決着をつけ。 最悪というのは「辺野古決着」から逆戻りし「普天間基地」の継続使用の可能性が限りなく大きくなったからだ。

日米合意には次の文言がある。

普天間飛行場のできる限り速やかな返還を実現するために、閣僚は、代替施設の位置、配置及び工法に関する専門家による検討を速やかに(いかなる場合でも10年8月末日までに)完了させ、検証及び確認を次回のSCCまでに完了させることを決定した。》 (日米共同声明全文)

鳩山首相は当初「日米共同宣言」には「辺野古」を明記しないつもりであったが、米側の強硬な態度にやむなく辺野古を明記させられたという。

米側の「現行案通り」という態度をを鳩山首相は最後まで楽観的視していたことになる。 沖縄タイムスによると、米側の妥協を許さぬ強硬な態度に、一時は平野長官が逆切れし「日米安保破棄」といったことを口走り、それに首相も同調しかかったシーンもあったという。

「5月末決着」は、首相が事態を甘く見た結果、自らハードルを高くしたわけだが、

今回の「日米共同声明」の「代替施設の位置、配置及び工法に関する専門家による検討を速やかに(いかなる場合でも10年8月末日までに)完了させ」の文言は、アメリカ側の強力な要請によるものと考えられる。

鳩山首相に火をつけられ油まで注がれた「沖縄の民意」が、これを容認するはずはない。

「県外がベストだが辺野古も容認」の態度だった仲井真県知事も、事ここまで至っては、今さら「辺野古容認」とは発言し難い状況に追い込まれている。

このような最悪の状況で「「代替施設の位置、配置及び工法に関する専門家による検討を速やかに(いかなる場合でも10年8月末日までに)完了させ」は事実上実現不可能な条件である。

現在、首相後任は菅直人副総理の名が囁かれているが、このような状況では、誰が首相になっても、辺野古決定の諸手続きを8月末まで完了させることは出来ない。

鳩山首相の判断をこれほどまで狂わしたのは、「沖縄の民意」という魔物に取り憑かれたからだと書いた。

断末魔の首相、魔物に憑依!

外相就任当時は鳩山首相と同じく「国外・県外」を叫んでいた岡田外相も、同じく魔物に憑依していた。

だが、昨年の10月ゲーツ米国務長官が来日し、米軍基地の抑止力等々安全保障の基礎学習を受けた成果で、一足先に魔物の憑依から覚醒し、首相に諫言した。 だが、時既に遅く、首相は聞く耳を持たなかったという。(田原総一郎談)

以後、岡田首相は「沖縄の心」を代弁するかのように「グアム移説」を主張する伊波宜野湾市長に対し、とりあえず「世界一危険な基地」の緊急避難に辺野古容認を求めることになる。

 岡田克也公式ブログ 2009年12月7日
この問題は、大臣就任当初から日米間で議論を続けてきました。現在、人家が密集しているなかにある普天間基地。滑走路の延長線上には、小学校もあります。この危険な状況を一刻も早く何とかしなければいけない。そのために移転をする。(略)》

鳩山内閣の判断を狂わした「沖縄の民意」は、何故魔物と呼ばれるか。

沖縄二紙やプロ市民団体から発せられる「民意」があまりにも実態をかけ離れているが、左翼団体が仕掛ける「県民大会」等で、時折ごく普通の県民までが「瞬間風速的」に巻き込まれる場合があるからである。

左翼集団は今回、普通の県民を巻き込むため、次の作戦を取った。

一応は日米安保を容認する素振りを見せ、普天間基地の海兵他を「有害無意味な集団」と決めつけ、「海兵隊を県外・国外へ」というキャンペーンを張る。」

日米安保を容認する一部の善良な県民がこれに同調したが、結局「普天間移設反対」がいつの間にか「米軍基地反対」へすり替えられてしまったことは周知の通りである。

このような沖縄の実情を伝えるはずの地元2紙が、これらの「不都合な事実」(左翼団体指導の沖縄の民意)を伝えるどころか、

逆に針小棒大に煽ったため仲井真県知事もやむなく「県民大会」に出席させられたというのが真相である。

秋の知事選に再選を狙う知事としては、ここで沖縄マスコミを敵には回したくないという苦渋の出席だったようだ。

本土各紙も沖縄タイムス、琉球新報が扇動する「沖縄の民意」を横並びで報じるが、唯一産経新聞那覇支局長の宮本支局長が沖縄二紙の呪縛を乗り越えて「沖縄の民意」の実態を報道している。

それがこれ。

 米軍普天間飛行場の移設問題で、日米両政府が28日、共同声明を発表したのを受け、沖縄各地では同日夜、抗議集会が開かれた。「落ち着くところに落ち着いた」「普天間の危険除去が進み、米軍基地の縮小につながる」とする声がある一方で、実現を困難視し、鳩山由紀夫首相に対する責任追及の声も広がった。

  [フォト]首相また県民感情逆なで 本土復帰「27年」と言い違え

 名護市で開かれた緊急市民集会では、住民の一人が「選挙民との約束がウソ偽りだったときょう明らかになった」と訴えた。また那覇市の県庁前では、参加者が「怒」と書かれた紙を手に「辺野古移設は許さない」と抗議の声をあげた。

 普天間移設問題では、当初、反米軍基地闘争を展開していた活動家や市民グループが反対闘争を激化し、世論を引っ張ってきた。4月25日に開かれた県民大会への参加は反米、反基地闘争を展開するグループがほとんど。一般の県民に波及していなかった。これが、民主党政権の判断がキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)に傾くに従い、反対運動の形態が大きく変わった。

 ある県会議員は「県民の大半も国外・県外はありえないと感じていたが、鳩山首相は裏付けのないまま期待を持たせ、簡単にほごにした」と指摘した上で「首相が県内移設を言うようになってからは一般県民のマグマをも動かしてしまった」と話した。

 約束を守らなかった鳩山首相の“裏切り”が県民の怒りを招いたのだ。

 困惑も広がる。「(結果は)基本的には予想通り」とする財界関係者は「本心では賛成だが、県内情勢をみると賛成とは口に出せない」といい、「経済援助の条件闘争という声もあるが、今は条件面の話し合いをできる状態ではない。それをすると、県民から沖縄を売ったと批判される。自分の意見を言えなくなっている」と説明した。

 また、保守系議員は鳩山首相の議員辞職を最低条件にあげ、「責任を取ろうともしない民主党政権は言語道断。普天間問題の早期解決には今こそ原点に戻って防衛議論を重ね、県民に理解を求めるべきだ」と訴えた。

 迷走を重ねた鳩山首相と民主党政権。改めて、沖縄県民から「あいくち」を突きつけられている。(宮本雅史)

                                                         

因みに産経新聞那覇支局は昨年一年で、支局長が三人も入れ替わった。

前任の前田支局長が、タブーを破って沖縄の「不都合な事実」を記事にしたため那覇記者クラブから村八分に遭ったが、後任の宮本現支局長も前田前支局長に負けぬ熱血漢で就任以来「地元紙が報じない沖縄の真実」を報道している。

産経新聞と地元紙の軋轢については次のエントリーで述べてある。

 ⇒普天間移設、地元紙が煽る「民意」とは?

続・スパイ活動は平和活動!産経記者が言論封殺の犠牲?!全体主義の恐怖

人間の盾に小学生を!普天間移設の真相

 

鳩山首相は「沖縄の民意」という魔物に取り憑かれた結果、判断を大きく誤った。

だが、支払った授業料は大きかったが、「米軍基地撤去」の奥に潜む「自主防衛」に目覚めたことは大きな収穫であった。

首相辞任の弁に次くだりがある。

私はつまるところ、日本の平和、日本人自身で作り上げていくときを、いつかは求めなきゃならないと思っています。アメリカに依存し続ける安全保障、これから50年、100年続けていいとは思いません。そこのところもぜひ、みなさん、ご理解をいただいて、だから鳩山が何としても、少しでも県外にと思ってきた。その思い、ご理解を願えればと思っています。その中に今回の普天間の本質が宿っていると、そのように思っています。いつか、私の時代は無理でありますが、あなた方の時代に日本の平和をもっと日本人自身でしっかりと見つめ上げていくことができるような、そんな環境をつくること。現在の日米の同盟の重要性はいうまでもありませんが、一方でそのことも模索をしていただきたい。

だったら、もっと明確に、米軍基地を全面的に国外に撤去し、日本だけの自衛能力を保持すべく、憲法改正や自衛隊の国土防衛軍への昇格・の強化をまず主張せねばならぬ。

ところが沖縄二紙や左翼団体が煽動する「民意」は護憲・反安保である。

従って憲法9条がある現段階での米軍の軍事力に頼らない、つまり米軍基地の全面撤去という選択肢は無い。

仮に鳩山首相のいう「自主防衛」が成功し、国軍に昇格した自衛隊が米軍基地の跡地に駐留する事態になっても、沖縄二紙が煽る「沖縄の民意」は「軍事基地反対」と叫び続けるであろう。

【おまけ】

全体主義の島沖縄で「異論を述べる」と怒り狂うのがサヨク勢力の特徴であるが、沖縄版言論封殺魔こと目取真俊センセも「不都合な真実」を暴露され怒り心頭のご様子である。⇒産経新聞による事実歪曲

 

【おまけ】2 「沖縄の声」や「辺野古の声」を騙る、サヨク活動家・安次富浩氏

「沖縄の声」を騙る左翼活動家・安次富浩氏

 

本土マスコミが現地へ飛んで「沖縄の声」というと必ず顔を出す人物と、「辺野古の声」といえばテント村から必ず顔を出す「現地の人」はいつも御馴染みの同じ人物。

この八面六臂で大忙しの人物はサヨク活動家・安次富浩氏である。(上記写真)

この人物はありとあらゆるマスコミにに顔を出して「沖縄の声」や「辺野古の声」を自称しているが、良識ある県民は誰も相手にしていない。

これも「沖縄の民意」が魔物と言われる所以である。

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辻元清美の大うそ!米軍基地は犯罪者の巣窟か?

2010-06-02 07:35:32 | 普天間移設

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沖縄の新聞が大嘘つきであることは、当日記の読者ならご先刻ご承知の事実だが、さらにそれに輪をかけたような大嘘つきの国会議員がいるという。

読者のわさび漬けさんコメント。

表題と関係ない書き込みですみません。
先程、つけっぱなしのテレビから社民党の辻元が、沖縄米軍は月に約80件、年間1000件にも及ぶ犯罪を続けていると話してましたが、沖縄在住のブログ主様、本当ですか?

有り得ない事だと思いますが、辻元は何を根拠に全国放送のTVで あのような発言をするのでしょうか?

さらに 何年か前に二ヶ月続けて米兵によるレイプ事件があった事をあげて、現在もそういう犯罪多発地帯であるような印象操作をしました。

事実でなければ、あきらかなTVを使った詐欺手法です。

恐れ入りますが、こけ数年間の米軍兵士による犯罪件数はどのようになっておりますでしょうか?

教えていただけたら有り難いです
。》

本日のエントリーは、それ自体がわさび漬けさんの質問への回答になります。

>社民党の辻元が、沖縄米軍は月に約80件、年間1000件にも及ぶ犯罪を続けていると話してましたが、沖縄在住のブログ主様、本当ですか?

結論から言うと辻元氏の発言が事実だとしたら、その発言は真っ赤な大嘘である。

犯罪率で言えばむしろ沖縄人の犯罪の方が多いのは下記の数値でも明らか。

★沖縄における米軍兵士の犯罪
警察庁資料によれば1995~2003年の米軍兵士の刑法犯検挙数は全国で740件(1年平均82.2件)。その中で沖縄県内の検挙数は354件(1年平均39.3件)。沖縄の駐留米軍兵士の数を2万人とすれば、沖縄の米軍兵士1万人あたりの犯罪率は19.65件。他方、(0歳児から100歳を超えるお年寄りまで合わせた)沖縄の人口は136万人、そして、2007年の沖縄における全犯罪件数は約4535件であり、(0歳児から100歳を超えるお年寄りまで合わせた)沖縄県民1万人あたりの犯罪率は33.34件なのです。

何年か前に二ヶ月続けて米兵によるレイプ事件があった事をあげて、現在もそういう犯罪多発地帯であるような印象操作をしました。

これは08年に沖縄二紙が号外まで出して、狂ったように報道した「米兵女子中学生暴行事件」と「米兵比女性強姦事件」を指していると思われるが、これは二件とも沖縄二紙の誤報である。

これでも辻元議員は大嘘をついたことになる。

で、実際はどうだったのか。

「米兵女子中学生暴行事件」は、

不良米兵と不良女子中学生の「ナンパトラブル」である。 夜遅くの繁華街で米兵が私服の女子中学生をナンパして、バイクの後ろに乗せ自宅に連れ込んだのが痴話げんかを起した。今度は乗用車で中学生を自宅に送る途中で又痴話げんかが再発したもの。 したたかな少女の訴えを受け、県警は当初から「強姦容疑」で拘留期限を延長してまで起訴に持ち込もうとした。 が、結局不起訴処分。

因みに女子中学生は「売春の補導歴」があり。これを「週刊新潮」に暴露され、中学生の方が告訴を取り下げしたのが真相である。

「比女性強姦事件」のケースは、フィリピン人の売春婦を米兵が買ってホテルで一夜を過ごしたが、翌朝になって比女性が「強姦された」と訴えた事件。 これも強姦罪は成立せず県警は不起訴処分で、後に米軍法会議で「買春罪」と「外出禁止の命令違反」で処罰されているが「強姦罪」では無罪であった。

いずれのケースも沖縄紙が大騒ぎし県民大会まで開いて抗議したが、結局米兵による「婦女暴行事件」や「強姦事件」は幻であったという、沖縄二紙にとっては誠に恥ずべき結末である。

辻元議員がどの程度これら事実を把握した上の発言か知らぬが、「米軍犯罪が多い理由はは米軍基地があるから」⇒「米軍基地撤去すれば米兵の犯罪が無くなる」・・・という沖縄紙が得意なすり替え論で印象操作をしていることは明らかである。

沖縄の犯罪件数の中で米軍兵士の犯罪が微々たるものであることは上記(★)でも明らかだ。

それよりも、むしろ「米兵女子中学生暴行事件」の教訓は、夜間米兵徘徊する歓楽街に未成年者が出歩かないようにすべきであり、それを短絡的に「米軍基地撤去」に結びつけるのは本末転倒もはなはだしい。

実際、沖縄県警のデータでも、2007年に沖縄県では全刑法犯のうち20歳未満の少年が占める割合は41.5%に達しており、この数値は同じく2007年の全国平均32.6%に比べ異様に高く、学力と並んで断トツの全国最悪。

更に、2007年、沖縄県における「刑法犯少年に占める中学生の割合」は62.2%とこれまた全国最悪である。

辻元議員と沖縄紙の大嘘を糾弾するつもりが、沖縄の未成年犯罪や学力最下位まで話が脱線したが、「諸悪の根源は米軍」という印象操作に現を抜かす暇があれば、沖縄の青少年の抱える諸問題をもっと根本からに考えて欲しいもの。

沖縄の米軍犯罪を、沖縄紙が針小棒大に取り上げて印象操作している様子は、当日記のカテゴリー★米兵事件で分類してあるので、是非覗いて欲しい。

 

沖縄紙の大嘘報道と共に許せないのが沖縄の人権派と称する「識者」の面々。

彼らの偽善に満ちた言動を次のエントリーで良く読んで欲しい。

人権派の偽善と沖縄紙の狂気

 

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