「できない」ストレスのせいか、「俺達の夜明け」「ひとり立ち」を熱唱しているけぶでございます。
最近、飲み会の2次会でカラオケを歌えと言われても、新しい歌は知らないし、古い歌は題名を忘れているし・・・・。
元々出来の悪い頭に、仕事の記憶が詰め込まれて、使わない「記憶」は相当消去されてしまいました。。。。
で、最近のカラオケだからいろんな歌が入っているんだろうなぁ・・・と探すんですが、一時期より私の歌えそうな曲が極端に減っている。。。仕方が無いので、必殺シリーズの曲を歌ったり。。。
上記2曲があれば、気持ちよく歌えるのに(^_^;)
ただ、必殺の曲にしても同僚は「なにそれ?」状態なのですが。。。。
と、私の戯言はこれくらいにして、
本日の太陽放送は、テレ玉が久々にあります。
TVQは休みなし。
▼テレ玉 テキサス&ボン編
第195話 51.04.09 ある殺人 (山さん)下元勉 柴田美保子 山下勝也
ある出版社の敏腕編集長に面会を求めた山さん。
話は5年前の、編集長の娘の婚約者が自ら起こし死んだ事故についてのことだっだ。
「過失致死」時効まで7時間・・・・
その事件を他殺と断言し、編集長を犯人とする山さん。
その証拠として、死んだ婚約者に勤務先から遠いマンションを与え、免許とりたての彼にマイカーを与え、さらに彼は一生懸命仕事に取り組むものの、編集長の厳しい目には適わず、落命の危険との紙一重な過酷な仕事を数々与え、事故死するまでも何度も死にかけていた。
そして事件当日の朝、編集長は婚約者に何かを渡した・・・
それを見ていた証人を探す一係だったが・・・・
細かい偶然的な事例の積み重ねで証拠とは言えないものばかり手駒で、敏腕編集長に挑む山さん、その真意はもっと深い、編集長の娘との関係を突こうとするものだった。
山さん編の中でも傑作に数えられる一編。
そのクライマックスにいろいろな感想を観る側に持たせる、非常にビターな味わい深い余韻が残ります。
と言いながら、ネタ的な要素も充分楽しめる作品でもあります。
*タ~ラチャン♪ 「あの~」 カ!カ!<リフレイン~~~
*それまでの山さん史上に燦然と輝くド派手なネクタイ
*増岡弘氏のブロマイド
*箱スカマジック!(って、ただ同色の事故車を用意しただけなんですが)
*三田村の執念自体がツボ(^_^;)
*電話機を更新して間もない時期の為、5年前の一係部屋の電話機は映さないという芸の細かさ。
*5年前のジャケットは、確か下記の「危険な約束」で着ていたものじゃなかったっけ?(うろです)
こういう意味でも味わい深い逸品です。
▼TVQ マカロニ編
第36話 48.03.23 危険な約束 (マカロニ)沖田駿一 真屋順子 中井啓輔
ある夜、マカロニはゴリさんと万引き事件の捜査のため合流するはずだったが、なかなかゴリさんが現れない。
一係に連絡を入れると、ゴリさんは両親に放置され餓死寸前だった子供たちを急きょ助けに飛び出していた。
その調子であれば、一時間以上は待たされるとふんだマカロニはボスの勧めもあって待ち合わせ場所のスナック「旅路」に入った。
一係では、昨日城北署管内で発生したピストル強盗事件が話題になっていて、被害者の保険外交員は昏睡状態で、犯人の目星もついていなかった。山さんはふと犯人は盗んだ600万円余りの金で何が欲しかったのかとなんとなく考えてみた。
「旅路」には学生風のカップルが無邪気にヨット航海の夢を語り、ヤクザとヤクザ志望の若い男がビールを片手に子分にする、しないで話合っていた。サラリーマンは妻との電話で出張に出ていると嘘をついてアリバイを作っている。どうやらここで浮気相手と待ち合わせをしている感じだ。
マカロニが一人でいると、これも一人で酒を飲んでいる老人に誰も待ってくれるものなどいないと嘆かれ酒を勧められたが断った。
ただ、そんなやり取りの中、一人の男が入店してきた。老人はマカロニに絡んでいる最中に拳銃を所持していることを気付いてしまう。適当にあしらおうとしたとき、さっき入ってきた男が飛びかかってきて格闘になり、刑事が拳銃を落としてしまう。
その騒ぎの中、若い男が入店してきて拳銃を拾った。
マカロニに飛びかかった男は自ら城北署の刑事であることを名乗って、拳銃を渡すよう促すが、若い男は素のまま拳銃を刑事や客たちに向け脅してきた。そこで刑事=瀬木はその若い男が自分の追っているピストル強盗犯であることを直感したが、瀬木は若い男に手錠を掛けられ拘束されてしまう。そこにサラリーマンの愛人であるホステスが入ってきてしまった。
若い男はスナックの看板の灯りを消し、店じまいしたように見せかけるよう指示、マカロニにヤクザであるかどうか聞いてきたので、マカロニはヤクザだと答えた。
若い男=坂口は瀬木から奪った拳銃舐めるように見まわし、拳銃のうんちくを述べたあとに自分でも職場の工場で手製の38口径拳銃を作ったのだという。その瀬木の拳銃を「ヤクザ」なマカロニは受取り、瀬木に向けて引き金を引いたが弾が切れていた。
そんなマカロニを坂口は気に入ったようだ。坂口は何かを待つように午後9時まで籠城するつもりでいる。
トイレに入り込んだマカロニは自分が刑事であることを隠す為、拳銃や手錠を水タンクの中に隠した。
一係にゴリさんが戻ってきたのそんな頃で、どうやら飲んだくれの亭主への戒めに子供を置いて家出したのだが、亭主は飲んだくれて城南署の厄介になっており自宅に帰ることが出来なかったというのが顛末だった。
山さんからマカロニが「旅路」で待っていることを知らされ、ゴリさんは急いで向かったが、店の看板の灯が落ちていたために帰ってしまう。
9時になったが、坂口は出ていく気配が無い。人質の客の中から、酒を注文するものが出てきたり、サラリーマンは自分勝手なことを言った為坂口の癇に障り、妻へ電話することを強要、愛人まで電話に出て浮気が完全にばれてしまう。そこでサラリーマンと愛人は揉みあいになり店のランプを落としてボヤ騒ぎになるが、マカロニは客が武器として忍ばせていた消火器で火を消した。そんな再び緊迫した空気の中、坂口はマカロニに恋人・圭子を連れてくるように頼まれた・・・坂口の待ち人はその恋人だったらしい。
マカロニが外へ出た後、「旅路」に一係のボスからマカロニがいないかどうかの問い合わせの電話が入って・・・・。
ゴリさんとの待ち合わせで偶然居合わせたスナックで籠城事件に巻き込まれてしまうマカロニ。
あくまでも刑事の身分が暴かれることの無いように、アウトローを装う。
図らずも人間を3人殺してしまい、その上淡い恋心を抱いた相手を自ら逮捕した直後のマカロニ主演編。
基本的に面倒なことが嫌いなマカロニが籠城事件に巻き込まれ・・・。
前回の失恋で自暴自棄になったのか、それとも自分の人を見る目を確認するためか、その籠城犯人のある要求に応じるわけですが・・・。
犯人に簡単に言ってしまえば同情したり、ボコボコにぶん殴られても反撃しなかったり、やけくそになっているようにも見えるマカロニ、多分その心中には短い間に様々な経験をしてしまった刑事という職業への失望感みたいなものが見え隠れして・・・。
シューケンさんにしても、映画出演出番縮小・欠場の直前の一区切りみたいなものだったのだと深読みします。いつもであれば、上手く立ち廻れそうなマカロニが「真っ正面」な感じなのが前回込みでグッとくる名作になっています。
この話、『七人の刑事(新)』#19 「スナック・ジャック」(この時の犯人は火野正平さん)、『刑事貴族(郷編)』#31「刑事たちの忙しい夜」でリメイクされていることでも有名です。(本作自体も元ネタはあるそうですが(^_^;))