細くて長くて美味いものと云えば日本蕎麦だけど、うどんだって美味しい。ラーメンも悪くない。立ち喰いだっていいじゃないか!
東京都新宿区西新宿1≠Q≠P0
冷やし天玉そば¥380・/span>
ようやく暑さも和らいできたので青天井の思い出横町へ。とはいえ昼時の混雑時に熱い一杯を汗しながら掻き込む気になれず冷たいそばを選択。冷やし天玉そばは、丼に入れた冷たいそばにつゆをぶっかけて、かき揚げと温泉玉子と小口切りのネギを載せワサビを添えたもの。サクサクのかき揚げは、食べやすいように包丁で三つに切り分けられてる。しっかりした白身に包まれた黄身がトロトロの温泉玉子を、崩しながらかき揚げやそばに絡めると絶妙な味わいで最高。カウンターにそば湯を置いてくれるので、丼に残った黄身混じりの濃いつゆを薄めてズズッと最後の一滴まで飲み干してしまった。
東京都新宿区西新宿2≠U≠P
野菜かき揚げうどん¥390・/span>
西新宿の高層ビル街の一角で街並みにミスマッチな幟がはためいている。近づいてよく見れば間違いなくうどんと書いてある。どうやら、昼は京風うどんの立ち喰い店舗で夜は焼き物中心の居酒屋のようだ。それにしても住友ビルの敷地内に何故と思ったが、住友不動産グループの泉レストラン株式会社が経営しているそうで納得。関西風の色の薄いつゆとやさしい食感のうどん。かき揚げもタマネギと人参で標準的な立ち喰いのかき揚げうどんである。しかしながらこの場所でこの値段と考えるとかなり得した気分になるから不思議である。
神奈川県横浜市青葉区鉄町266
かき揚げそば¥490・/span>
東名高速の横浜青葉ICから横浜上麻生道路を北へ約2km。緑豊かな道路の右脇に1軒のそば屋が現れる。店の前に広い駐車スペースが用意されているが昼時は混雑して身動きがとれなくなってしまうらしい。店内はカウンター席とテーブル席で30人位の収容。店の横にはテラス席もある。そばは太めでコシが強いと言うよりは固い食感で温かいつゆでもふやけない。かけつゆは濃い色の醤油味で歯ごたえのあるそばとのバランスが丁度良い。かき揚げは揚げたてサクサクでプリプリの小海老も入っている。リーズナブルな価格設定と券売機で食券を購入するシステムから立ち喰いに分類。
東京都中央区新川1≠Q≠P0
かき揚げそば¥450・/span>
地下鉄の茅場町から永代通りを東へ向かい霊岸橋を渡った少し先の左手にある立ち喰いの店。越後小千谷地方のふのりをつなぎに使ったへぎそばで有名。緑色がかったそばはツルツルして抜群の喉越しとしっかりとしたコシをあわせ持つ。醤油味のかけつゆは雑味がなくそばの味を引き立てている。大きめのかき揚げがつゆを吸って柔らかくなるとうま味が丼に溢れ出す。カウンターには蕎麦湯が置かれている。次回は冷たいそばを食べてみたいものだ。霊岸橋をはさんでがんぎと亀島が店を開けている茅場町界隈のサラリーマンが羨ましく思えた。
渋谷区代々木2≠P1≠Q0
きつねうどん¥330・/span>
新宿駅の南口から甲州街道を西へ向かった道路の左側にある小諸そば。新宿南口店と言いっても住所は渋谷区代々木である。小諸そばの関西風つゆの味に惹かれてきつねうどんのボタンを押した。期待通りの色をしたかけつゆの入った丼の上には、うすいキツネ色をした油揚げと紅白かまぼことわかめのトッピング。小口切りのネギをたっぷりと載せて柚子七味を少々。見るからに美味しそうな色合いで食べても裏切られることのない一杯であった。
東京都渋谷区本町1≠Q≠R
かき揚げそば¥440・/span>
オペラシティ前の交番の向かい側にある立ち喰いそばの名店。なんと言ってもかき揚げが絶品。注文を受けてからボールに入ったタマネギ・ニンジンを掻き混ぜてそっと天麩羅油に浮かべて形を整えながら揚げていく。揚がる頃合いを見計らって少し太めの茹でそばを湯に潜らせて丼へ。かけつゆは濃い色の醤油味で鰹のダシもしっかり効いている。アツアツのかき揚げは4~5cmの厚さを誇る。プリプリのタマネギやサクサクのニンジンから甘味がかけつゆに溶け出して深い味わいを醸し出す。ボリューム満点の一杯で大満足。
神奈川県相模原市千代田3≠U≠P2
かき揚げせいろそば¥1100=Aごまみそだれうどん¥900・/span>
駅から少し離れた住宅街の広い道路に面した日本蕎麦店。店内には厨房とは別にガラス張りのそば打ち室が設えてある。二枚重ねのせいろに盛られた手打ちの蕎麦は真っ白で艶やかな色合いを放っている。つゆをつけて口に運ぶとそば粉の香りは控えめだが上品な甘味とりしっかりしたコシを味わえる。一枚目を食べ終える頃には蕎麦の表面が乾き始めるほど繊細で食べ頃が一瞬の逸品。風味が飛んでしまわぬようにせいろを重ねているのが納得できる。うどんは細めの平打ちで抜群のノビと優しいコシを併せ持つ。ごまみそだれとの相性も良くツルツルの喉越しが楽しめる。
東京都中央区日本橋2≠P5≠R
イカ天うどん¥330・/span>
小諸そばの江戸橋店。「※※の一つ覚え」にならないようにイカ天うどんを注文。そばのかけつゆはやや濃いめの色をした醤油味だが、うどんのかけつゆは薄い色をした関西風である。とっ言ってもイリ粉ダシの効いた讃岐風ではなく、薄口醤油が少し入った大阪の立ち喰い風の味わいだ。茹で置きのうどんをさっと湯に潜らせて丼に入れ、つゆをかけてイカ天と紅白かまぼことほうれん草をのせて出来上がり。自分の好きなだけ小口切りのネギを盛り柚七味をかける。関西風の立ち喰いうどんも悪くない。
東京都千代田区内神田2≠P3≠P
天玉そば¥400・/span>
元祖天玉そばで有名なかめやチェーンの神田西口店。そばはやや太めでしっかりとしたコシがあり僅かだがそば粉の香りも味わえる。鰹ダシの効いた濃い色のかけつゆにしっかりと揚がっているかき揚げとメインの温泉卵。つゆを吸ったかき揚げにトローリと玉子が絡んで絶妙な味わい。さすがに天玉そばの元祖、今までの天玉そばの認識が覆ってしまった。ボリュームのあるかき揚げといい、多めの蕎麦といいサラリーマンを満足させる一杯。立ち喰い激戦区の神田でも客足の絶えない繁盛店に納得。
東京都新宿区西新宿8≠P9≠P
いか天そば¥330・/span>
かけそばが230円にいか天が100円でいか天そばは330円とかなる。かなりリーズナブルな価格設定だが、昼時にランチ難民が列を為すのは価格のせいばかりでは無さそうだ。小諸そばの系列チェーンで生そばをまとめて茹で小分けにしている。白色で細めのそばはコシとそば粉の風味を併せ持つ本格派。かけつゆもダシが効いて上品な東京風。トッピングのほうれんそうと紅白かまぼこの色どりも良い。イカ天は油ぎれが良くイカも柔らかい。おまけにネギが入れ放題だから文句のつけどころが無い。ランチ激戦区では価格に加えクォリティーも求められるのだろう。
東京都新宿区西新宿1≠P9≠P2
かき揚げそば¥370・/span>
新宿駅から都庁へ向かう途中にある立ち喰いそば店。1本となりの路地に同チェーンの新宿西口店もあるが、この界隈のランチ時の大混雑から推測すると需要は充分にあるのであろう。もっとも、新橋や神田と比較すると西新宿の立ち喰いそば密集度はかなり低いのも事実だ。さて、かき揚げそばはまさしく富士そばのかき揚げそば以外の何物でもなかった。大手チェーン店でかき揚げそばを注文するのは「※※の一つ覚え」なのかもしれない。