細くて長くて美味いものと云えば日本蕎麦だけど、うどんだって美味しい。ラーメンも悪くない。立ち喰いだっていいじゃないか!
埼玉県秩父郡横瀬町大字芦ヶ久保1915≠U
ずりあげうどん(中盛り)¥550=Aかき揚げ¥50・/span>
ずりあげうどんとは秩父に古くから伝わるうどん。硬めに茹でたうどんを茹で汁と醤油と薬味で味付けしてずりずりと引き上げて食べるうどんで、奥多摩のずり出しうどんと似ている。お椀にあつあつのうどんと茹で汁を入れ、醤油、ネギ、すりごま、七味唐辛子、柚子粉、おかか、ごま油、大根おろしを加え、フーフーしながら口に運ぶと実に獅「。醤油とおかかと柚子粉の風味が溶けこんだドロドロの茹で汁がうどんへ絡んで絶品の味わい。食堂(A棟)ではなく体験交流施設(C棟)のうどん・そばの手打ち体験道場が飲食スペースとして営業。
埼玉県秩父郡長瀞町長瀞738≠R
だしがけうどん(ひやひや・中)¥530=Aぶっかけうどん(ひやし・中)¥580=A天ぶら盛り合わせ¥500・/span>
イーハトーボ系のさぬきうどん店と聞いて埼玉県は長瀞へ。その店は日本武尊ゆかりの宝登山神社の参道の中程にあった。カウンター8席に小上がりに4卓で20人位の収容か。カドが立ってキラキラ輝くうどんは見た目にも美しい。口に含めば優しい歯ざわりながら噛みしめると強烈なコシがある。それでいてノビやかで喉ごしが良い。水の良さが粉の風味を引き立てているのか甘みすら感じられる。澄んだかけつゆはイリコダシのサッパリ風味でうどんの味わいを引き立てる。香ばしく揚がったえび・ニンジン・ゴーヤ・サツマイモ・エノキダケの天ぷらはクサクして美味しかった。
埼玉県比企郡小川町木呂子45
もりうどん(鬼うどん)630=Aもりうどん(姫うどん)630・/span>
昭和56年の夏。その頃は関越道が練馬から東松山までしか開通していなかった。軽井沢へ向かうには熊谷東松山有料道路を経て熊谷から国道17号を北上。高崎で分岐する国道18号線で碓井峠を超えるのが一般的で行楽シーズンの混雑は激しいものであった。8月の土曜日の午後、渋滞を嫌って東松山から国道254号線を北上していた時に見た鬼うどんの看板。時間が無くて立ち寄れなかったが28年の歳月を経てやっと訪ねることができた。夢にまで見た鬼うどんは期待どおりの逸品。凄く太くてコシがあって粉の風味に溢れている。姫うどんは普通の太さで喉越しが抜群。