快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

仕組みとアプローチ -  地震と太陽風とオーロラ 着目点は太陽風の値自体と更に変化率

2018-03-21 20:32:12 | 地震 津波
 今月19日の記事の中で少し疑問に思う所が有ると言う印象を持つ方もあったかも知れません。
 それはこの部分です。

引用開始(一部抜粋)

https://earthreview.net/how-too-much-auroras-without-sun-spot/

太陽に黒点がない中で出現し続けるあまりにも派手で示唆的なオーロラたち

投稿日:2018年3月19日

現在、太陽には長いこと黒点出ていない状態で、太陽活動の観点からだと、地球に対しての太陽からの磁気の力は弱いように思えるのですが、実際には、太陽風がどんどんと押し寄せていて、そして、まるで「太陽活動最大期」のようなオーロラを出現させています。

(以降略)

引用終了

 そして、

引用開始(一部抜粋)

http://swc.nict.go.jp/datacenter/daily_latestnews.php

日報 (今日の宇宙天気情報)

【NICT 今日の宇宙天気情報(日報:2018年03月19日 15時00分 (JST))】

 この情報は、毎日午後4時ごろ最新のものに更新されます。
 世界各地の観測データを元に、情報通信研究機構での観測等も加味して決定された、その日の太陽活動や地磁気活動の情報によって構成され、これらの情報から地球の周りの宇宙空間で今何が起きているかを知ることができます。

担当: 酒井
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概況・予報

太陽活動は静穏でした。
引き続き今後1日間、太陽活動は静穏な状態が予想されます。
地磁気活動はやや活発でした。
今後数日間、地磁気活動は静穏な状態が予想されます。
(以降略)

引用終了

 確かに「地磁気活動はやや活発でした。」と言う事のようですが、活発と言う程では有りませんでした。そして今月のオーロラ前後数日では目立つ地震も発生しませんでした。
 なのに何故オーロラが観測されたのか?です。
 個人的にですがここから考えられたのは、「オーロラは太陽風が強ければ発生しやすいが、地磁気の錯乱は仮に太陽風がある程度高くても変化率が小さければあまり発生しないか、発生してもそれだけではあまり大きくはない。太陽風の強さと更にその変化率、つまり太陽風の強さの時間微分値によって影響を受けて地磁気の錯乱は起こる事が多い」と言う事です。
 そして「どうやら最近は太陽風が通常より強いレベルでほぼレギュラーに地球に到達している事が多く、それで太陽フレアが特に観測されなくてもオーロラが見える事が有る。
 一方、地磁気の錯乱は更に太陽風の強さの時間微分値も要素として加わっている事が多いのでこれが大きければそれなりに大きなものが発生しやすいし、地震もそれに影響される事が多い。
 更に、太陽風は月の位置が影響していると考えられ、新月の場合は月が地球と太陽の間に近い位置に来るので、月が太陽風を引き寄せたりなど、太陽風のコースを変えて地球に太陽風がより来やすくなっている事が多い。」と言う事も考えています。
 この事より「現状ではどちらかと言えば満月よりも新月やその周辺期間の方が、地磁気の乱れは発生しやすいかもしれない」、と言う仮説も立てています。
 今月は先月ほど、オーロラ前後数日間に大きな地震は有りませんでしたが、一つの理由は既に先月に地磁気の乱れのパターンで地震がおきやすいエリアが発震してしまっていたから、と言う事と、先月より太陽風による地磁気の影響が少なかった、と言う事なのかも知れません。
 真相はどうなのでしょう。