快気分析

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仕組みとアプローチ -  火山噴火による火山灰で考えておかねばいけない事 それは冷房

2018-03-28 19:32:13 | 地震 津波
 今月23日に火山灰関連の記事を書きましたが、火山灰については航空機の運行に支障が発生する可能性が有るのは既に知られています。
 今回と今後はそれ以外にも考えられる事を書きたいと思います。
 想定される事は様々有るのですが、すぐに考えられるのは例えばエアコン(家庭用のエアコン、ビルなどの業務用エアコン)の室外機です。
 室外機のフィンの部分に酸性度の高い火山灰た付いた場合、そしてそこへ雨や結露などで湿気を帯びた場合の腐食作用がまず考えられ、更には室外機のファンモーターの軸受け部に果たして火山灰が入り込んで悪影響をもたらすのか?と言う事について十分考えておかねばいけません。
 特に業務用エアコンは企業のエアコン、更にはそこに有るコンピュータールームの冷房のエアコンに関わっている事も少なく有りません。
 火山灰が来た場合はカバーなどをかけたりして室外機の運転を停止しなければならず、それでコンピュータールームの冷房が効かなくなって、サーバなどのシステムもダウンさせねばならないと言う事にもなって来ます。
 バックアップのシステムを他の地方に拠点を持っていれば切り替えて維持可能ですから、それを今から十分に体制を採ると言う事は必要かと思われます。
 「自社はエアコンではなく冷凍機や吸収式冷凍機などで冷却水を利用しているから大丈夫」などと思う勿れ。
 まず開放式冷却塔ならば冷却水に酸性の火山灰が入り込んで冷却水系統の配管に火山灰が入って配管腐食などの悪影響、そして冷却塔ファンの軸受け部への火山灰の侵入で軸受け部劣化など様々な被害が想定され、とても運転などできるものでは有りません。
 そして「ならば自社は密閉式冷却塔だから大丈夫」などと思う勿れ。
 密閉式冷却塔であっても開放部であるファンや開放部の冷却水などが受ける影響は開放式と同様、実質運転などできないと考えれられます。
 火山灰に影響が無いエリアにサーバなどのバックアップを十分構築しているのか、それは仮に企業のものであってもダウンした時の社会的影響度によっては国家が管理するべきものだと考えています。