快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

仕組みとアプローチ -   続編1 シーサイドラインの逆走事故 制御系回路の端子緩みなど接触抵抗の悪化を考える

2019-06-03 21:42:29 | 地震 津波
 前回記事で書ききれなかった事が有ったので早めに記事にしておきます。
 電気回路から成る有接点リレーシーケンスに限らず、コントローラやシーケンサーなどを含むコンピューター制御機器にも言える事なのですが。電気回路にせよ、通信回路にせよ、殆んどは端子などの電気的接続部や接点が必ず介在しています。
 それらが悪影響を受ける一つは塩害や埃などによる短絡。
 そしてもう一つ重要なのは振動や温度の上下にによる端子やヒューズなどの電気的接点の緩みなのです。
 なのでこれらの接点に於ける接触抵抗が異常となった場合にはその部分だけが電気的に抵抗が大きくなったり、導通が無くなったりして制御系に異常な動作をさせるケースが有ります。
 今回の事故では輸送車両との事なのでもしかしたら振動による端子部やヒューズなど電気的接触部の抵抗増、或いは温度上下による端子などの電気的接触部の抵抗増などが一時的に発生し、事故後には温度などの条件で通常に戻ってしまいそれで特に異常が見当たらない、となった可能性がゼロではないと考えています。
 事故後すぐにシステムについて特に異常が無いとのニュースも有りましたが、果たして端子の一つ一つまで確認する時間まで有ったのでしょうか? そして更に仮に端子を詳細にチェックしたとしてもその時には端子やヒューズなどの電気的接触部の抵抗が温度状況などで許容範囲だったとしても、その後の温度状況など各条件次第でまた接触抵抗が悪化して再度悪さをするとか、或いは車両に搭載されているUPSの状況が悪化して同様に悪さをするとかのリスクは今後に於いて想定しなければならないと考えています。

仕組みとアプローチ -   横浜市で発生したシーサイドラインの逆走事故 制御系の回路や電源を考える

2019-06-03 20:40:04 | 地震 津波
 横浜市で発生したシーサイドラインの逆走事故ですが、先程有る程度原因を絞り込める可能性の有る状況ニュースが出て来ました。

引用開始(一部抜粋)

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190603/k10011939351000.html

シーサイドライン 各車両のモーターが一斉に逆走

2019年6月3日 17時57分

横浜市を自動運転で走る「シーサイドライン」の事故で、当時、各車両のモーターが作動して5両編成が一斉に逆走し、かなりの衝撃で車止めに衝突したとみられることが運行会社への取材でわかりました。連結部分が大きく変形した車両もあり、国の運輸安全委員会が詳しい状況を調べています。

引用終了

 これが何を意味するのか?と言うとそれは通常では地上の中央管制室からの指令が今回に事故を起こした5両の車両各々に並列に出ていたとは通常は有り得ないはずで、おそらく先頭車両か最後尾の車両に信号が出て、それを残りの車両に信号伝達していたと思われます。
 従ってそのコントロールの代表役であった先頭、或いは最後尾の車両からの正逆方向のコマンド信号が異常であった、と言う事になるのかと思えます。
 ではそれをどのような信号形態で送っていたのか?となると一つはプロトコルを使った通信であり、もう一つは有接点シーケンス制御の電圧や無電圧接点出力なのであるはずですが果たしてどちらだったのでしょう。
 いずれにしても代表車両からの正逆運転指令信号が既に異常だったからこそ残りの車両も逆走したわけでそのあたりが今回の事故における要因分析の鍵になるかと思われます。
 今の自動運転の車両ならシーケンサー、コントローラなどを含むコンピューターが必須であり、更に出力には周辺の有接点のリレーや主接点なども必須であり、その為の制御電源は当然UPSであるはずです。
 そしてそのUPS電源が劣化した場合の電圧降下や出力電流の低下などでコントローラなどが誤作動するリスク、或いは周辺の有接点制御回路が動作できたリレーと動作できなかったリレーが混在し得る微妙な電源状況となった場合についての想定と言うのは今後考えなければいけないのかも知れません。
 それと最近は台風が猛烈化して塩害もかなりの状況になる地域も有るようです。
 それが車両の制御回路において塩害による短絡、そしてそれによる電流不足など微妙な影響が制御系のトラブルになるケースも想定しなければいけないと考えています。

仕組みとアプローチ -   信長が長宗我部氏と毛利氏を同時総攻撃しようとした謎を考える

2019-06-03 08:57:13 | 明智光秀
 信長が毛利攻め準備を明智光秀らに命じた事に関する疑問点についてです。
 以前に記事にした通り、何故同時に毛利氏と長宗我部氏と言う2つの大勢力を信長は同時総攻撃しようとしたのか?について暫くわからなかったのですが、その後何度も考えていると次の様なケースの可能性もゼロではないと思えるようになりました。
 前回の記事で書いた通りで水攻めと言う静かな城攻めでしか毛利勢を攻撃していない秀吉について、光秀は信長に秀吉と毛利氏との癒着疑惑を進言していたのではないか、とも思える面が有り、仮にそのような事が実際に有ったと仮定した場合の話に過ぎませんが、考えられる事は次の通りです。
 既に出撃準備も出来ていた四国の長宗我部氏への総攻撃に際して、毛利氏が援軍か或いは武器弾薬を供給するのではないか? そしてその場合には土地勘の優れている地元の長宗我部勢はかなり危険となる可能性が高い。
 しかし一見、毛利氏は秀吉勢と睨みあっていてとても長宗我部氏へ援軍や物資補給をできる余裕など無い、と言うのなら上記の可能性は低いはずなのですが、信長も光秀からの進言を受けてやはり秀吉を怪しいと思い始めていたのかも知れない、と言う事です。
 上杉氏攻めでは柴田勝家と意見の違いが有ったとは言え勝手に戦線離脱。
 毛利氏攻めでは鳥取城を落とした後からは何故か石見銀山に近寄らず備中高松城で時間潰しのような水攻めをしているだけです。戦闘らしきものは殆んど無く戦闘ではなく銭湯状態だったのではないか?とも思えて来ます。
 こうした状況を放置しておくと、表面上は秀吉勢と睨みあっているようで実は毛利氏と秀吉が仲良し関係で有ったのならば毛利氏は兵力や武器弾薬などを大量に長宗我部勢へ送る事が出来るわけで、信長はそうしたリスクも考えていたのではないか?と思えて来るのです。
 真相は果たしてどうだったのでしょうか。