快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

仕組みとアプローチ -   大災害時の停電でも非常用発電機によるバックアップが有る場合も多いから安心? ですがその起動や切替などのシーケンスは制御回路を介在しているのが現実

2019-06-07 18:33:14 | 地震 津波
 金沢シーサイドラインの事故要因がどうも制御系回路の配線の断線らしいニュースが多い事は前回の記事で書きましたが、断線だけでなく接続端子の接触不良、接続ソケットやヒューズなどの接続部の接触不良などもいつかどこかで発生するわけで、これが何を意味するのか?と言うとですが、それは例えば大地震で商用受電がダウンした場合に自家発電設備によるバックアップの時についての様々なトラブルの可能性と言う事になるかと思います。
 どう言う事なのか?と言うとですが、それは例えば商用受電が例えば大地震などでダウンした場合、非常用発電機を持っている建物などが自家発電で暫くは大丈夫かも、と思っていると、ではその非常用発電システムが停電を検知してそれから非常用発電機を起動し、そしてそれから商用受電から自家発電設備に切り替える制御動作などのついての制御シーケンスについて、実は多くの制御機器が絡んでいて、その「全て」つまり「AND」が全て正常でないとバックアップの自家発電設備は正常に切り替わらないケースが多いのです。
 場合によっては一部の制御機器が以上でも何とかバックアップ出来る事も有りますがそうした期待はあまりしない方が良いと思われます。
 つまり何を言いたいのかですが、それは今回の金沢シーサイドラインの逆走事故で制御系配線の断線が確認された、と言う事は、今回の断線より通常は発生確率の高いリレー、補助リレーの動作不良や端子接続部の接触不良、制御電源の電源電圧不足や電流不足などによって発生するリレーの少なくとも一部の不動作や誤動作などで例えば非常用発電設備の起動や切替が正常に動作出来なくなる可能性が場合によっては有り得る事です。
 大災害時の病院やコンピュータールームへの電源供給などにも関係する事で今回の出来事は非常に重要です。

仕組みとアプローチ -   金沢シーサイドラインの逆走事故 制御系回路で有る信号配線の断線による可能性が高いとの発表

2019-06-07 12:49:26 | 地震 津波
シーサイドラインですが、より正確には「金沢シーサイドライン」でした。
 ところでその後の調査で原因と考えられる事がどうも信号ラインの断線だったと発表が有ったようです。
 信号ラインは制御系回路に該当するのですが、接続端子ではなく配線自体の断線だったとの事です。
 当初、原因究明には一年以上かかるかも知れないとのニュースでしたので、配線の断線などを調べた上でのニュースかと考えてしまい、それなら端子かUPSの劣化あたりかと考えて以前の記事を書きました。
 断線についてですが、通常は工事などで誤って配線を損傷したりしなければ、端子の緩みより断線が先に発生すると言うのはあまり例が無いようにも思えます。
 しかし建物など振動が殆んどない設備での制御系回路とは違い、振動が多く有る車両ですからもしかすると振動で配線がどこかに擦れたりして断線に至ったのかと言う可能性も少なくはないと思いますが他にも要因は考えられます。
 それにしても断線に至る前には通常では制御配線の電気抵抗が増してそこが過熱し焼損する、と言うケースが多いはずなのに今回の発表では特に焼損や焦げた跡、或いは高温変色のような説明は現状では有りません。
 断線と言うのはわかりますが、ではどのような場所や条件でどのような断線状況だったのか?と言う事については知りたい所ですし、今後の対策として必用な事かと考えています。