快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

仕組みとアプローチ -   大阪府北部地震と先日発生した山形県沖の地震の共通点

2019-06-19 21:20:03 | 地震 津波
 先日発生した山形県沖の地震は去年の大阪府北部地震と同じ月日に発生しました。
 この二つの地震には更に共通点が有ります。
 それは多大な犠牲者が出た大地震との関連です。
 1995年の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災、阪神大震災)、2004年の新潟県中越地震と2007年の新潟県中越沖地震 の各震源の経度で挟まれた間を埋めるかのように発生したのが、去年6月18日に発生した大阪府北部地震。
 そして2011年の東日本大震災と去年の北海道胆振東部地震 の各震源の経度で挟まれた間を埋めるかのように発生したのが、先日の山形県沖で発生した地震でした。
 次かどうかは判りませんが、いつか発生する大地震は同様にこの経度で挟まれた間を埋めるかのようにどこかで発生して行く事になるかと思います。
 残る大地震空白経度のエリアでは過去に大地震が何度も発生している事は既に知られている通りです。
 ただそれがいつ、どのような規模になるのかなど定かな事は判りません。

仕組みとアプローチ -   山形県沖を震源とするMj6.8の地震発生 「突っかえ棒の交代理論」の傾向通りだったのか

2019-06-19 07:36:28 | 地震 津波
 先日6月18日は1年前の同日に大阪府北部地震が有った日ですが、何と山形県沖を震源とするMj6.8の地震が発生しました。
                        Mj  最大震度
 2019年6月18日 22時22分ごろ 山形県沖 6.8 6強
 
 一昨日の記事でも書いたのですが、雨天曇天一過の地震晴れ、そして月齢は満月の翌日、更に「ケルマディックの傾向則」と3つも地震トリガーや傾向則が重なる状況だったので目立つ地震が有っても不思議では無いのですが、それにしてもやや大きかったです。
 ただこの時期なら、積雪が無く屋根やベランダなどに積もった雪による荷重は無かったわけで、それだけ耐震性は積雪が有る時期に比べれば大きかったと思われ、それが建物の損壊が積雪時に比べれば少ないはずとなったかと考えています。
 そして地震の発生時刻ですが、22時22分ごろと言う事で、殆んどの人はまだ起きている為、迅速な避難や火災防止などの対応がやはり熟睡中の時間帯に比べれば出来たと考えています。
 地震や津波が更に大きいもので、しかも熟睡中の発生であったら今回の損害程度で済んでいなかったと考えています。
 これに関連して当ブログが記事にしたものの中には次のものが有りますので、今後どうすべきかについても含めてご覧ください。

 記事の日付         サブタイトル

 2018-01-22         建物への積雪と地震のダメージ

 2018-02-04         積雪荷重警報の必要性 

 2018-03-15         津波警報や津波地震で必ず熟睡から目覚められると思う勿れ


 それから震源の位置で気がついたのですが、この震源域は、北海道胆振東部地震と先日発生した、
                        Mj  最大震度
 2019年6月18日 7時22分ごろ 秋田県内陸北部 4.0 2  

の震源域の延長上であり、しかもHi-netで確認できる(特にここ7日間のページ)東経139度近辺に縦に並んでいる地震多発帯の延長上でもあるようです。

引用開始(一部抜粋)

http://www.hinet.bosai.go.jp/hypomap/?ft=1&LANG=ja

引用終了

 画像は直接御覧ください。
 二つの延長上のクロスするあたりで今回の地震が発生したとも思えますが、「突っかえ棒の交代理論」から考えても、二つの系統で突っかえ棒が順次外れつつあったのならば当然の如くクロスするあたりで目立つ地震となるか或いは中小地震な多発、或いはスロースリップになるのと言うロジックに行き着きます。
 この観点で他の地震も有る程度絞り込んで行けるケースも100%では有りませんが、確率的には有意な差で存在すると思っています。