快気分析

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仕組みとアプローチ -  明智光秀が山崎の戦いで大敗した要因を考える 高山右近らが秀吉方に加勢したのは秀吉の巧妙な情報工作や調略が決め手だったからではない、とする考え方

2019-06-29 12:18:39 | 明智光秀
 本能寺の変の後、秀吉は単独で「中国おお返し」を強行し山崎の戦いで勝利します。
 この時の状況については「中国おお返し」を疑問視する見方など様々あるようですが、見落としてはならないのは「秀吉勢単独で中国おお返しをした」と言う点だと思っています。
 通常ならは上杉氏と戦っていた柴田勝家らと連携を取り、明智勢を挟み撃ちにする、と言うのがより安全で確実な方法だからです。
 なのに秀吉がよりハイリスクな手法を採ったのは何故か? となるのですが、それは摂津衆である池田恒興と、高山右近とその近縁の中川清秀が秀吉方に必ず加勢する、と言う確信が有ったからに他ならないと思います。
 池田恒興については織田家との信頼関係も以前から有り、まず名目上は織田派である秀吉方か柴田勝家方に加勢するのは明らかですが、高山右近とその近縁の中川清秀については荒木村重の反乱の時には織田方から離反しておりそれを信長の脅迫(キリシタン弾圧をするかも知れないと言うもの)によって仕方なく信長に寝返ったグループです。
 なので明智方へ加勢してもおかしくない二人なのですが、秀吉はこの二人について必ず加勢して貰えると言う前提が有ったからこそ単独で「中国おお返し」をできたように見えます。
 通説ではこの点について秀吉の情報工作、調略が巧妙だった事が決め手だったと言う事になっているようです。
 しかし(個人的な考えに過ぎませんが)仮にイエズス会が高山右近とその近縁の中川清秀に「明智方に加勢せよ」と指示を出したとしたら秀吉の調略が如何に巧妙なもので有ったとして秀吉はも高山右近と中川清秀を与力にする事ができず、そうなると当時の状況に於いて秀吉は到底優位に立てない事になります。
 ルイス・フロイスによる記述では「秀吉の軍勢は皆疲れ果てていた」と言う旨の部分が有るようで、そうであったなら疲弊していない残る摂津衆がこの戦いの主軸だったと考えられるからです。
 そして仮に高山右近と中川清秀が明智方に加勢する事で戦闘の優勢が続くような状況になれば筒井順慶は明智方へ加勢したとも考えられ、仮にそのような展開になれば秀吉勢が敗走となり、特に戦死してしまえば秀吉と中川清秀との間の内誓紙など反故にしてもかまわなくなり、そもそもそのような内誓紙の存在も明らかにはされないかも知れないわけです。
 山崎の戦いの主導権は秀吉と言うよりもイエズス会に有った、そしてイエズス会は明智光秀ではなく秀吉を選んだ、と言う事だったと考えています。
 では何故イエズス会は明智光秀を選ばなかったのか?
 一つの理由として考えられるのは信長がイエズス会を無視するようになって来た時の参謀が明智光秀だった事から、光秀もやはり信長と同じ路線を続けるのではないか?と疑っていたからと言う事なのかも知れません。

仕組みとアプローチ -   台風3号が去った後の現在 目立つ地震の状況

2019-06-29 09:31:24 | 地震 津波
 台風3号はそれ程強くもならず既に去ったのですが、以前に記事で書いている「台風一過の地震晴れ」はどうなるのか? となります。
 今回は台風が去った後も雨天、曇天が続くエリアが多く、宇宙からの影響や地磁気の影響は少なくとも二本エリアでは大きくならない所が殆んどと言う事だからなのかどうかは確率の問題に過ぎないのですが、特に現時点では目立つは発生していません。
 月齢では今日は長潮で来月3日は大きい方の新月です。
 台風の雨天曇天とは関係無かったせいなのかどうかの因果関係についての断定まではできないのですが、マリアナ諸島エリアではやや目立つ地震が有り、日本でも有感地震となったようです。

引用開始(一部抜粋)

https://www.emsc-csem.org/Earthquake/?filter=yes

2019-06-28 15:51:33.7
8hr 16min ago
19.89 N 144.25 E 450 6.4 MAUG ISLANDS REG, N. MARIANA IS.

引用終了

 日本時間で今日に入ってからの有感地震は次の通り。

                        Mj  最大震度
 2019年6月29日 3時46分ごろ 土佐湾     3.4 1
 2019年6月29日 3時19分ごろ 福島県中通り 2.6 2
 2019年6月29日 0時52分ごろ マリアナ諸島 6.5 1
 2019年6月29日 0時30分ごろ 紀伊水道 2.5 1

 この雨天曇天はどのエリアで、そしていつまで続のかは判りませんが、沖縄方面は晴間が見えるのが続き、それ以外では大体の予想だと7月4日頃にはやや晴間が見えて来るエリアが北海道でも有るようです。
 雨天曇天が続き、それだけこの要因の分だけ地震トリガーが少なくなって地殻やプレート、それらの境界面などに歪(ストレス)が蓄積しやすい事がどちらかと言えば晴れた時よりは多いので、7月3日の新月の前後数日に晴間が来ると「雨天曇天一過の地震晴れ」とが重なって平均よりは地震が発生しやすいのかと考えています。
 そして目立つ地震も無く、或いは中小地震の多発も無くこの期間を過ぎてしまうとストレスが発散されずに持ち越してしまう事が想定できるわけで、それだけ後にこの分が発散される事が多いと見られます。
 何度も記事の中で書いているあのエリアのMw7以上の地震空白期は2016年4月の熊本地震を最後に既に3年
2ヶ月以上続いており、そして北半球でのMw7以上の地震空白期がEMSCのデータではほぼ6ヶ月となります。
 今後どこでどの程度の規模となって目立つ地震が発生するのでしょうか。