快気分析

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仕組みとアプローチ -  1923年の関東大震災と現在の状況で勘違いしてはいけない事 そしてエキスパンションジョイント

2020-08-07 19:00:36 | 地震 津波
 1923年は関東大震災が有った年です。
 今後発生が予想される首都直下型地震が果たして関東大震災と同じレベルになるのかどうかと言うのはわかりませんが、当時において犠牲者のかなりの割合が火災によるものだった事は確かなようです。
 では現在のように建物の防火技術が高くなっている状況で果たして当時のような大規模火災になるのかどうか、と言うのを考えると単純には比較できません。
 一方火災でなく、浸水を考えると当時と比べて場合によっては現在の方がリスクが高い面が有る事がわかります。
 それはゼロメートル地帯。
 低い所は平均潮位より5m以上低い所も少なくないようです。
 1923年当時はまだ地下水の汲み上げも殆ど無かったので、地盤沈下も今に比べて少なかったのでした。
 なので関東大震災の直前の標高に比べて、今のゼロメートル地帯の標高ははるかに低いはずなのです。
 この比較データと言うのをわかりやすく開示しているサイトについてはまだ行き着いていません。
 ですが概要はネットで検索すれば有る程度はわかると思います。
 無論、当時と違って今は堤防が有るので有る程度は浸水を防げるのかも知れません。
 ですがその長いコンクリートの構造物には、どれだけ地盤や地殻変動の変位を吸収できるエキスパンションジョイントなどがどれだけ有るのか? と言うとそのデータは検索した限りでは調べきれていません。
 阪神淡路大震災などの時の地割れの画像は簡単に検索できますが、そうした短距離間の地盤、地殻の相互移動が有った場合に、果たして堤防と言うコンクリートの長い構造物そのものがどれだけ「ポキンと折れずにいられるのか」と言うのは、わかっているのでしょうか?