快気分析

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仕組みとアプローチ -  三峡ダムは大丈夫なのか? その3 エクスパンションジョイントは有るのか?

2020-08-09 15:47:08 | 地震 津波
 三峡ダムの危険性については賛否両論有るようです。
 大地震に対してどれだけ耐えられるのか? 
 或いは豪雨が続いた場合に大丈夫なのか? などについて意見が様々なようですが、何しろ設計時の想定がどのようなものだったのかは個人的に把握していないので何とも言えません。
 ですが少なくとも言える事は上記以外の観点が欠落している、と言うの問題点なのではないか?と言う事です。
 その一つは地殻変動、地盤の相対位置の変化によってダムにどれだけ力がかかり、それに対してコンクリート作りの構造物がポキンと折れずにいられるのか?と言う点で、これは堤防と同じ原理です。
 橋などの多くは鉄骨作りなのでこうした地殻変動、地盤の相互位置の変動に対して有る程度は「撓む、伸びる」などで破壊を免れているのですが、ダムは何しろコンクリート造り。
 それが大した長さでないのなら問題にしなくても良いケースが多いのかも知れませんが、三峡ダムの長さは堤頂長(ダム頂上部の長さ)は約2309~2310mとの事です。
 こんな長い(もしかして一体型?かどうかはわからないが)コンクリート構造物がエクスパンションジョイントも無しに地盤の相対位置変動に対してその構造を維持できるのか? それは地盤、地殻がかなり安定していれば確かに可能なのでしょうが、ダムの両端部付近などの位置がGPS位置測定でかなり相対位置が変化しているのであれば、それなりにダムの構造体に力がかかっている可能性は否定できません。
 ですがダムもそれなりの強くできているのかも知れないし、或いはそうでないのかも知れず、そのあたりの観点でこのダムの設計がどれだけの地殻変動を想定していたのか?については、その計算データはネットではわからないので何とも言えません。
 更にこのダムは右岸発電ブロックと放水ブロックと 左岸発電ブロックにどうも分かれているようですが、その境界あたりにもしかしてエクスパンションジョイントかそれに同等なものがもし有るのであればある程度どはフレキシブルに地盤の変動に耐えられるのかとは思えます。
 実際にどのような構造になっているのかはわかりません。
 ただ言える事は「大地震や豪雨などの時のリスクについてだけ考えているだけはダメで、地震が大した事ではないにしても、或いは地震が無いにしても、緩やかな地殻変動、スロースリップ、地滑りなどでダムの両端などで相対位置の変動が有った時に、あの硬くて撓みにくい、伸び縮みしにくいコンクリート構造物がどれだけ耐えられるのか? そのあたりをGPS観測などで常時監視しているのか?」などについては注目しています。

仕組みとアプローチ -  更に有る ワーケーションのメリット

2020-08-09 07:47:26 | 新型コロナウィルスやパンデミック
 ワーケーションのメリットは先ほど書いた前回記事の内容以外にも有ると思っています。
 それは新型コロナウィルス感染拡大で観光客減によりダメージを受けている観光地に、不動産価値を見出せる事、テレワーク、テレオフィスなどで就労する人達が生活しながら仕事をするので直接間接で観光、リゾート地などの現地でお金が回る事です。
 観光などで特に人を密集させなくても観光地でお金が回る,と言う構造です。
 余裕の有る企業や事業者などはこうした観光地でお客減で苦境になっているホテルや旅館、民泊などを部分的に、或いは一棟ごとテレオフィスやサテライトオフィスとして借りてみてはどうでしょうか。
 或いはよほど条件の良いものならですが購入も悪くはないかも知れません。
 廃業や倒産している結構有名な旅館、飲食店なども有るようですから、物件によりけりではありますが激安で手に入れられるケースも中には有るとは思えます。
 現在仮に旅館や飲食店として使えなくても、テレワーク、テレオフィスなどとして当分使い、新型コロナ感染拡大問題が収束したらまた元の旅館や飲食店として使って収益を得る、と言う手法は(あくまで物件の良し悪しにもよりますが)悪くはないのではないでしょうか。
 そう言った点でテレワーク、リモートワーク、テレオフィス、リモートオフィスなどをより多く導入できる事業者程、今はチャンスなのかも知れないと考えています。

仕組みとアプローチ -  ワーケーションにはもう一つ意味が有る、それはWorkとSituationを合わせた言葉と思う理由

2020-08-09 07:28:07 | 新型コロナウィルスやパンデミック
 ワーケーションとはWorkとVacationを組み合わせた造語で、リゾートやレジャーに適したエリアに住んでこれらを楽しみながら、テレワーク、在宅ワーク、リモートワークなどを行う事のようです。
 人が狭い空間に集中する事が多い大都市での勤務を避けて、ワーケーションを進めれば新型コロナウィルス感染拡大をいくらかでも防止できると言う考え方で、政府もこれを推奨し始めました。
 業種によっては、と言う条件つきですがワーケーションが可能のものは少なくないので大都市集中化が近年顕著な日本ではこの動きは悪くなないと考えています。
 ただワーケーションにはもう一つの意味と利点が有ると個人的には考えています。
 それは先月22日に書いた記事、サブタイトル「レジャー、観光スポットで大都市からそう遠くないトカイナカは『ツブシが効く不動産』が多いのか」で書いた事に近いのですが、従業員がレジャー、リゾートなどを楽しむのではなく、投資としての在宅ワークやテレオフィス、リモートオフィスを持つ事です。
 何故このワーケーションに利点が有るのか?と言うと、それは仮に新型コロナウィルス感染拡大が今後も継続した場合、或いは別のパンデミックが発生した場合は、やはり大都市集中のオフィスなどの形態を維持するのは結局無理になって来るので、いずれは分散化が必要になり、それなら郊外、遠隔地などに今から事業所を分散移転させた方が良い、と言う事です。
 そして仮に新型コロナウィルス感染拡大が今後収束した場合、或いは別のパンデミックが発生しそうにない場合には、また大都市集中に回帰するわけで、確かに郊外や遠隔地のオフィスなど事業所の価値は低下するかもしれませんが、今度は観光スポットとしての価値が回復するので、その不動産を観光用にまた復活させれば良い事になります。
 なのでワーケーションとは「状況に合わせた仕事(収益を得るため為の活動)のスタイルを使い分ける」と言う意味でWorkとSituation(立場、状況、情勢 等)を合わせた造語と言う解釈でも良いと考えています。
 では新型コロナウィルス感染拡大がひどく進行もせず、また収束もしない中途半端なダラダラ状態が続いた場合にどうなるか?ですが、この場合にはワーケーションを導入してしなくてもあまり良い経済状況にはならない、と思われます。
 いずれにしてもパンデミックは新型コロナウィルス以外で今後永久に発生しない、などと言う事は普通考えられない以上、とりあえずワーケーションをしておくのは有る程度の価値が有るのではないでしょうか。
 別荘地の物件などが最近売れているケースも有ると言うのもその例なのかも知れません。