内容はサブタイトルの通りです。
以前にも記事にしましたが、全熱交換機は別に高性能フィルターの役目が有るわででは有りません。
なので建物からの排気(EXA)と外気(OA)の全熱(顕熱と潜熱の合計)を交換する為の全熱交換機で、この新型コロナウィルスの少なくとも一部が排気から、導入された外気に透過到達してショートサイクルとなり、再び(せいぜい中性能フィルターしかない事が殆どの)空調機(AHUなど)などを通して室内に供給される事になります。
空調機(AHUなど)や外調機などには通常の事務所ビルなどではせいぜい中性能フィルターまでですから、新型コロナウィルスなど有る程度は透過する可能性が有ると思われます。
では排気(EXA)と外気(OA)の全熱(顕熱と潜熱の合計)を交換する為の全熱交換機など何も使用しないでバイパスさせて外気を直接的に空調機(AHUなど)に導入したら良いのではないか? と考える方も有るかも知れません。
ですがそんな事をしたら、室内からの排気と、換気の為に導入する外気を全熱交換せずに空調した場合には、夏季にはもう信じられない位に冷房の為のエネルギーを消費します。
そもそもビル空調と言うのはそういう「全熱交換機を利用しないでビル管法に適合できる空調などできないように設計されているケースが多い」のです。
仮に全熱交換機を利用しないで外気導入するとなると、冷房熱源(冬季は暖房熱源)が室内の空気環境基準を満たせない事になる日が多くなる、と言う事になるはずです。
更に問題はこれだけに終わりません。
従来ならば室内の茎環境基準として二酸化炭素濃度が1000ppm以下で良かったのが、最近の新型コロナウィルス感染拡大に伴い、従来レベルの換気ではいけなくなって来ているのです。
ではどれだけ換気すれば良いのか?となるとそれはまだ定かでは無いのですが、少なくとも800ppm以下である事は確か、となります。
そうするとこれまでより更に多くの換気をせねばならなくなり、だとすると全熱交換機が仮に有ったとしても、これまでのビル空調の設計で果たして冷暖房(室内の空気環境基準は乾球温度17℃~28℃、湿度は40%から70%)が追いつくのか? となるとそれは無理な事が多いのではないでしょうか。
と言うわけで「新型コロナウィルス感染拡大に伴い、従来レベルの換気では足りなくなった」と言う時点で、既設のビルにおける空調の設計そのものが破綻しているのではないか、となって来るのです。
ただ人が殆どいないようなコンピュータルームなどはこれに該当しないケースが多いのでこれまで通りでも有る程度大丈夫な事が多いとも考えています。
以前にも記事にしましたが、全熱交換機は別に高性能フィルターの役目が有るわででは有りません。
なので建物からの排気(EXA)と外気(OA)の全熱(顕熱と潜熱の合計)を交換する為の全熱交換機で、この新型コロナウィルスの少なくとも一部が排気から、導入された外気に透過到達してショートサイクルとなり、再び(せいぜい中性能フィルターしかない事が殆どの)空調機(AHUなど)などを通して室内に供給される事になります。
空調機(AHUなど)や外調機などには通常の事務所ビルなどではせいぜい中性能フィルターまでですから、新型コロナウィルスなど有る程度は透過する可能性が有ると思われます。
では排気(EXA)と外気(OA)の全熱(顕熱と潜熱の合計)を交換する為の全熱交換機など何も使用しないでバイパスさせて外気を直接的に空調機(AHUなど)に導入したら良いのではないか? と考える方も有るかも知れません。
ですがそんな事をしたら、室内からの排気と、換気の為に導入する外気を全熱交換せずに空調した場合には、夏季にはもう信じられない位に冷房の為のエネルギーを消費します。
そもそもビル空調と言うのはそういう「全熱交換機を利用しないでビル管法に適合できる空調などできないように設計されているケースが多い」のです。
仮に全熱交換機を利用しないで外気導入するとなると、冷房熱源(冬季は暖房熱源)が室内の空気環境基準を満たせない事になる日が多くなる、と言う事になるはずです。
更に問題はこれだけに終わりません。
従来ならば室内の茎環境基準として二酸化炭素濃度が1000ppm以下で良かったのが、最近の新型コロナウィルス感染拡大に伴い、従来レベルの換気ではいけなくなって来ているのです。
ではどれだけ換気すれば良いのか?となるとそれはまだ定かでは無いのですが、少なくとも800ppm以下である事は確か、となります。
そうするとこれまでより更に多くの換気をせねばならなくなり、だとすると全熱交換機が仮に有ったとしても、これまでのビル空調の設計で果たして冷暖房(室内の空気環境基準は乾球温度17℃~28℃、湿度は40%から70%)が追いつくのか? となるとそれは無理な事が多いのではないでしょうか。
と言うわけで「新型コロナウィルス感染拡大に伴い、従来レベルの換気では足りなくなった」と言う時点で、既設のビルにおける空調の設計そのものが破綻しているのではないか、となって来るのです。
ただ人が殆どいないようなコンピュータルームなどはこれに該当しないケースが多いのでこれまで通りでも有る程度大丈夫な事が多いとも考えています。