快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

仕組みとアプローチ -  雹と太陽光発電パネル

2022-06-12 12:47:02 | エネルギー
 今月の2日、3日は関東地方で大粒の雹が降り各地で被害が出たようです。
 農作物や農業施設、自動車、建物などで被害が多かったようですが、太陽光パネルも被害を受けたものが有ったようです。
 この被害で、雹によってひび割れが多数だったとの事ですが、少し気になったのは「見た目ではひび割れには見えないが実は損傷しているケースが有るのかどうか」です。
 このあたりについては先例があまり無く、しかもソーラーパネルが外国製である事が多いなどの状況で、自分が確認できた範囲に過ぎませんが、はっきりした診断の事がまだネットなどではあまり流れていないように思えます。
 しかし建物に据え付けで設置するタイプは特にですが、ソーラーパネルの損傷劣化による火災のリスクが果たしてどれだけ有るのか、どいう問題になって来るはずです。
 私も自宅に非常用として太陽光発電ユニット合計数百W分とインバーターを持っていますが、あくまで簡単に移動できる規模としてです。
 以前にも太陽光発電について記事にした事が有りましたが、ソーラーパネルのリサイクルについて、その処理、再利用に関係する成分について、もっと安心して購入できるような規格や制度などが有ると良いかと思います。
 今回の雹は自宅周辺では降りませんでしたが、良い勉強になりました。
 雹だけでなく、台風などでも石や瓦などが飛んできてパネルを損傷させる事はあるわけで、やはりいざと言う時には屋内などに移動できる携帯規模程度のものにしておくと安心です。

仕組みとアプローチ -  放置林だらけ、しかも木材高騰の日本なのに何で電力不足なのか?

2022-06-12 10:08:10 | エネルギー
 この夏の電力不足が論議になっているようです。
 脱炭素化で火力発電所の休廃止が増えていると言うのが主な要因のようですが、仮にそうだとしても杉の放置林などをこの際、国や自治体が介入して建材として使える所は使う、使えない所は火力発電の燃料にするとかを実行すればある程度問題はクリアできるかと思います。
 山林の所有者も杉などの樹木を処分したくて仕方なくても伐採や搬出に伴う費用が木材の販売価格にもならないケースはかなり多かったのですが、昨今の木材価格高騰、石油、石炭、天然ガス価格の高騰でまあ放置林の伐採と利用はある程度採算が合うものも有るはずなので、タダで持って行ってもらえるなら伐採、搬出を許可する、と言う地主も結構いるかとおもいます。
 「結局、伐採した草木を燃やして発電するのであれば脱炭素かにならないのではないか?」と言う考え方も有るでしょうが、それは勘違いです。
 伐採した後には自然に草木が生えて来たりします。
 おそらく竹や葛あたりが繁殖するケースが多いでしょうが、いずれにしても二酸化炭素を吸収した分が草木の大きな割合になっているのですから、カーボンニュートラルの意味で脱炭素であるわけです。
 これら放置林の利用で燃料価格が多少上がったりしても、それは国内に支払われるおカネなわけで、つまり国内で循環するのですから燃料輸入のような「国富の流出」とはならないのです。
 最近、日銀の黒田総裁が「家計の値上げ許容度も高まってきている」と発言しその後に撤回したのですが、撤回せずに「例えば国内の放置林をフルに活用して電力不足や木材高騰などの問題を解決するなら、家計の値上げ許容度も高まって来る割合も増えて、そのメリットの分を経済的に困っている国民に配分すれば値上げ許容度を高くする事もできる」と訂正すれば良かったのではないでしょうか。
 放置林のフル利用はその他にもメリットが有って、例えば津波や洪水危険エリアの住宅などの建物をそうしたリスクの無い放置林だった所に移転できる事が多くなる、と言うのもその1つです。
 それから最近の肥料価格高騰ですが、草木の樹皮や落ちている枝葉などは窒素、リン、カリウムなどを多く含むケースが多いのでそれらを堆肥化させて肥料にする手も有ります。
 既にかなり堆肥化しているものも有ると思えるので利用次第で即効性が有るかと考えています。
 いずれにしても国産を多く使う事でおカネは国内で回る割合が多くなるので、例え多少の値上げ、物価上昇が有っても、それ以上に収入が増える人も多くなり不満は多くなりにくいと思うので、国や自治体などがそれをサポートする制度などを設ける事が重要かと思います。
 国だって「良きインフレ」であれば消費税もより多く入り、また国債だって安く償還できるわけで、つまり多くの国債を持つ「日銀に対して借金の踏み倒しができる」事になり、国の借金とやらも軽減できるはずなのです。