快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

仕組みとアプローチ -  観光関連産業にどのような活躍の場を与えるか

2022-06-15 20:59:02 | 国富の獲得か流出か
 個人的にはと言う程度に過ぎませんが、今の国際対立の状況では観光インバウンド需要はあまり期待できないと考えています。
 ですが観光業がもうダメか?となるとこれまでのスタイルを変えればそれなりに生き残れるかとも思っています。
 例えばですが、このところの穀物や肥料やエネルギー価格の高騰で「ならば土地の安い過疎地とかに土地所有して作物や肥料でも作ったり、薪ストーブや太陽光発電やマイクロ風力発電で自宅だけでもエネルギー自給の実験でもしてみようか、と考える人も増えているようです。
 それなら「そう言う需要を観光ツアーに取り込んでビジネスにすればそれなりに利用者は発掘できるか」と思えるのですが、ここで問題となる一つは獣害、もう一つは農地法による農地取得の制限や農業振興地域の宅地化制限です。
 イノシシ、シカなどならまだ在来種で仕方無い面も有ったり、それなりに猟師がいたりするのですが、外来種のアライグマ、準外来種のハクビシンなどは特に果樹にダメージとなる事が多いようです。
 これらの獣害問題を自治体などが解決しなかったり、或いは若い世代が農地を取得したり農地に家を建てたりするの支援しないと、せっかくの「村興し」のチャンスも生かせないのではないでしょうか。
 

仕組みとアプローチ -  観光インバウンド需要依存は国富獲得の切り札になるのか

2022-06-15 20:38:31 | 国富の獲得か流出か
 昨今の円安で外貨獲得の手っ取り早い方法として、観光インバウンド需要を取り入れるようにしようと考えている向きも多くなっています。
 これについては仮に観光客が目先で増えても、トータルで国富の獲得に結び付くのかどうか、と言うのはメリットとデメリットが半々かと思えます。
 ます昨今のウクライナ問題で在日米軍が有る日本は当然、米国側の立場をとっています。
 と言う事はロシアやロシアに賛同する、或いは中立の国々からの観光客はあまり期待できないのではないか?と言う点が考えられます。
 もう一つは今の日本の様に生産拠点を海外に移転させて空洞化している状態では、観光インバウンド依存になると観光客を日本に送り込んでいる国々に国際交渉で日本が不利になるようにされやすい、つまり「脅されやすい」からです。
 例えば日本に生産拠点が既に無く、ある海外から輸入するしかないと言う品目が多ければ多い程、もしその国との関係がこじれた場合であってもその国から製品や資源や食料などを輸入するしかありません。
 一方で、そうした国々が日本に観光客を送り出している場合には、簡単に「そんな事を言うなら日本への観光客をストップしてやる」と堂々と、或いは水面下で脅されるわけで、そうした場合に不利な条件を日本が飲まないといけなくなります。
 これって結局は国富の流出ですよね。
 なのでまずは各資源、各食料など、更にできれば工業製品など、を国内自給する体制が必要なはずなのです。
 既に生産拠点が海外に移転して久しいので特許関連で諸外国に押さえられて国内生産もままならない、と言うかとなるのですが、別に最新の技術でなくても例えば特許切れのジェネリック医薬品と同様、型落ち品などはある程度作れるし、結構高性能で安くて使えるものも有ります。
 観光インバウンド依存もどこの国の観光客なのかにもよりますが、いずれにしてもどの国も今は外貨獲得に必死なはずなのであまりアテにはせず、まずは食料とエネルギーの国産化、そして可能は範囲で生産拠点の国内回帰を進めるべきだと考えています。
  

仕組みとアプローチ -  資源価格や食糧価格の上昇と急速な円安 対策は多々有る

2022-06-15 19:51:26 | 国富の獲得か流出か
 このところの資源価格や食糧価格の上昇と急速な円安で日本国内では物価上昇、電気やガス、ガソリンなどのエネルギー価格が上昇しています。
 一方で円安だからと言って日本のハイテク製品が多く売れるか?と言うと既に生産拠点の多くが海外に出てしまっているので工業品輸出による外貨獲得の期待はできず、また外国人観光客によるインバウンド需要もまた新型コロナ以前の水準に戻るのはそう簡単ではない・・・そしてその一方では高くなった資源価格や食糧価格をそれも円安で輸入しないといけない、と言うだけでなく、工業製品も円安で高値で買わなければいけなくなり、まさに国富の流出のオンパレードと言った所でしょうか。
 それで日本全体が貧乏になりつつあり、それが物価高、最近は年金の減額などになっている感が有ります。
 実は国富の流出を防止する手段は多々有るのですが、それが明確化されていない点も問題かと思います。
 例えばですが以前の記事で書いた通り、杉などの放置林を伐採、枝打ちなどしてそれを燃料にする事。火力発電所での利用は当然考えられます。
 これらの森林の地表には腐葉土もある程度は有るのでそれらを肥料として利用すればある程度は最近の化学肥料高に対応できるかと思います。
 またお米を多く食べる事、例えば寿司を国産米と国産の魚介類や農畜産物で作って楽しむとかです。
 最近は円安の影響もあって小麦粉の方が米粉よりも2割前後高くなっているようですが、「ならば米粉を輸出して外貨獲得しよう」と言う発想になりがちです。
 しかし米粉を輸出してその代わりに高くなった小麦粉を輸入するのなら、最初から米粉を国内で消費した方が得に決まっています。
 確かに小麦粉を材料にしたものでないと好みに合わない、と言う人も多少はいるかも知れませんが、最近は米粉のラーメンとかも有ったりして工夫次第です。
 またせっかくですから、そこそこ漁獲が有るイワシとかで新鮮なものを(まあ念の為にマイナス20℃以下で24時間以上冷凍してから)寿司ネタとして国産米で寿司にするのもお得です。
 一般にイワシ、アジなどは家庭用の冷凍庫程度で冷凍すると、かなり食味が落ちると言う見方も有りますが、それは昔の家庭用冷凍庫でマイナス18℃迄しか出来なかった頃の話である事が多いのではないでしょうか?
 温度が高い程ゆっくり冷凍されてそれだけ魚肉の細胞破壊が顕著になるのですが、例えば自分が自宅の冷凍庫(マイナス24℃以下で24時間以上)で冷凍してから半解凍して捌き、刺身にすると結構イケますね。
 確かに回転寿司とかのレベル程ではないかも知れませんが、まあ美味さを楽しめるレベルです。
 それとイワシの胃腸だけ取り除いた肝臓とか心臓、アラとか頭部とかは、煮沸して醤油や生姜を入れてイワシ汁として楽しめます。
 DHAやEPA、カルシウム、その他の栄養もたっぷり含まれていて、これを仮にサプリメントで摂ると結構な価格になるかもと言う位に思えます。
 せっかく国内に豊な食材が有るのですから、それを利用しない手は有りません。

仕組みとアプローチ -  急速な円安 円安が善か悪か?と言う問題ではない

2022-06-15 12:31:50 | 国富の獲得か流出か
 この所の急速な円安で、6月13日には黒田総裁「急速な円安は経済にマイナスで望ましくない」と発言し、6月14日には鈴木財務相が「急速な円安の進行を憂慮している」と発信しました。
 結果として確かにそうなのですが、本質は「急速な円安、それ自体がどうなのか」ではなく、「急速な円安によって国富の流出になるのか、海外から国富を獲得できるのか」と言う点かと思います。
 現状では新型コロナとウクライナ問題などで、海外からの観光客などかつてのレベルは期待できないわけで、更に生産拠点が既に海外に移転してしまっているわけで、つまりは「日本全体では円安で国富の流出の方が大きい」と言う事になるので「望ましくない」となるのです。
 「何で国富の流出になるのか?」と言うと、新型コロナで外国人観光客のインバウンドが殆ど無い状況で、一方では家電などの各種製造物、半導体、エネルギーなどを外国から輸入しないといけないからです。
 つまり外国は「自国から海外に観光旅行に行って散在する行為を少なくできるから国富の流出は減るわけで、一方でこれまで輸出していた家電などの各種製造物、半導体、エネルギーは日本が簡単に自国生産できないので外貨獲得(つまり国富の獲得)になる」わけです。
 なので確かに急速な円安もこうした状況の一因ですが、仮に円高でも国富が流出していれば日本人は貧しくなるのです。
 これって物価上昇か下落か、安定か?と言うのも同じで「国富が流出していれば物価上昇でも下落か、或いは安定していても日本人は貧しくなる」し、反対に「国富を外国から獲得していれば物価上昇でも下落か、或いは安定していても日本人はより豊かになる」・・・・・そう言う事ではないでしょうか。
 まあ国内で特定のグループが得られた国富を庶民に配分しない場合はまた別な話になるのですが、モラルが徹底されていれば上記の原理の通りになるはず、と考えています。

仕組みとアプローチ -  停電リスクと水道と地震

2022-06-15 12:10:49 | 火山 地震 津波 
 前回記事の延長理論なのですが、計画停電であれ、計画外の停電であれ、停電リスクが有るとそれなりに個人が対策する事になります。
 一般に水道局や水道の供給タンクに関連する電力は停電しにくいように、電力供給事業者が工夫したり、或いは水道局の方で発電システムを持っている事が有るのかも知れません。
 ただこのあたりはどれだけの優先順位なのか、信頼度なのかが一般人にはあまりわかりません。
 なので停電リスクが言われ始めると、水道の圧力供給もストップするのではないか?と心配して、室内で貯水する人も多くなるかと思います。
 水は生活に必要なのは無論、特にトイレの水などは、自分の排泄物を人に見られたくないのが普通なわけで、そこのあたりを懸念する人は多くなるかと思います。
 なので停電で水道のダウンが想定されると思ってしまうと、例えば水道管直結で揚水ポンプが必要無いような2階建てのアパートとかで、室内に多めの貯水、それも何百リットルとか貯水する人もいるではないでしょうか。
 鉄筋コンクリートの建物ならある程度の耐震の余裕が有る事も多いかも知れませんが、軽量鉄骨や木造のアパートなどでは設計想定や経年劣化などでそうした室内貯水による建物への荷重により耐震性がかなり落ちる可能性も有るかと思います。
 そんな時に大き目の地震があれば例えばアパートの1階がペシャンコになる、と言う事も考えられなくないわけです。 
 ただ対策はそれ程難しくはなく、アパートの住民に「貯水は室内では(例えば)50Ⅼまで、それ以上は敷地に貯水の容器置き場を設けるのでそこに保管して下さい」と徹底すればかなり解決できるケースは多いのではないかと思っています。