快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

仕組みとアプローチ -  停電リスクとマンションと地震

2022-06-14 18:50:18 | 火山 地震 津波 
 この夏の電力不足なのですが、それが計画停電であろうと、或いは突発的な停電であろうと、いずれにしても停電は起こり得るわけで、対策として受水槽や高架水槽で貯水できる限界以上については各々の住民が室内で貯水する方向になるのかと思います。
 いずれにしても停電が起きるとその時間にもよりますが断水になるわけで、そうすると例えば飲み水だけでなく炊事や手洗い、そして特にトイレの水を流せなくなります。
 なので多くの人はそうした断水の備えて貯水する事になると思います。
 で、その貯水ですがまずは浴槽に十分な水を貯める、そしてペットボトルとかポリタンクとかに貯水するとかになるのだろうと思います。
 そうした状況で考えられる事の一つは、そんな時に大き目の地震が襲うと、建物の荷重がかなりになり、耐震性能に影響するのかどうか、と言う点です。
 これはある程度の余裕を見て設計している事が多いとは思いますが、震度や地震波の特性次第では影響しないとも限りません。 
 例えば1戸あたりが500Lの貯水を部屋内にした場合、100戸では合計50トンの荷重増となります。
 仮に耐震に問題無いとしても、部屋内の置いたポリタンクなどが地震で移動したりとかで破損して水浸しになって階下に水漏れとかの可能性も無くは有りません。
 どれだけ部屋内に貯水して良いかと言うのはそのマンションとかで予め決めておいた方が良いのではないでしょうか。
 中には部屋内に数トンとかの貯水をする人だっているかも知れないので。

仕組みとアプローチ -  家計の値上げ許容度が高まるのはいつか

2022-06-14 08:02:52 | 国富の獲得か流出か
 日銀の黒田総裁が今月6日の講演会で「家計の値上げ許容度も高まってきている」と発言した件について、多くの批判が出た事により、黒田総裁が発言撤回を撤回しました。
 まあ新型コロナで海外旅行を控えたような比較的経済的に余裕が有る人達なら「家計の値上げ許容度も高まってきている」と言う面も有り、そう言う層の国民には値上げされたものをやや高くても買ってもらう事で経済循環もいくらかは円滑になるのでしょうが、一方で過半数の経済的に余裕が殆ど無いような国民にとってはそう言う状況ではないわけです。
 今の日本がせっかく円安でも観光客が新型コロナ以前程来るわけでもなく、生産拠点を海外に移転してしまった後なので工業製品を輸出する事で利益を得る事も期待できず、だからと言って国内で電気製品や農林水産物を自給できるかと言うと輸入依存体質がすっかり根付いてしまっているわけで、円安であれば輸入をすればする程、国富の流出は多くなるはずだと考えています。
 諸外国だってシタタカなわけで、こうした日本の状況を狙って円安を仕掛けて来ている可能性だって想定しておいた方が良いのではないでしょうか。
 ではとりあえずの対策ですが、まずはエネルギーと食料の国内自給度を高める、と言う事かと思います。
 国内は耕作放棄地だらけ、放置林だらけですが、これらを公的資金で公共事業や公的補助などをすると、20年以上前なら特にですが、「それは外国からの輸入を妨害する保護貿易主義だ」などと言われて容認されていませんでした。
 今の「何でもかんでも輸入しないといけない体質」はこの時に構築された感が有ります。
 しかし前回の記事でも書いた通り、今回の資源価格上昇はロシアとウクライナの問題と言う軍事的問題、それと異常な気象による穀物の不作などが要因なので、だとすれば「こうした要因で食糧やエネルギーや鉱物資源などが手に入らないとなると国内自給せざるを得ないわけで、これは保護貿易主義ではない」と言えるのですから、これをチャンスと国内自給の為に各種対策ができるのではないでしょうか。
 「家計の値上げ許容度が高まるのはいつか」・・・・・・・それは国内自給度が増した場合ではないででしょうか。
 自国産のものが仮に価格は高くてもそのおカネは国内の国民に多くが回るわけで、(それを何か他のプロセスで外国に吸い取られない場合にはですが)「値上げされたものでもそれを買えば国内で回って、やがて高いものを買った人にも恩恵が来る」と言うロジックです。
 もう遠い記憶になりますが、1980年頃までの日本は仮に高価格のものが有ってもこんな感じだったように思えます。

追記 2022.06.14

2行目に誤植が有りました。
「黒田総裁が発言撤回を撤回しました。」は「黒田総裁が発言を撤回しました。」に訂正です。