快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

仕組みとアプローチ -  猛暑が酷くなった一因 エアコンの使い過ぎと世界的な生活水準のフラット化

2022-06-25 13:02:19 | 地球温暖化
 実際に地球が温暖化しているのかどうか、或いは温暖化の一因が二酸化炭素なのか?と言うのはまだ良くわかっていないと思っています。
 ただ真夏の暑さが酷くなっていると言うのは世界的な傾向に思えます。
 それで私が子供の頃に真夏に何をしていたか?で考えれみました。
 私は小学校の頃、主に北関東に住んでいました。
 その頃に真夏の暑さなんですが、最高で35℃くらいはやはり行ってましたね。少なくとも30℃以上は有って、高い時は35℃。
 でも当時はエアコンなんてありません。せいぜい扇風機です。
 それで真夏の昼間に何をしていたのか?と言うと、近くの林や里山にカブトムシとかを採りに行っていたか、プールに行ってました。
 今のように「熱中症が危険だから出歩かないように。無理せずにエアコンを使って」とかなんて言われませんでした。
 実は林の中、里山の森林の中って、結構涼しいのです。
 だから特に熱中症にもならなかった。
 それとプールも当然、体を適度に冷やしてくれて、帰りに食べる焼きそばの美味しさが今でも記憶に残っています。
 今はと言うと、「30℃を超えたら熱中症の危険が高くなるので家にいて必要に応じてエアコンで
冷房すべき」と言って注意を促しているケースが多いようです。
 だから屋内にいてエアコンで涼み、なので更にエアコンの排熱で特に都市部などの人口が多いエリアの温度上昇が激しい。
 これだけで昔と比べてどれだけ電気を消費しているのか、と言うのがわかります。
 そしてもう一つ。
 当時は日本を含めて先進国は世界でごく僅か。その名残りが先進7か国です。
 今や日本は一部の科学や技術を除けば先進国から脱落同様になりましたが、当時、或いは1980年代までは仮にエアコンを今のように使ったとしても世界全体ではたかが知れていたわけです。
 ところが1980年代後半、特に21世紀になってからは新興国、途上国の生活水準が飛躍的に高くなり、エアコンなども普通になりました。
 例えば40年以上前なら世界でせいぜい5億人から6億人程度がエアコンで冷房して涼んでいたのでしょうが、いまや十億人~数十億人が同じようにエアコンで冷房し出したのです。
 エアコンは冷凍サイクルの成績係数にもよりますがいずいれにしても冷たくなった熱より排熱で熱くなった熱の方が何割か多いですから、こうした発熱とエネルギー消費行為を数十億人が始めたらやはり地球はどうにかなるわけですよね。
 レジ袋だって昔は紙だったのに今は自然分解しないのが殆どのビニール袋で、これがエアコンよりも更に安くて世界の人達、数十億人が使い、中にはポイ捨てしたりする人達がいるわけです。
 ブラシやタワシだって昔は自然素材だったので腐ったりはしましたが、だからこそマイクロプラスチックとかの問題も殆ど無かったのです。
 今は殆どがプラスチックで、しかも磨いたりするのに使われるわけですから、摩耗した分はそれこそマイクロプラスチックとなってどこかに漂ったり積もったりするはずです。
 日本の中だけで考えるとよくわからないのですが、日本人と同じようにエアコンを使ったり、プラスチックを使ってる人達が世界で日本の10倍~数十倍に膨れ上がったわけです。
 何せ平均的な日本人よりも高い生活水準の人達が諸外国で激増したのですから。
 この状況から見て「このままでは地球が何らかの形で当然ぶっ壊れてしまうのは理にかなっている」と思うのが普通ではないでしょうか。

仕組みとアプローチ -  カナダが使い捨てプラスチック製品の製造・輸入を禁止した件をこう見る

2022-06-25 10:28:04 | マイクロプラスチック問題
 サブタイトルに有る通り、最近カナダが使い捨てプラスチック製品の製造・輸入を禁止する予定との事です。

引用開始(一部抜粋)

https://jp.reuters.com/article/canada-plastic-idJPKBN2O2019

ワールド
2022年6月21日9:42 午前4日前更新
カナダ、使い捨てプラスチック製品の製造・輸入を禁止

[20日 ロイター] - カナダ政府は20日、リサイクルが難しい使い捨てプラスチック製品の製造と輸入を禁止すると発表した。声明では「いくつかの例外を除き、今年12月に発効する」としている。

新たな規制では、リサイクルせずに捨てられるプラスチック製のレジ袋や食器、食品容器、ストローなどが対象になる。

統計によると、カナダでは毎年最大150億枚のレジ袋、毎日1600万本のストローが使用されている。

引用終了

 随分と思い切った事をするものだと言う感は有りますが、しかし良く考えてみるとそれなりの背景が有るようです。
 その1つは今月10日に当ブログで書いた記事、サブタイトル「レジ袋 昔のような紙のレジ袋ならまだ許容範囲」の内容に沿ったものだと考えています。
 紙袋や木材、或いは海藻などを使ったレジ袋や食器、食品容器、ストローなどが世界で多く利用されるようになると潤うのはどこの国でしょうか?
 当然ですがそう言う国の一つは森林資源、海藻資源などが多いカナダです。(日本も同様に森林資源は多く、海藻資源は近年やや減ってはいるものの少ない方ではありません。)
 つまり国益も考えて方向性を示している面も有ると思います。
 以前の記事でNTTが最近リモートワークを基本とする方向性を示し、一方でホンダがリモートワーク離れを始めたと言う理由も各社の業種と関連する利害の面が大きいと思っているのと同じではないでしょうか。
 草木を利用したものは多少手間がかかって価格が高くても、マイクロプラスチックを広い海洋から回収するのに比べればその負担は微々たるものであり、また草木は十分に再生させれば「再生可能エネルギー」の最たるものです。
 世界は今後こうした方向に行くのではないでしょうか。