この絵は、色鉛筆で描かれたナンセンスな感覚爆発な作品。
ヒロクニさん自身は、眉間に縦じまの線が三本を浮かべた表情で絵を描くのですが、わたしにはわけの分からない2人の人物だ。性別は男性だと思う。ところが、この絵を見ているうちにTシャツを作ってしまった。プリントTシャツです。
アルトーくんと柄名をつけた。
薄いブルーのTシャツで、U首で重ね着に向く比較的薄い目で、着るとわりとさらっとした生地のもの。
このTシャツの名は、アルトーくん。ヒロクニさんがアントナン・アルトーの描いた自画像を持って、美容室に行ったことがあるからだ。
文字は、ヒロクニさんが大好きなCDの曲の題名が描いてある。文字もヒロクニさん独特の書き文字。意味の分からない文字もそのまま使った。
絵に近い雰囲気を再現したかった。少し蛍光色をほんのり調合してあるので、結構ポップなTシャツが出来あがったと喜んでいる。
ヒロクニさんは、「もう一人は、入れないの?」と言うので、あっさり答えた。「もう一人は、おっさんに見えるからダメです」と。納得したようで、わたしの前から姿を消した。落書き風で、元気印なTシャツが出来上がってわたしも納得しています。
そして、タグまでつけた。
しかし、途中で電子ミシンが動かなくなって壊れてしまったので、手縫いでタグを縫い付けたら、裁縫がイマイチで縫い目がガタガタしています。今、ミシンは修理に出していてその修理費が、31,150円らしい。刺繍は出来るのに何故直線縫いが出来ないのだろう?針に糸が通らなくて老眼のわが身が悲しい・・・・。でも、やる時はやるわよ!!と鼻息が荒いわたしです。
これは、自分用のTシャツ。
刷るのに失敗が何箇所かあり、ついでに実験材料にした。
骸骨の模様(もちろんヒロクニさんが描く骸骨だ)を水玉模様のように押していって、左肩に紺色のバイアステープを縫い付けた自分用のちょっと怖い、誰も着たくないというか、着るのは勇気がいるTシャツだ。骸骨が散らばっていてサイケムードなのです。これは、白地の普通のTシャツがボディです。左の赤の部分に微妙にオレンジ色が入れてある。これには、ちょっとしたコツがいる。失敗に失敗を重ねいろんな工夫の必要がいることをメモしている。失敗の中から発明することもあり、面白いなぁと試行錯誤中です。既製品にはない面白さをプラスしたい。
年甲斐もなく、近所をこのTシャツを着てウロウロしています。頭のちょっと可笑しい主婦として存在しているのだろうなと思っている。左腕の手首には、インドでのボディアートというか、インドでの習慣の文様を描いてもらったばっかりだし・・・。なんとなく刺青に風に見る人は見るかもしれない。ここは、インドじゃなくて日本だからね。蓮の花が手首にあるのです。サイケなTシャツにインドの刺青のおばさん・・・。怖い存在だ。その上サングラスをかけたらもっと怖い。上品から程遠い感性!音楽は、キース・リチャードのソロにもはまっている。パソコンでの作業の時強い見方は音楽です。
Tシャツは、背中に手書きの文字を1色で刷ってと、出来上がりです。
ヒロクニさん、絵を描き始めると忘れてしまっているのです。そう、毎日、忘れているのです。
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