絵の裏には、「理想の運転士」
1013.2.14
武内ヒロクニ と書き込まれている。
シュールな色鉛筆作品。この絵は、何なんだ?意味を読み取ることは不可能であります。
シュールレアリズムの作家で有名なのは、サルバトール・ダリ、マックス・エルンスト、イブ・タンギー、ジョアン・ミロ、ポール・デルヴォー等が有名です。
日本では、古賀春江、深沢一郎が有名です。
ヒロクニさんは、瀧口修造氏に一度だけ、瀧口修造氏の個展会場で会ったことがあり、「私が瀧口でございます。拙い作品ですがご覧ください・・・」と言われ、その謙虚な姿に打たれたそうです。「小さな作品が多かったけれど、実物を始めて観て、繊細さに感激した」とその時のことを話してくれます。ヒロクニさんも絵画青年で、「瀧口氏に会った」という事態だけで、握手したその手は、しばらく洗えないと思ったらしい。
(絵画清純派の青年だったみたいで、ヒロクニさんて可愛いなぁ~と微笑ましい)
すこし、変わったシュールレアリズムの作家、マックス・ワルター・スワンベルクとハンス・ベルメールがいます。ハンス・ベルメールは、人形作家の四谷シモンに深く影響を与えています。
スワンベルクという作家は、あまり知られていないと思いますが、ヒロクニさんに教えて貰い画集などを見せてもらいました。装飾性が強い、不思議な絵で、描かれているものは人物が多いのですが、妖怪と妖精の間のような雰囲気が忘れられません。アール・ブリュットの世界に近い感じがする画家です。
最近、「俺は、シュールレアリストなんだよ」とシュールレアリズム宣言をしています。
「俺の作品は、LOVE SONG、LOVE BALLADEなんだ」とも。
ここの所、日本のシュールレアリストの小牧源太郎氏の個展にも出かけた過去を思いだし、「とても、感激した」ことを、食事の時間に話してくれます。
わたしは、小牧源太郎の絵は全く知らなくて、後でネットでどんな作品か確かめました。ヒロクニさんって、知らないような画家の名前を良く知っていて、いつも後で調べます。
季節は、春めいてまいりました。梅の花がほんのりと咲きはじめました。
アネモネも咲き始め、春が来ていることを実感します。
身体も冬の終わりを感じて、のびのびと伸ばしてみたりしています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます