ヒロクニさんが描いた唯一の「戦争」がテーマになっている作品。
タイトルは「兵器の購入」。もちろん色鉛筆画。
武内画伯は、現在78才ですが、この絵は40代に描かれたもの。
私はこの絵を非常に評価しています。
戦争画には、勇敢に戦う姿の絵や、戦闘の様子を描いた絵や戦争の悲惨さをかいたもの等いろいろありますが、
この絵は、そういう要素がなく、あまりないタイプの絵だ。
武内曰く、「戦争の概念を描いた」と。
この頃は「概念や観念的」を思考していた時期の作品なんですね。
おもちゃのようなヒコーキを中心に丸く縁取られた、
紐のようなものと繋がっている小さな土の山は何を意味するのか?
不吉な人型や鞭のようなものが配置されている。
この絵は、「戦争の概念」を描いたというように、戦争批判でもなく、平和への願いという要素もなく、
概念に徹した作品なのです。戦争の要素を凝縮したリアリズムがある。
たから、普遍的であり続けるこの絵を、私は凄く評価しているのです。
今現在起こっているISのテロ問題でもこの絵を当てはめることが出来ると思う。
私が思うには、ISは潤滑な資金を持っている。
誰かが、ISから安い石油を買って、儲けている。その金がISの資金へ。
また、どこかがISに武器を売って儲けている。
その武器と資金を兵頭攻めにしてしまえば、ISは活動が出来なくなる。
それをしない。
裏で儲けている人にしたら、延々と続いて欲しいのが現状なのでは?と推理します。
今日は何故こんな事を書こうと思ったのかと言うと、テレビでヒロクニさんは、初めて「辻元清美」を見て、
「何で、この女は戦争、戦争、戦争という事ばかり言うのだ!!」と発狂するように怒り、ふて寝。
確か、ニュース23だったと思う。元防衛大臣だった小野寺氏と辻元氏が対談をしていたと思う。
ヒロクニさんは、辻元氏も小野寺氏も知らない人なんです。
たまたまテレビを付けたら、2人が話していたと・・。
ふて寝しているヒロクニさんの所へ行ってみると、
「せっかくさほりと夜の語らいをしようと思っていたのに、あの口とんがらせていう物言いはなんだ!
戦争、戦争ばっかり言いやがって、気分がすっかり嫌になってしまった。
中国には言えよ!あのどあつかましい顔。人の話を聞こうともしないあの態度はなんだ。
いやな女だ。あんな傲慢な女・・・・。」
「さほりと語らう予定だった気持ちが・・・消えてしまって・・・・」
語らう予定だったのか・・・それは知らなかった私です。
そして、「テレビを付けた俺も悪かった」と言って反省モードに。
私も辻元氏にあだなを付けていて「ソーリー猿」と呼んでいる。
夫婦って、意見が合うのね・・と思った瞬間でした。
テレビでのヒロクニさんの反応って面白い。
ヒロクニさんは「習金平」も嫌いだ。
神戸でのトークの最中に、急になんの脈絡もなく「習金平の豚まんヤロウ」とのたまった。
ヒヤリとしたことがある。
テレビに習金平が写ると「こいつの顔みていると、犯罪者のようにおもえるんだ」とも言う。
私は、中国共産党がしている民族弾圧でチベットやウイグルの人が虫けらのように殺されていることを
知っているので「当たらずとも遠からじ」と思い、ヒロクニさんて鋭いと感心した。
ISよりも酷い殺し方で、拷問道具を使って長時間痛めつけて殺すし・・・。
私は、中国共産党の残虐さがとにかく嫌い。
私は習金平を見る時は、顔色を見ることにしている。
面白くない顔をして顔色が良くない時は、内政がうまくいっていないというバロメーターとして見ています。
あと、私が瀬戸内寂聴さんをテレビで見ていた。
急に画面をヒロクニさんが通りながら見た。
そのとたん、「こいつだけは、姿も見たくない。テレビ消してくれ!」と。
そして、プッチとテレビを切った。
一応、ヒロクニさんは、「仏教聖典」なるものを部屋の片隅に置いていて、
仏教について含蓄がないわけではない。
禅寺の和尚と私にはついていけない難しい話をしながらいつも楽しそうであり、仏教でいう所の境地なんかを話している。
しかし、実行するのは至難の業といい、実行するのは難しいんだよ~と言う。
瀬戸内寂聴さんが、テレビで牛肉に執着している場面だったので、なんか許せないのでしょうね。
仏教は、執着を諌めていますし。
私は、テレビを見たおかげで、瀬戸内寂聴氏には興味がなくなってしまった。
ヒロクニさんは、野球を見ている時が一番安全です。
巨人を応援してるけどね。
今日はすっかり雨。
ちょと晴れた日に、庭全体の写真を撮りました。
これから咲く花は、黄色い水仙、アリウムの大きいの、チューリップ10本。
これからに向けてトマトの種を撒いて苗作りです。
豆も少し。←初めて挑戦します。
どうなることやら?
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正直、ヒロクニさんのこのシリーズの絵はどっから湧いてくるのか、よく分かりません。もの凄い絵であることは分かるんですが、、
武内の話を聞いていると、どうも幼少の体験からきていると思います。子守だったけんちゃんといる時に、空からアメリカ兵に銃撃を受けた体験や、疎開先の自然、生まれ故郷での徳之島風土。集団疎開での船に乗った体験など。そこからはじまったイメージが集約されていると思われます。
襲撃してきたアメリカ人の顔がはっきり見えたという記憶もよく話してくれます。それが一番怖かったといいます。
疎開という特殊な体験の中で、疎開した九州の自然、生活が、イマジネーションの根本のようです。だから、どこか土着的な感じの作品になっているように思います。
お返事遅くてごめんなさいね。個展が途中にあったのでバタバタしていました。