会場風景です。
その中の一枚。
この絵は、細かい作品なので、とてもじっと見ている人がとても多かった。
この度は、ヒロクニさんの絵のお客様は、一風変わっている人が多いなぁ~とつくづく思いました。
いつも来てくださるお医者様のコレクターの方は、「私は医者はやめたんよ」とおしゃる。
「何でやめたかというと、別に病気は直さんでいいんやないか?と思うことがあって、
「癌です。どうしましょう?と来られてもある程度の年齢だったら、直してまで長生きせんでいいんと違うか?
と思ってしまってな」。と言う。
「医者が、病気を治療しなくていいと思ったら、医者ちゃうやろ」。と。
「しかし、医者には時々、哲学がいるんよ」。
「今日も相談の電話があったけど、家族におばあちゃんは呆けてるということを家族が納得しないんや」。
「周りは、現実を受け入れなしゃあないねん。それが出来なくて電話がくるんや」。
という話をされる。
その先生も癌でいらしゃるが、「もうほってるねん」。
「人間よけいに生きて廻りに迷惑かけたらあかん」と言われる。
私は、なんか叡智というか、その覚悟に「サムライ」を感じました。
独学で和食のお店をしていらしゃるペコ様というお客様は、普段は仕事姿で現れるが、OFFの時のファションが、
ヒロクニさんより奇想天外である。
しかし、お料理は私好みで、非常に美味しい。
ヒロクニさんと古い友人の禅寺の和尚は、すっきりとして非常にまっすぐで、会っていると気持ちのいい人である。
この3人には、共通することがあって、仏教に関して身を寄せていることだ。
最所に紹介した医者様は、仏教哲学に非常に興味があり、それをなんとか実践できないか?
ある境地に到達できないか?という問いかけを感じるのです。
独学で和食の店をしている方は、お茶の精神を学んでいらしゃる。
お茶は禅から派生したものである。「お茶は男性ファースト」と教えてもらった。
そして、長年のヒロクニさんの友人の禅寺の和尚の登場。
和尚は、「心身脱落と言葉で言うのは簡単だが、実際にそうなるのはなんと困難なことか」とおしゃった。
ヒロクニさんの個展会場は、ポップな絵とは裏腹に、何故か仏教が引っ付いてくるので、
面白いなぁと会場にいて思いました。
不思議な現象でしょう?
仏教関係でなく、いい笑顔で「ヤァ!」と来てくれたヒロクニさんの古くから友人の笑顔。
それもまた、素敵だと思いました。こちらは剣道である。
珍客も・・・・。
絵本で有名なスズキコージ氏も個展に来てくださったのです。
(左がヒロクニさん、右がスズキコージさん)
6年前から、神戸の北野に住まわれいたと聞きました。
こんな感じの絵と絵本(スズキコージさんの)↓
ちょっとダーティーな猫がいいですね。
ヒロクニさんの親戚の方も来てくださったり、こちらは女性なので、女子会ができそうで、
これからの楽しみです。
最後に、頑張って一日だけ着物姿でお手伝いに行きました。
ギャラリーのスタッフが撮ってくれましたの。↓
なんか袖が短いような・・・。
体当たりで着物を着ているのだから、これでいいのだ。
全部我流で、着物の掟は知らないのだ!
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