ウマノスズクサは、アリストロキア酸と言う有毒物質が含まれた毒草です。
ウマノスズクサは、発ガン性、腎毒性があると言われています。
ジャコウアゲハ蝶と言うアゲハ蝶の中でも最も美しい蝶の幼虫の食草です。
ジャコウアゲハのメスは、ウマノスズクサの葉の裏に卵を産みつけます。幼虫が餌を食べやすいようにと言う事もありますが、有毒物質を含む植物を鳥が避けると言う安全上の対策です。
ジャコウアゲハの幼虫は毒を含む植物を食べて身体に毒を蓄積させて蛹になります。
毒があれば、鳥等の天敵に狙われないからです。
アサギマダラ蝶が渡りをする時に藤袴の花から毒を吸収するのと同じようなものですね…
有毒物質をムシャムシャ食べてジャコウアゲハ自身は大丈夫なのかと心配になりますが、きっと毒を持って毒を制しているのでしょう??
フグは毒を身体の中に持っていますが、毒の無い部分は極めて美味しく食べられますしある部分だけ有毒物質が含まれていますね。
ジャコウアゲハにも毒を貯めておく器官があるのでしょうか?
馬の顔のような形をした葉だけでなく、茎迄幼虫に食べ尽くされてしまうウマノスズクサには何か見返りがあるのでしょうか?
好きな人にはたまらない植物ウマノスズクサを紹介しました。