昨夜からの激しい雨も上がって、富士山が雲の間から頭を出しました。
五月晴れの空に向かって、黄素馨の新芽が精一杯伸びをしています。
上品な佇まい
馨の素と名付けられるに相応しい芳しい馨。
インドジャスミンと呼ばれ、御釈迦様も好んだ木です。
昨年暮れにご主人を81才で亡くされた奥様が訪ねて来ましたので、今年も黄素馨の花を差し上げました。
奥様は最初は遠慮していましたが、私がお仏壇に上げてと枝を切りました。
Г主人は、昨年黄素馨の香りを愛おしそうに、楽しんでいました。」と懐かしそうにおっしゃっていました。
思い出の花
花は毎年咲いて亡き人の思い出を蘇らせてくれますね…
三十年以上前に、私の実家から数本貰って来て挿し木にして増やしています。
実家では、毎年お茶の季節に中庭に数百輪見事なアーチ状に咲いていたのを、多忙な中、家族みんなで感心して眺めたのを忘れることが出来ません…
今年は我が家でも三十輪以上咲きました!