薄紅色のお茶の花
今日紹介するのは、珍しい薄紅色のお茶の花です。
私の故郷で、自園自製のお茶工場を営む幼なじみが、持って来てくれました。
毎年9月の中旬に咲きます。
小さくて可憐な花です。左下の丸いくて上半分白いのが蕾。
葉っぱに比較すると花の小ささが判ります。
葉はお茶の葉そのものですが、新芽は、みるくありません。
※みるい=お茶の新芽が柔らかい。静岡県の方言です。
反対語はこわい。 意味はかたい。赤飯はおこわと言います。
お茶の花
夢見るタンポポおばさん 2011 年11 月17日 毎日新聞 女の気持ちより
緑茶の季節
緑茶のおいしい季節になりました。
お茶の花は、10月から11月にかけて咲きます。
花は小さな白色で、黄色の雄しべがかれんです。
ツバキ科の植物のため、ツバキの花に似ていて、実もなります。
四十数年前、静岡県沼津市にある母校の中学校では、茶の実を拾って学校に集め、業者に売って図書室の本を充実させていました。
とても良い油がとれると聞きました。ツバキ油みたいなものでしょうか。
茶の実拾いはとても苦手でした。
実は手入れの行き届かない茶畑に落ちているので、害虫がたくさんいて、刺されてしまいます。私の実家は製茶工場で、お茶を栽培していましたが、ほとんど落ちていませんでした。
大好きな本のためとはいいながら、茶の実を拾うのにとても苦労した思い出があります。
多分、私の拾った茶の実の代金より、虫刺されの薬代の方が高かったのではないかと思います。
108歳のお祝いを「茶寿」というのを知っていますか。
静岡県には今年茶寿のお祝いの方が7人もいるそうです。
お茶が健康に良いからでしょうか。
秋の夜長、お茶にしませんか。
先日の台風18号の大雨による静岡県への被害に続いて、
関東東北地方で大雨により甚大な被害が出ています。
追い討ちをかけるように、今朝は東京を震源地とする地震も発生。
富士山麓でも、震度3を記録。
一揺れで秋晴れの爽やかな朝が不安な空気になりました。
地震。雷。洪水。噴火。
自然災害が多発しています。
毎日自然災害の報道を聞かない日が無い程です……
暑さも一段落して、お茶の美味しい季節になりました。
災難が次々に発生すると、身も心も疲れ果ててしまいます。
あれやこれやと疲れたら、小さなお茶の花を思い浮かべて
ちょっと一服お茶にしませんか。