goo blog サービス終了のお知らせ 

フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

de'jeune

2007-05-23 22:02:48 | Weblog
お昼に、スーパーに寄ったら、JRの忘れ物販売をやってた。見てたら、宝石、時計の多いこと。傘にめがね、本くらいは分かるんだけどシャツ、靴、ベルトCDデッキ、財布と思いつかないものまで売ってるのに驚いた。あれこれと見て、本を2冊買った。1冊50円で2冊で100円だった。昔は、こんな感覚で、新しい本を買ってたのにと思い出していたら、週刊誌が、50円だった。コーヒーが50円だった。だから、100万円というと凄いお金のように思っていた。ラーメンが、30円で映画が、40円くらいかな。今は、金額は変わったけど暮らしそのものは、昔より便利なだけで、豊ではあるだろうけど心の豊かさは感じない。昔は、もっともっと人は信じあってたような気がするのは、自分だけだろうか。この国は、確かに物質的には豊になったのだろうけど、何か、大切なものをJRに忘れてきて、ある日、それが、スーパーで売られているのに気づくような、そんな不確かなものを感じてしまう。心のどこかにそんな不安を抱えているから、美味しいものを探すのかな。人が、手間隙かけて作った素材で、作ったものは、大切なものをその一瞬、呼び戻す。
霧笛よ、男達を呼び戻せ!と言うが如く。何が大切か、徐々にではあるが、分かりかけてきた。ランチではなく、デジュネ。イメージから変えていこう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする