フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

大らかっていいね

2013-01-05 09:38:47 | Weblog
こだわらない人っていいね。昔はそんな人ばかりだったような気がする。こだわりを持ってもの造りしてる人もいたけどたいてい変わり者だとか偏屈だとかで済んでた。僕は、ケイコフの誕生日の話をケイコフの病状から説明しながらモニとエボナに話したんだ。俺ってコンだけ英語できたのかな?と自分でも不思議だったけどやっぱり心を込めて話すと言葉って出てくるみたい。「それでね、2日が誕生日なんだ。だから病室へ行ってね。荷物を降ろして僕はケーキ、バースデーケーキを買いにいったんだ。でもお店は開いてなかった。それでコンビニで小さなケーキを三つ買って病室に戻ってきてケイコフの枕元においたんだ。ローソクは点けられなかったけどマーチンがカード持ってきてたからメッセージ書いてね。マーチンと一緒に「happy birthday to you」を病室で歌った。そしたら途中から違う声が入ってきたんだ。見るとケイコフの息子のシン君が一緒に歌ってた。少し感
動したよ。」「oh,how nice」って二人とも誉めてくれた。それが嬉しかった。「How old
」って聞くから67と答えた。「67は若すぎる日本では」とエボナが言った。話題を変えるように今日はお母さんの誕生日と言うので年を聞くと57だって。オレは62でキミは?とワイワイガヤガヤ。後で知ったんだけどボツワナの平均寿命は51歳ジャマイカも60歳までいかないだろう。それなのにこの大らかさはなんと素晴らしいことか。と思った。あきらめてないんだよな人生。
コメント
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