フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

野良弁当

2013-01-12 09:53:43 | Weblog
山の畑は思ったより暖かくカバーオールを脱いでしまった。下は寒かったのにね。さっそく下の段に在る蜜柑を5,6個ちぎって木に刺してやる。するとメジロが様子見に来て仲間を呼ぶ。人のいる時は警戒しているがそう長くは続かない。誘惑に勝てなくなってきたら人がいようが平気で蜜柑を啄ばむ。こっちもなるべく動かないようにしているけど。野良仕事に来たんだからそういうわけにもいかず籠を持ったり鍬を持ったりして上がり下がりするもんだからメジロも忙しい。昼になってメシにするかと小屋の縁側に座って朝作ってきた弁当を空ける。

体を使うから蛋白質と炭水化物がメイン。甘い冬キャベツをたっぷり入れた玉子焼きがうまい。ごはんは、にこまるという米を炊いたもの。これが冷めてもおいしい。コシヒカリとか比じゃない。お茶は茎茶、スイーツは干し柿と東山。ほとんど弁当を食いに来てるような野良仕事だけどやっぱり弁当タイムは楽しい。人心地ついて畑をまわると咲いたばかりの水仙が迎えてくれる。

Oh seven daffodils shining in the sunなんて思わず口ずさむ。車の音がして下の畑にも人が来たようだ。今日は畑仕事にはいい天気だからな。
コメント
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